瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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大相撲には日本相撲協会が力士の育成を委託している相撲部屋があり、年寄(親方)が運営している。力士は相撲協会員であると同時に、いずれかの部屋の所属となる。原則として力士は、部屋の移籍はできない。本場所では同部屋力士同士の対戦はない(部屋別総当たり制)。部屋がいくつか集まって形成しているのが一門で、現在の角界は5系統に分かれている。一門はもともと、地方巡業を一緒に行っていた仲間が起源で、師弟関係や本家・分家関係で結び付いている。現在の一門に固定化したのは1946年で、出羽海部屋を中心とした出羽一門、時津風部屋と伊勢ノ海部屋などで形成している時津風一門、高砂部屋を中心とした高砂一門、二所ノ関部屋や佐渡ケ嶽部屋を中心とした二所ノ関一門、立浪部屋、宮城野部屋などが集まった立浪・伊勢ケ浜連合(2007年から立浪一門に改称)がある。冠婚葬祭での付き合いや、2年に一度改選される相撲協会の役員選挙では、理事・監事の選出母体として票の割り振りをする。


ウェブニュースより
 初の大関とりに挑む若元春がもう負けられない3敗目も「あと5番あるんで思い切っていきたい」 ―― <大相撲名古屋場所>◇10日目◇18日◇ドルフィンズアリーナ
 三役で2場所連続2桁勝利をあげて初の大関とりに挑む関脇若元春(29=荒汐)がもう負けられない3敗目を喫した。過去1勝0敗の阿武咲と対戦し、押し出されて敗れた。

 若元春は前2場所の合計が21勝。大関昇進の目安、3場所合計33勝に今場所は12勝が必要な計算で、残り5日は全勝が求められる。
 立ち合いで左差しを狙ったが、差し込めなかった。「ちょっと立ち遅れたが、それよりはたきにいってしまったところ。相手が(左差しを)警戒してくるのは当然なんで、そこで対応できるかが大事。自分のダメなところが全面に出た」と厳しい表情で振り返った。
 場所前から大関とりへの意欲は極力消していた。「番付を1つ上げるより、自分の実力を上げたい」。場所中も勝った相撲でも、反省材料を並べ、強い力士を目指す高い意識を示してきた。
 それだけに黒星以上に引いてしまった相撲に悔いが残った。「あと5番あるんで、思い切っていきたい」。可能性はまだ消えておらず、思い切った相撲で終盤5日間に臨む。    [日刊スポーツ 20237181736]

 【棋聖戦】藤井聡太棋聖が4連覇で7冠堅持「詰めろ」解消で「勝てそうと」佐々木大地七段下す ―― 藤井聡太棋聖(竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将=20)が挑戦者の佐々木大地七段(28)に2勝1敗とした、将棋の第94期ヒューリック杯棋聖戦5番勝負第4局が18日、新潟市西蒲区岩室温泉の「高志の宿 高島屋」で行われた。午前9時から始まった対局は、午後6時39分、84手で後手の藤井が勝ち、シリーズ3勝1敗で4連覇を果たした。これで16期連続タイトル獲得とし、羽生善治九段(52)が199700年に達成した15期を抜いて2位(位は大山康晴十五世名人の6366年の19期)となった。

 19日の21歳の誕生日の前祝いだ。「意識はせず、集中して指せたかなと思います」。かど番佐々木が得意とする相掛かりで挑むが、妥協せずに渡り合う。二転三転した終盤戦で、藤井が抜け出す。「後手6八と(82手目)と寄って勝てそうと思いました」と振り返った。一呼吸置いて手を渡したかと思うと、積極的に踏み込む。一枚上の勝負術を披露した。
https://www.youtube.com/watch?v=QWc_NJaxK0k
 来期勝てばV5で「永世棋聖」の称号を得る。「今期、防衛できたことをうれしく思っています。永世称号は初めてのチャンスなので、来期までに少しでも実力を高めて臨めるようにしたいです」。終局後の会見ではこう話した。
 3年前に初タイトルとなる棋聖を獲得して以降、誕生日直前の対局はすべて勝っている。20年は「藤井棋聖」として初めて対戦した7月18日のJT将棋日本シリーズで菅井竜也八段を下した。21年は王位戦第2局(7月1314日、北海道旭川市)で豊島将之九段に勝って11敗とし、初防衛への足掛かりとした。昨年は7月17日に棋聖戦第4局(名古屋市)で永瀬拓矢王座の挑戦を退け、3連覇を達成している。
 今回は7冠を堅持し、8冠ロードへまた一歩、前進した。「王位戦は続いていますし、王座戦の挑戦者決定戦も来月(8月4日)あります。(8冠を)期待していただくのはうれしいが、それほど意識していない。王座のタイトルに挑戦する機会が作れなかったので、そこを目指したい」。全冠制覇へぬかりはない。    [日刊スポーツ 20237181843]


