現代の世界七不思議⑦メキシコのマヤ遺跡チチェン・イッツァ
●『チチェン・イッツァ』とはマヤ語で「泉の淵のイッツァ」でユカタン半島で最大のセノーテを持つ6世紀から12世紀ごろに栄えた『マヤ文明』の遺跡で、ユカタン半島の中央「メリダ」の東約120Km、「カンクン」の西約150Kmに位置し、遺跡は広さ約2.5平方」キロあります。
●『チチェン・イッツァ』は6世紀頃の古典期に属する旧遺跡郡と10世紀以降の新遺跡郡から成り、新遺跡は『トルテカ文明』と共通性が見られます。
●『チチェン・イッツァ』には『カスティーヨ』、『食の神殿(Temple de las Mesas)』『戦士の神殿(Temple de los Guerreros)』『球戯場(Gran Juego de Pelota)』等が残され、又た文明にとって無くてはならない「水」を供給した『セノーテ(聖なる泉・Cenote Sagrado)』も紹介します。
カスティーヨ
●カスティーヨはスペイン語で城砦を意味する、スペインの統治時代に付けられた名称です。
●カスティーヨはマヤ遺跡でククルカンを祀ったピラミッドで、最上部に神殿があり底辺が一辺55.3mの正四角形で、9層の階段状のピラミッドの上に高さ6mの『ククルカン神殿』が建ち、神殿を含む高さは24m有ります。
●カスティーヨはマヤの最高神ククルカン(=ケツァルコアトル)を祀るピラッミッドで、9世紀始めに完成したと考えられています。
球技場とジャガー神殿
●『チチェン・イッツァ』の西端に球戯場が在ります。『競技場』の入り口に壁と一体で建つ『ジャガー神殿』。
●『カスティーヨ』の上から見る、球技場の壁と一体の『ジャガー神殿』。
食の神殿と戦士の神殿
●カスティーヨの東側に2つの神殿が並んで建っています。向かって左側(小さい方)が食の神殿(Temple de las Mesas)、隣が戦士の神殿(temple de los Guerreros)です。
●『カスティーヨ』の上から 『食の神殿』と『戦士の神殿』を写しました。
金星の台座
●金星はマヤでは重要な星でマヤの神話ではククルカンは金星の神でも在りました。
●この金星の台座の横の道を進むと聖なる泉(Cenote Segrado)に行きます。
セノーテ(聖なる泉)
●ユカタン半島は石灰岩の大地で、小川も在りませが、そこにこの遺跡を残す人が生活出来たのは多くの泉が存在したからで、今も泉が人々の生活をささえています。
●世界の4大文明が大河の流域で発生した河の文明であるのに対してメソ・アメリカは泉の文明なのです。
sechin@nethome.ne.jp です。
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