―①中国の万里の長城― は中世版と重なりますので、―②インドの廟堂タージ・マハル― から調べます。
現代の世界七不思議②インドの廟堂タージ・マハル
タージ・マハル(英語: Taj Mahal)は、インド北部アーグラにある、ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、1631年に死去した愛妃ムムターズ・マハルのため建設した総大理石の墓廟です。インド・イスラーム文化の代表的建築とされます。
1632年着工、1653年竣工とされます。
謀反を起こした臣下ハーン・ジャハーン・ローディー討伐に付き従っていたムムターズ・マハルは、遠征先のブルハーンプルで産褥病のため、1631年6月7日に死亡しました。彼女の遺言のひとつに、後世に残る墓を所望していました。彼女はブルハーンプルのザイナーバードの庭園に葬られ、毎週金曜日にはシャー・ジャハーンが訪れていました。
霊廟の計画はブルハーンプル滞在時には着手され始めたと考えられます。1632年の初めにムムターズ・マハルの遺体は都アーグラに送られ、ダールル・ヒラーファト・アクバラーバードの庭園に安置されましたが、シャー・ジャハーンはデカン討伐を続けます。同年6月、シャー・ジャハーンが遠征を終えるとアーグラに戻り、ムムターズ・マハルの一回忌追悼式典が催され、霊廟建設が開始されました。基礎工事を経て1636年には白い霊廟がほぼ完成します。さらにこれを挟んでモスクと集会場・尖塔・大楼門が建設されました。大楼門北側には「神のご加護により、1057年竣工」という文字が刻まれています。イスラーム暦1057年は西暦1648年であり建設開始から17年を経ていますが、その後に付帯設備が5年間をかけて整備され、すべての工事は1653年に完了しました。なお、シャー・ジャハーンは、タージ・マハルと対をなす形でヤムナー川を挟んだ対岸に黒大理石で出来た自身の廟を作ろうとしたとされますが、これは実現しませんでした。
名前の由来は不確定ながら、王妃ムムターズ・マハルのムムが消え、ターズがインド風発音のタージになったといいます。ムムターズ・マハルはペルシャ語で「宮殿の光」、「宮廷の選ばれし者」を意味する言葉であり、第4代皇帝ジャハーンギールから授けられた称号であるといいます。また、彼女の本名はアルジュマンド・バーヌー・ベーグムとされます。タージ・マハルを言葉どおりに訳せば「王冠宮殿」もしくは「宮殿の王冠」という意味になります。
また、地元では親しみを込めてビービー・カー・ラウザと呼ばれていました。ビービーは親しみを込めた貴婦人への呼びかけ。カー・ラウザは「(その貴婦人)の廟園」を意味します。
1983年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録され、2007年に新・世界七不思議に選出されました。
ウェブニュースより
日本各地で「国連ブルー」にライトアップ 世界難民の日 ―― 国連が定めた「世界難民の日」の20日、東京スカイツリー(東京都墨田区)など全国各地のランドマークが「国連ブルー」に染められた。
国連難民高等弁務官事務所によると、2018年に世界で避難を強いられた人は7千万人を超えた。南米のベネズエラ危機による避難民は一部しか反映されていないため、実数はさらに多い。約2600万人の難民や外国で保護を求める約350万人、4千万人を超える国内避難民に大別されるという。
難民への関心を高めようとライトアップされたのは、明石海峡大橋(兵庫県)や別府タワー(大分県)、ツインアーチ138(愛知県)など15カ所。
フィリッポ・グランディ高等弁務官は「紛争や迫害から安全を求める人は増加している。私たちは故郷を追われた罪なき人々と連帯しなければいけない」と呼びかけている。
(朝日新聞DIGITAL 2019年6月20日23時37分)
sechin@nethome.ne.jp です。
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