 

ウェブニュースより
 自己最速勝ち越しに錦木「良いですねぇ~」所要103場所と歴代3位のスロー新三役に大きく前進 ―― <大相撲名古屋場所>◇9日目◇17日◇ドルフィンズアリーナ
 東前頭筆頭の錦木(32=伊勢ノ海)が、自己最速となる9日目での勝ち越しを決めた。大関経験者の御嶽海に逆転の寄り切りで1敗を守り、関脇豊昇龍、平幕の北勝富士とともにトップを堅持した。上位力士の成績次第だが、初土俵から所要103場所と歴代3位のスロー新三役に大きく前進した。1差で関脇の若元春と大栄翔、平幕の遠藤の3人が追う展開となった。

 押し込まれても慌てなかった。錦木は立ち合いで御嶽海にもろ差しを許したが、左上手を離さず食らいつく。土俵際に追い込まれても「残る体勢だった」と膝を曲げてじっくり耐えると一気に逆襲。寄って土俵を割らせ、自己最速となる9日目での勝ち越しを決めた。「勝ち越しって良いですねぇ~。チャンスをものにしました」とご満悦の笑みを浮かべた。
 32歳のベテラン。自己最高位の東前頭筆頭で臨む今場所は、序盤戦から快進撃が続く。初日の大関霧島戦こそ不戦勝も、横綱照ノ富士を撃破し、豊昇龍、大栄翔、若元春と大関とりの3関脇を総なめ。上位陣との対戦は終えて優勝争いの先頭で並ぶも、「みんな紙一重ですよ」と油断はない。
 兄弟子の春日山親方(元関脇勢)は下半身の力が十分に使えていることを好調の要因に挙げた。「今は膝が伸びないですよね。相手をしっかり受け止め、そこからまわしを取って、前に出られている」と指摘。現役時代は稽古仲間、引退後は親方として、ずっと一番近くで見守ってきた。「コツコツタイプ。急に変わったわけではない。今までやってきたことが実を結んでいるんじゃないでしょうか」と続けた。
 8月25日には33歳を迎える。初土俵より所要103場所での新三役となれば、玉龍(同107場所)、琴稲妻(同106場所)に続く歴代3位のスロー記録となる。このまま順調に白星を重ねれば、伊勢ノ海部屋としては1967年名古屋場所を制した横綱柏戸以来、56年ぶりの優勝に期待がかかる。
 同親方は「伊勢ノ海部屋に勢という名の力士はいなくなったけど、錦木の『勢』いで部屋が盛り上がれれば」。残り6日。白星を積み重ね、兄弟子の願いに応えたい。    [日刊スポーツ 20237172153]


 

相撲は千数百年も前に始まり、今のような形になったのが江戸時代(1603年〜1867年)です。力士は頭にまげ(江戸時代の一般(ぱん)的な髪(かみ)型)を結っていますし、審(しん)判役の行司(ぎょうじ)は約600年前の侍(さむらい)と同じ服装をしています。力士は取り組み前に土俵で塩をまきますが、そこには神聖な土俵を清める意味などもあり、日本の伝統文化が残っています。相撲は歴史あるスポーツとして日本の国技とも呼ばれています。野球やサッカーなど、たくさんのプロスポーツがありますが、日本で最も古くからあるプロスポーツは相撲です。
 テレビ中けいが行われる「大相撲」は、プロの力士による興行(こうぎょう)です。きたえあげられた平均体重150キログラム(約330ポンド)もの大男同士が素手でぶつかり合うので、はく力十分。ひいきの力士を応えんする声も大きくなります。
 力士は全部で652人(2021年3月現在)います。1年に6回、本場所と呼ばれる15日間の取組が行われます。取組の成績で順位が変わり、順位表は番付と呼ばれ、次の場所前に発表されます。一番強いのが横綱(よこづな)で、続いて大関、関脇(せきわけ)、小結、前頭までが幕内と呼ばれる上位クラスです。この下に十両、幕下、三段目、序二段、序の口と続きますが、十両以上が一人前の力士とされ、関取と呼ばれます。
 近年は外国人力士が増えています。通算勝ち星歴代1位のモンゴル出身の横綱、白鵬を始め、ジョージア出身の栃ノ心ら幕内42力士中11人が外国勢。全体では24人に上ります。国別ではモンゴルが18人、ジョージア1人、ブルガリア1人、ブラジル1人、ロシア1人、ハンガリー1人、ウクライナ1人です。(2021年3月現在)

