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四苦八苦
 苦とはサンスクリット語のduhkha(ドウクハ)に由来し、「ドウクハ」の「ドウ」は「悪い」という意味で、「クハ」は「運命」「状態」を表します。直訳すると苦とは、悪い運命、悪い状態となりますが、阿毘達磨(あびだるま)(紀元前2世紀頃の仏教文献)によると苦とは逼悩(ひつのう)と定義され、「圧迫して悩ます」という意味をもちます。つまり苦とは、自分ではどうにもならないことをいうのです。
 四苦八苦の四苦ですが、原始仏教や部派仏教の経典によると、四苦とは「人間として逃れられない必然的な苦しみ」である
 生苦(しょうく)(生まれてくる苦しみ)、
 老苦(ろうく)(老いていく苦しみ)、
 病苦(びょうく)(病気になる苦しみ)、
 死苦(しく)(死ぬ苦しみ)
をいい、さらに「人間として味わう精神的な苦しみ」である、
 怨憎会苦(おんぞうえく)(嫌いな人との出会いによる苦しみ)、
 愛別離苦(あいべつりく)(愛する人との別れによる苦しみ)、
 求不得苦(ぐふとっく)(求めても得られない事を求めてしまう欲から生じる苦しみ)、
 五蘊盛苦(ごうんじょうく)(人の存在そのものからくる苦しみ)
の四つの苦を加えて四苦八苦といいます。

 以上のように本来は四苦と八苦で合計八種類の苦しみを表していましたが、やがて、一般的に人間のあらゆる苦しみを指す言葉として用いられるようになりました。

ウェブニュースより
 7度目かど番の貴景勝、手痛い黒星発進 取り直しの末、高校の先輩・北勝富士に敗れる ―― <大相撲秋場所>◇初日◇10日◇東京・両国国技館
 両膝のけがで先場所は全休し、7度目のかど番で迎えた大関貴景勝(27=常盤山)は取り直しの末、北勝富士に敗れて黒星発進となった。

 取組前までの対戦成績は1310敗。埼玉栄高の先輩でもある北勝富士は、もともと得意とはいえない相手だった。先場所は優勝決定戦の末に初優勝を逃した難敵に敗れ、かど番脱出へ手痛い黒星先行となった。
 夏巡業には途中から合流した。朝稽古では相撲を取る稽古こそ行わなかったが「巡業に出れば、他の力士の相撲も見ることができる。見ることも稽古」と、連日、土俵下で四股、すり足などで大粒の汗を流した。さらに、金沢市での巡業ではぶつかり稽古で、ご当所の新十両大の里に胸を出すなど、会場を盛り上げつつ土俵の感覚を養った。
 今場所に向けては「勝ち越せなければ、大関の力がないというだけ。変に自分で緊張する必要はない。大関は優勝か、それ以外しかない」と話していた。場所前に時津風部屋に出稽古した際には、同じく出稽古に来ていた平幕高安に4連敗するなど両膝の不安を感じさせることもあった。それでも「だいぶ戻っている感覚はある」と話すなど、両膝を言い訳にすることは一切なかった。気力を高め、かど番脱出の勝ち越しへ巻き返しを狙う。    [日刊スポーツ 20239101757]


 

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目高 拙痴无
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1932/02/04
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くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


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