月草(つきくさ)を詠んだ歌２、藤井二冠聖火ランナー辞退、ヤンマーのデモ

月草(つきくさ)を詠んだ歌２
巻10-2281：朝露に咲きすさびたる月草の日くたつなへに消ぬべく思ほゆ
 
巻10-2291：朝咲き夕は消ぬる月草の消ぬべき恋も我れはするかも
 
巻11-2756：月草の借れる命にある人をいかに知りてか後も逢はむと言ふ
 
巻12-3058：うちひさす宮にはあれど月草のうつろふ心我が思はなくに
 
巻12-3059：百に千に人は言ふとも月草のうつろふ心我れ持ためやも
  

ウェブニュースより
　藤井聡太二冠が聖火ランナー辞退　地元の瀬戸市に伝える ―― 愛知県瀬戸市で東京五輪の聖火リレーランナーを務める予定だった将棋の高校生棋士・藤井聡太二冠（18）が、ランナーを辞退する意向を10日までに同市に伝えたことがわかった。関係者によると、五輪が延期になり先の見通しも立たないことが理由で、大会組織委員会の森喜朗会長の発言とは関係がないという。同市出身の藤井二冠は今年４月の聖火リレーで市内を走る予定だった。
 
　市関係者などが10日、取材に明らかにした。市関係者は「人が集まりすぎると困ると配慮したのではないか。去年の段階では走ってくれると言っており、期待していた。瀬戸市の目玉に考えていたので残念だ」と話している。
　藤井二冠は2016年に史上最年少でプロ入り。昨年７月に棋聖の初タイトルを、８月に王位を獲得し、二冠を達成。それぞれ最年少記録を塗り替えた。
　聖火リレーを巡っては、同県犬山市でランナーを務める予定だった「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんが今月3日、森会長の「どんなことがあっても五輪をやります」などの発言を理由に辞退する意向を明らかにした。　　　（朝日新聞DIGITAL　2021年2月11日 5時00分）

　ミャンマー、デモ拡大に強硬姿勢　兵士も展開か ―― ミャンマーで国軍のクーデターに対する抗議デモが拡大するなか、国軍は強硬に取り締まる姿勢を鮮明にしている。国軍が集会禁止命令を出したにもかかわらずデモの勢いは増しており、９日には各地合計の参加者がこれまで最大の数十万人に膨らんだ。デモの現場では兵士とみられる姿もみられ、緊張が高まっている。
 
　第２の都市マンダレーでは警察がデモ隊を排除するため放水車を使用した。催涙ガスも使われたようだ。警察によるゴム弾の発砲を受けて負傷者が出たとの情報もある。ロイター通信によると、マンダレーでは現場を取材していた記者を含む少なくとも27人が警察によって逮捕された。
　最大都市ヤンゴンでは商業施設が集まるレーダン地区の交差点に市民ら数万人が集まった。隊列をつくって警備に当たる警官隊の背後に、軍用トラックが少なくとも６～７台待機した。武装した兵士とみられる姿も目撃された。国軍がデモ現場の近くに兵士の展開を始めた可能性がある。
　国軍は９日、前夜に出した５人以上の集会禁止と夜間外出を禁止する命令について、ヤンゴンや首都ネピドーなど主要都市の全域に適用すると発表した。ヤンゴンでは前日に比べサングラスなどで身元が分かりにくいようにしてデモに参加する人の姿が目立った。放水車の使用に備えてビニールシートを用意する人もいた。
　ヤンゴンでデモに参加した28歳の女性は集会禁止令が出ていることは理解していると話した上で「抗議デモに参加しなければ国軍に全てを奪われる。（国軍は）怖いが国を取り戻すための戦いだ」と話した。別の24歳の女性は「自分たちの身は自分で守る。国のために戦うためにきた」と語った。
　デモ隊は警官隊などにクーデターに反対する国民の側につくように呼びかけており、一部では同調する動きも出ている。ネピドーやマンダレーでは警察官が制服姿のまま抗議デモに加わり、デモ隊から歓声があがった。
　国軍は８日、「国の安定や人民の安全、法の支配を脅かす行為に対しては法的措置を取る」との声明を出し、デモ参加者に強硬姿勢で臨むと示唆していた。ミン・アウン・フライン総司令官も同日のテレビ演説で「感情に流されず、事実を重視するように求める」とけん制した。国軍は1988年と2007年の民主化運動の際に、デモに参加した市民や僧侶に対して発砲している。　　　【日本經濟新聞　2021年2月9日 20:30 (2021年2月9日 22:01更新)】