ウェブニュースより
 まわし待った&下がり蹴り上げに沸く会場!翠富士が158秒の熱戦制し霧島破る ―― <大相撲名古屋場所>◇8日目◇16日◇ドルフィンズアリーナ
 優勝争いにも、昇進にも絡まないけど、これぞ結びの一番! の熱戦が館内を沸かせた。
 結びの一番は、新大関の霧島(27=陸奥)と、東前頭3枚目の翠富士(26=伊勢ケ浜)との対戦。霧島は途中出場でここまで2勝3敗2休で、翠富士は1勝6敗と精彩を欠いていた。その前の3番は、大関とりの3関脇がいずれも勝って迎えた結びの一番。右四つで潜り込んだ翠富士に対し、霧島は左から抱えて応戦した。打開しようと左から小手投げで振り、右はのど輪で押し込もうとした霧島だが、ここをしのいだ翠富士が再び、頭をつけて右差しの体勢を取った。
 両者の動きが止まった時、立行司の式守伊之助が、まわし待った。両者を静止させ、緩んだ霧島のまわしを、力いっぱい腕力を使って締め直そうとする。だが、これがなかなかうまく行かず、呼び出しの手を借りて何とかしのいだ。館内からは、どよめきとも歓声ともつかない声が沸き上がって、笑いも渦まいた。

 何とかまわしを締め直した後、待った前の体勢を、土俵下の佐渡ケ嶽審判長(元関脇琴ノ若)に入念に確認。ほどなくして再開された。
 再開後、今度は土俵に落ちた霧島の黒い下がりを、翠富士が右足で蹴り上げ、ここでも館内はどっと沸いた。力のこもったせめぎ合いの後、正面土俵で翠富士の右下手と、霧島の左小手の、投げの打ち合い。両者、強靱(きょうじん)な足腰で残したが、最後は霧島の右足が俵を踏み越し、翠富士が2勝目を挙げた。
 座布団が館内を舞う、いろいろあった熱戦は、158秒の、これぞ大相撲。まわしの締め直しに時間がかかったこともあり、ネット上では「結構時間かかってたから霧島も翠富士も辛そうだった」「伊之助さんの補助で颯爽と飛び込んできた呼出しさんかっこいい」「今の伊之助批判されがちだけど個人的には良い行司だと思う」「1人で頑張る伊之助の姿が切なかった」…などの声が飛び交っていた。    [日刊スポーツ 20237161852]


 

我が国の相撲の起源としては、古事記(712)や日本書紀(720)の中にある力くらべの神話や、宿禰(すくね)・蹶速(けはや)の天覧勝負の伝説があげられます。 相撲はその年の農作物の収穫を占う祭りの儀式として、毎年行われてきました。 これが後に宮廷の行事となり300年続くことなります。
 

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 快進撃続けた錦木が小結琴ノ若に完敗 先場所からの連勝は14でストップ「スパッと負けたんで」 ―― <大相撲名古屋場所>◇7日目◇15日◇ドルフィンズアリーナ
 東前頭筆頭・錦木(32=伊勢ノ海)の快進撃がついに止まった。
 三役以上ラストの対戦相手、小結琴ノ若に完敗した。「普通に入られた。もろ差しにくると思っていて入られた。横に振っただけ。何の意味もない。完敗です」と苦笑いしかない。琴ノ若とは場所前に出稽古で、その力を受けていた。「稽古場でも強かったから」。手の内をわかり合った対決に敗れた。

 先場所8日目から不戦勝を含めて積み重ねてきた白星は14で止まった。「次、連敗記録作ったらどうしよう」と言いつつ、「ま、スパッと負けたんで(黒星が)続かなければ」と切り替えを強調した。    [日刊スポーツ 20237151957]


 

