首相長男の会食、インド氷河崩壊、二階堂幹事長発言、大坂なおみ完勝

ウェブニュースより
　菅首相長男との会食は「年に１回」　総務省局長、衆院予算委で説明＜首相長男の接待問題＞ ―― 放送事業会社に勤める菅義偉首相の長男による総務省幹部の接待問題で、同省の秋本芳徳情報流通行政局長は８日の衆院予算委員会で、首相の長男と飲食をした頻度について「１年に１回程度、会食の機会を持ってきた」と説明した。
 
　会食を始めた時期や費用負担などの詳しい内容については、国家公務員倫理審査会などの調査を受けている事を理由に「先方に確認を要する事項もあり、回答は控える」と語った。同省の湯本博信官房審議官も、首相の長男と１年に１回程度、会食したと認めた。
　武田良太総務相は会食について「国民の疑念を招く事態に発展したことをおわび申し上げたい」と陳謝。調査について「徹底的にやらなければならないし、迅速に結論を出さなければならない」と話した。長男が勤める会社にも調査の協力を求める考えを示した。
　首相は「国民に疑念が抱かれることのないように、総務省でしっかり事実関係を確認し、ルールにのっとって対応してもらいたい」と重ねて語った。
　予算委では、調査中を理由に質問に答えない秋本氏らの対応などを不服とし、野党の委員が委員会を一時退席した。　　　（東京新聞　2021年2月8日 20時55分）

　インド氷河崩壊で川氾濫、14人死亡　トンネル内に30人取り残される ―― 【ニューデリー=共同】インド北部ウッタラカンド州で起きた氷河崩壊による川の氾濫で、PTI通信は、大きな被害を受けた水力発電所のトンネルに30～35人が取り残されたもようだと伝えた。行方不明者は計125人前後とみられるが、170人との報道もあり情報が交錯。これまでに14人の死亡が確認された。
 
　PTIは水力発電所のトンネルから16人が救助されたと報道。地元テレビは土砂に埋まったトンネルから救助された人が両手を突き上げて喜ぶ様子を伝えた。
　地元メディアによると、崩壊したのはヒマラヤ山脈にあるインド第2の高峰ナンダデビ山の氷河。崩壊の原因は分かっていないが、近年、地球温暖化の影響でヒマラヤ山脈の氷河が解ける恐れが指摘されている。
　下流域でも増水が予想されるとして、当局は観光地としても有名なヒンズー教の聖地リシュケシュなどで避難を呼び掛けた。　　　【日本經濟新聞　2021年2月8日 15:30】

　二階幹事長　森会長の女性蔑視発言は「そんなこと」　五輪ボランティア辞退で ―― 　東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言を巡り、自民党の二階俊博幹事長は８日の記者会見で、大会ボランティアに辞退を申し出る動きが出ていることについて「そんなことですぐ辞めると瞬間には言っても、協力して立派に（大会を）仕上げましょうとなるのではないか」と述べた。党はその後、「『そんなこと』は『そのようなこと』に訂正する」と文書で記者側に通知した。
 
　二階氏は「どうしてもお辞めになりたいということだったら、また新たなボランティアを募集、追加せざるを得ない」とも話した。森氏の辞任を求める声が強まっていることに関しては「周囲の期待に応えてしっかりやっていただきたい」と語り、辞任の必要はないとの考えを示した。　　　（東京新聞　2021年2月8日 21時57分）

　スケールアップした大坂、完勝で全豪1回戦突破 ―― 世界ランキング39位のパブリュチェンコワ（ロシア）はツアー決勝でも対戦したことのある実力者。「1回戦にしてはタフな相手。すごく緊張した」という大坂だが、プレーに硬さはみられなかった。
 
　冒頭のサービスを難なくキープすると、続くリターンゲームを早々とブレーク。第4ゲームも5度のジュースの末にブレークし、主導権をがっちり握った。第2セットも流れを渡さない。第3ゲームで先にブレーク。サービスキープに少々てこずる場面はあったものの、6-1、6-2で初出場から6年連続となる全豪初戦突破を果たした。
　「角度をつけて相手を動かすことを心掛けた。すべてのポイントでファイトできたし、特にサービスリターンが良かったと思う」。ノータッチでの決定打18本に対し、凡ミスは11本だけ。持ち前のパワーに加え、精度を増したラリーや多彩なショットを交えた攻めで翻弄した。オフシーズンを経て、一回りスケールアップした印象だ。
 
　直前の前哨戦は3連勝の後、右肩の不安で棄権したが、この日のプレーを見る限り、大きな影響はなさそう。「オフの後で体がびっくりしたみたいだけれど、徐々に慣れてきている。大会を楽しみたいし、いい結果を残せることを願っている」
　棄権を除くと、昨年のツアー再開後はこれで15連勝。期待が膨らむスタートだ。　　　【日本經濟新聞　2021年2月8日 11:48 (2021年2月8日 12:04更新)】