ウェブニュースより
 錦木6連勝でV争いトップ 阿炎の引きも計算した押し込みを八角理事長も称賛「稽古の積み重ね」 ―― <大相撲名古屋場所>◇6日目◇14日◇ドルフィンズアリーナ
 自己最高位の東前頭筆頭に番付を上げて臨んでいる錦木(32=伊勢ノ海)が、6連勝で優勝争いの単独トップに立った。

 小結阿炎(29=錣山)のもろ手突きに、下がりながらも腰の重さで余裕は十分。冷静に相手の動きを見た後、今後は反撃の押し。ここでも相手を正面に置き、慌てて出ないところが今場所の錦木の強みだ。土俵際で阿炎の、逆転の引きを読んだかのような押し込みで、最後も体を密着させ右肩でショルダータックルにように圧力をかけ、押し込んだ。いなして体をかわそうとする阿炎を、そのまま押し出して先場所からの連勝を14にまで伸ばした。
 冷静さも持ち合わせた錦木の勝利に、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)も「錦木は引くのを待っている感じで、どっしりしている。稽古の積み重ねだろう」と称賛していた。    [日刊スポーツ 20237141945]

 【王位戦】藤井聡太王位が先手番ブレーク開幕2連勝!佐々木の得意「先手・相掛かり」撃破し完勝 ―― 将棋の最年少7冠、藤井聡太王位(竜王・名人・叡王・棋王・王将・棋聖=20)が佐々木大地七段(28)の挑戦を受ける、「伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦7番勝負第2局」が1314の両日、有馬温泉(神戸市北区)の老舗旅館「中の坊瑞苑(ずいえん)」で行われ、後手の藤井が98手で勝ち、開幕2連勝とした。王位4連覇まであと2勝とした。佐々木は初タイトル獲得を目指す。第3局は2526日に北海道小樽市「料亭湯宿 銀鱗荘」で行われる。

 藤井が佐々木のエース戦法を撃破した。最も得意とし、8連勝中だった「先手・相掛かり」。1日目、佐々木が相掛かりを選択すると、藤井は10手目に角道を開け、浮き飛車に構えた。相手の「秘策」に新たな対策を練ってきた。
 序盤戦について「手が広く、持久戦になる展開もあるのかなと思っていたが、積極的に動いてこられ、どう対応するか難しかった」と振り返った。
 1日目から前例を外れ、互いに長考合戦。2日目に抜け出したのは藤井だった。5段目に飛車と馬を配置して攻撃的な布陣からジリジリとリードを広げ、終盤に大駒の角を敵陣深くに打ち込んだ。最後は鮮やかに相手玉を寄せきった。
https://www.youtube.com/watch?v=UZZiwOi3Gf4
 「5筋の歩を突いていったことで、こちらの陣形もキズを抱えながらの戦いだった。ケアしながら指せればと思っていた」。リスクを覚悟しながら攻め続け、完勝した。「最後は一手勝ちの形になった」と話した。
 佐々木との棋聖戦、王位のタイトル戦局4では、いずれも先手番が制しており、両者の過去8局でも先手番が勝利していた。佐々木とのタイトル戦で初めて先手番をブレークし、流れを引き寄せた。
 豊臣秀吉がこよなく愛した有馬温泉での「名湯対局」は、これで4戦4勝。4連覇へ王手をかける棋聖戦5番勝負第局に中3日で臨む。前人未到の全8冠制覇には王位、棋聖の死守が絶対条件だ。名湯で疲れを癒やし、天下統一へ突き進む。    [日刊スポーツ 20237141712]


 

ウェブニュースより


霧島2敗目、豊昇龍・大栄翔1敗守る 名古屋場所5日目 ―― 大相撲名古屋場所5日目(13日・ドルフィンズアリーナ)新大関霧島は翔猿に寄り切られ、4日目から途中出場で初黒星。初日の不戦敗を含み1勝2敗2休となった。

 大関昇進を目指す3関脇は豊昇龍が小結阿炎を送り引き落としで退け、大栄翔は明生を押し出し、ともに1敗を守った。若元春は好調の錦木に寄り切られ、2敗目を喫した。小結琴ノ若は正代を寄り切って3勝目。
 勝ちっ放しはいずれも平幕で錦木、高安、新入幕の豪ノ山の3人。十両は全勝がいなくなった。〔共同〕   【日本經濟新聞 2023713 19:16


 

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 大関とり挑む関脇大栄翔が初黒星 金星錦木の勢いにのまれる ―― <大相撲名古屋場所>◇4日目◇12日◇名古屋市・ドルフィンズアリーナ
 大関とりに挑む関脇大栄翔(29=追手風)が、初黒星を喫した。横綱照ノ富士、大関とりの豊昇龍を破って勢いに乗る錦木(伊勢ノ海)の引っ掛けに屈した。

 初日に正代、2日目に御嶽海を下し、3日目には自身よりも48キロも軽い、116キロの小兵翠富士に何もさせず突き出して3連勝を飾った。もろ手突きの立ち合いから、のど輪で押し込み一方的に攻め続けた。3日連続の完勝。大関とりの3関脇で唯一、無敗を守り「力を伝えられている。いい感じ」と納得顔だった。
 直近2場所で計22勝を挙げた大栄翔は、同じく大関とりに臨む21勝の豊昇龍と若元春と比べ、1勝先行して今場所に臨んでいる。場所前には「(大関に)上がりたいと心から思うし、自分の力を出し切れば上がれるんじゃないかと思う」と力強く語り、精力的に稽古に励んできた。
 今年11月で30歳を迎えるが「稽古場の感覚、本場所の成績、気持ちの面でも、常に去年よりも強くなったと思っている」と、実力は毎年、上がっている実感があるという。
 会場のドルフィンズアリーナに飾られた七夕の短冊には「上の番付」と、自らの欲するところをストレートに書いた。名古屋入り後も充実した稽古をつめていることを強調。「チャンスを生かせるように、自分の気持ちをしっかりと持ってやりたい」と巡ってきた好機を逃したくない。4日目に初黒星を喫したが、気持ちを切り替えて、ここから白星を重ねていきたい。    [日刊スポーツ 20237121814]


 


国際数学オリンピック、日本6位 金メダル2個獲得 ―― 世界各国の数学に秀でた高校生らが難問に挑む国際数学オリンピック(IMO)の表彰式が12日、千葉市で開かれ、日本代表6人は金メダル2個、銀3個、銅1個を獲得した。国別順位は112カ国・地域の中で6位となった。

 金メダルは筑波大付属駒場高(東京)3年、古屋楽さん(17)、都立武蔵高3年、北村隆之介さん(17)、銀メダルは海城高(東京)3年、林康生さん(18)、長野県松本深志高1年、狩野慧志さん(15)、帝塚山学院泉ケ丘高(大阪)1年、若杉直音さん(15)、銅メダルは灘高(兵庫)3年、小出慶介さん(17)。
 日本人ではトップの成績だった北村さんは「目標の世界一には届かなかったが、今の実力は出せた」と笑顔。
 狩野さんは「実力以上のものが出せた。来年も参加して金メダルを取りたい」と話した。小出さんは「問題を別の順で解いていれば、もっと良い成績が取れた」と悔し涙。海外選手との交流については「常識は国によって違っていて、教育を受けられる幸せを感じた」と話した。
 IMOは今回64回目で、日本開催は20年ぶり。数学の能力を競う2日間のコンテストでは、それぞれ制限時間4時間半で3問ずつに挑んだ。国別順位の1位は中国、2位は米国、3位は韓国。〔共同〕    【日本經濟新聞 2023712 20:20


 

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 翔猿が金星獲得の大仕事「やばい、最後勝った時も何も見えてない」横綱の攻め耐えに耐えた56秒 ―― <大相撲名古屋場所>◇3日目◇11日◇ドルフィンズアリーナ
 西前頭筆頭の翔猿(31=追手風)が、横綱照ノ富士(31=伊勢ケ浜)から今場所の初日を出した。
 圧倒的に攻められながら粘りの相撲。56秒8の大相撲を制し最後は寄り切った。

 支度部屋で髪を結い直した後も、翔猿の息は絶え絶えだった。「やばいですね、久しぶりに。最後勝った時も何も見えてない。疲れすぎて」。横綱の攻めを耐えに耐えた約1分。「ゼー、ゼー」とはく息こそ、大仕事を遂げたあかしだった。
 初日から連敗で迎えた横綱戦。「連敗していたんで、勝ちたい気持ちが強かった」。出番前の支度部屋。他の力士より人一倍、付け人を相手に立ち合いを繰り返し、大量の汗を流した。
 現実はあっさり横綱に右四つに組み止められた。一気に前へ圧力をかけられるが174センチ、135キロの体は粘った。「(まわしが)外れそうになった」と一枚まわしがビヨンと伸びてもうまく回り込みながら、最後は横綱の膝裏から崩しながら勝利をつかんだ。
 頭上には大量の座布団が舞う。「座布団が舞ってたのは、今まで夢見ていた光景。体力はやばかったけど気持ちよかったです」。持てる力を使い切り10勝で殊勲賞の昨年秋場所以来2個目の金星を手にした。
 同部屋で埼玉栄高の後輩でもある関脇大栄翔が、大関昇進に向けて突き進む。場所前から「狙いたい」と堂々と公言してきた充実の相手と「いい稽古ができたんで。(この日も)がむしゃらにいくことができた」という。稽古を積んだ自信によって気持ちも折れなかった。「持ち味を出せた。うれしい」と言った。
 宿舎は三重県内にある。「移動に1時間半。往復3時間かかりますからね。遠いですよ」。そんな移動時間も、気持ちを整理するなどに使えるのだろう。今年春場所以来となる三役復帰にも「戻りたい」と意欲を示す。絶対的な主役候補に粘り勝った金星が、その原動力となる。    [日刊スポーツ 20237111934]


 

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 金星配給の照ノ富士は攻め急ぎ「我慢できず出てしまった」と八角理事長 力で負けない錦木を評価 ―― <大相撲名古屋場所>◇2日目◇10日◇ドルフィンズアリーナ
 自己最高位の東前頭筆頭に番付を上げた錦木(32=伊勢ノ海)が、殊勲の金星を挙げた。
 腰の重さには定評のある錦木だが、その強みをこの日の照ノ富士(31=伊勢ケ浜)戦でも発揮。立ち合いで右四つ狙いで踏み込んできた横綱の出足を受け止めると、やや後退しながらも横綱の右おっつけをこらえ左を差し込んだ。右もこじ入れると、たまらず照ノ富士は両腕をきめにかかった。そのまま寄られたが、横綱の体勢はやや不十分で腰も浮き気味。下がりながらも錦木は体を左に開き、強靱(きょうじん)な足腰で踏ん張りながら、左から小手投げを打ち、体勢不十分で出た横綱を転がした。

 照ノ富士にとっては、先場所9日目の明生戦に続く今年2個目の金星配給。錦木にとっては19年初場所3日目に横綱鶴竜を寄り切りで破って以来、通算2個目の金星となった。
 やや攻め急いだ感のある横綱の取り口に、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「照ノ富士は(錦木の両腕を)きめられなかった。その前に我慢できずに出てしまった」と、取りこぼした横綱の相撲を指摘。一方の錦木については「錦木は力負けしなかった」と評価していた。    [日刊スポーツ 20237101946]

 浅草「ほおずき市」PR 商店街を手締めで歩く ―― 東京都台東区浅草の浅草寺で九、十の両日開かれる「ほおずき市」をPRするため、浅草新仲見世商店街と六区ブロードウェイ商店街で六月三十日、店舗を一軒ずつ訪ねて手締めをする「ほおずきストリート」が行われた。
 法被姿の鳶(とび)の頭を先頭に、商店街の役員が約百二十店舗を回り、景気付けに一本締めの音を響かせた。新仲商店街のマスコット「新にゃか」、サッカーJ1のFC東京のマスコット「東京ドロンパ」も同行。新仲商店街とチームは、七年前から互いのイベントを盛り上げるなど交流している。にぎやかな隊列にカメラを向けたり、手締めの意味を尋ねたりする外国人観光客の姿も見られた。

 市の開かれる七月十日は「四万六千日」と呼ばれ、参拝すると「一生分の功徳が得られる縁日」とされる。浅草寺境内にはホオズキを売る屋台や飲食などの露店が並ぶ。災難除守(さいなんよけまもり)、雷除札の授与もある。    【東京新聞Tokyo Web 202372 1115分】


 

ウェブニュースより
 大関とり若元春「いい立ち合い」大栄翔「落ち着いて攻められた」豊昇龍「よく見ながら立った」 ―― <大相撲名古屋場所>◇初日◇9日◇ドルフィンズアリーナ
 大関とりに挑む3関脇が、そろって白星を挙げる好スタートを切った。
 若元春(29=荒汐)は御嶽海を寄り倒し、大栄翔(29=追手風)は正代を押し出し、豊昇龍(24=立浪)は翔猿を押し倒した。初日から貴景勝(26=常盤山)、霧島(27=陸奥)の2大関が不在となった今場所だが、その穴を埋めるべく、大関昇進がかかる3人が熱い名古屋を盛り上げていく。

   ◆   ◆   ◆
 若元春は大関経験者の御嶽海を圧倒発進した。得意の左差しから一気の出足で寄り倒した。「狙ってというか、体に染みついているもの。あの形になれば出るしかない。先場所は立ち遅れたが、いい立ち合いができた」と振り返った。
 「大関とりトリオ」でただ1人“意欲”を表に出していない。この日も「大関とかは考えていない。関脇とだけでも自分には多分な地位。関脇をまっとうすることだけを考えている」。その分、自身の相撲も冷静に見つめる。「相手が投げにくる時に体を寄せてしまう悪い癖が出た。まだまだと思う。帰って動画を見て反省したい」と言った。
 上位で競り合う厳しい状況の中、この「無欲さ」が武器になるかもしれない。「まわりが強いんで、けがを怖がっていたら力は出し切れない。番付だけじゃなく、自分も実力をしっかり身につけていきたい」。冷静に自己分析しながら、シビアな戦いに臨む。
   ◆   ◆   ◆
 大栄翔は終始攻めて快勝し、昇進目安の3場所33勝へ、残り10勝とカウントダウンに入った。大関経験者の正代を、立ち合いで下から突き起こした。いなして体を密着させようとした相手を左、右、左と、のど輪3連発で引き離した。最後も土俵際の相手に、逆転の隙を与えず腰を割って押し出し。「最後まで落ち着いて攻められた。今場所は、いつも以上に応援してもらっているので期待に応えたい」と、堂々と宣言した。
 小結の2場所前は優勝を目前で逃して12勝、関脇の先場所が10勝と、2場所で計22勝を挙げた。計21勝の豊昇龍、若元春を1歩リード。何よりも2人にはない優勝の経験がある。貴景勝に続き、霧島と両大関が休場。この日の協会あいさつでは初めて前列で並んだ。しかも八角理事長(元横綱北勝海)を中心に横綱照ノ富士と両隣。本来は大関の位置に立ち「いつもと、ちょっと違った」という、新しい景色を一足早く見た。勢いに乗って大関に昇進し、場所後は正真正銘、新しい景色を見るつもりだ。
   ◆   ◆   ◆
 白星発進となった豊昇龍だが、際どい判定に救われる結果となった。「相手ははたきもあるんでよく見ながら立った」と翔猿の攻めに警戒しながら圧力をかけて押し込んだ。翔猿との距離が一瞬、離れた時、前傾をかけた体が少し右に傾きながら泳ぐような格好となり、目標を失った左手が大きく空振り。その時、左手が土俵の砂をはいたように見えたが、土俵周りにいる審判部の親方衆から物言いはつかなかった。ヒヤリとさせる一番を制し、「何より勝てたことが良かった」と安堵(あんど)した。
 「すごく世話になっている」人から贈られた濃紺の締め込みを、今場所から着けている。新十両時代にも好きな青い色の締め込みを締めていただけに、今回は「同じ青は変なんで、黒っぽい青にしました」。大関とりに挑むライバル2人とともに白星発進も「普通に相撲を取っていました」と意に介さず「1日一番を大事に」と冷静だった。    [日刊スポーツ 202379225]

 浅草寺の天井画「龍之図」、剥がれ垂れ下がる…経年劣化か ―― 東京・浅草の浅草寺で8日、本堂の天井画「龍之図」(縦6.4メートル、横4.9メートル)の一部が剥がれた。経年劣化とみられ、寺は8日夜に撤去した。今後、修復を進めるという。

 浅草寺によると、剥がれたのは8日午前11時頃。天井から和紙が垂れ下がった状態になったが、寺は安全上問題はないと判断。本堂の公開は9日も通常通り行われた。
 龍之図は日本画家の川端龍子が1958年の本堂再建に合わせて描いたもので、色あせなどの劣化が見られたため、今秋に修復作業が行われる予定だった。

 浅草寺教化部執事の清水谷尚順さんは、「剥がれてしまうと思っていなかったので残念。一刻も早く修復したい」と話した。    【読売新聞オンライン 2023/07/09 18:43


 

プロフィール
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目高 拙痴无
年齢:
92
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1932/02/04
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くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


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