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藤井七段、47手で勝利 順位戦では異例の午前中終局 ―― 将棋の高校生棋士、藤井聡太(そうた)七段(16)が2日午前11時23分、第78期名人戦・C級1組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の2回戦で、堀口一史座(かずしざ)七段(44)に47手で勝った。持ち時間が各6時間の順位戦で、午前中の終局は珍しい。
先手はあらかじめ藤井七段と決まっていた。大阪市福島区の関西将棋会館で午前10時に始まった対局は、1時間23分後に終局した。6月18日に行われた1回戦に続き、2連勝となった藤井七段は終局後、「(順位戦は全10局で)まだまだ先は長いんですけど、これからも一局一局、全力を尽くして頑張っていきたい」と話した。
https://www.youtube.com/watch?v=p1FRHZE1wV0
正午から40分間の昼食休憩が設定されていて、藤井七段は出前で「他人丼と冷たいうどんのセット」を注文していたが、昼食休憩に入る前に対局が終わってしまった。記者に「昼食は食べられますか?」と尋ねられた藤井七段は破顔一笑。関係者によると、藤井七段は出前された昼食は食べず、記録係を務めた奨励会員に託したという。
C級1組順位戦は来年3月までの長丁場。2018年度のC級1組で9勝1敗という好成績を挙げながら、その前の期の成績などに基づく「順位」の差で昇級を逃した藤井七段にとって、大切な対局が続く。
藤井七段の次の順位戦の対局は8月6日。C級1組の3回戦で、金井恒太六段(33)と対戦する。
ログイン前の続き日本将棋連盟によると、藤井七段の2019年度の成績は15対局して13勝2敗となった(未放映のテレビ対局を除く)。
順位戦は、名人戦の予選にあたる。フリークラスを除いた棋士が、上からA級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組という5組に分かれ、リーグ戦を戦う。昇級を重ね、最上位のA級で優勝した棋士が名人に挑戦する。
今期は、A級=10人、B級1組=13人、B級2組=25人、C級1組=36人、C級2組=52人が参加している。
C級1組は、成績上位2人がB級2組に昇級し、成績下位の7人に降級点がつく。C級1組では降級点が二つになると、C級2組に降級となる。
今期C級1組は、6月から来年3月まで、1カ月に1局のペースで対局していく。それぞれ10局ずつ指し、成績を競う。同じ成績の場合は、前期の成績などで決まる「順位」が上位の棋士が優先される。
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藤井七段は順位戦には17年度の第76期から参加。最初の第76期はC級2組で50人中45位でスタートし、10勝0敗の好成績でC級1組に昇級した。2期目となる第77期はC級1組で39人中31位でスタートし、9勝1敗と好成績だったが、自分より順位が上で9勝1敗だった棋士が3人いて、定員2の昇級枠に入れなかった。3期目となる第78期は、C級1組で36人中3位。前期の好成績で、順位を上げて、リーグ戦に挑んでいる。
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堀口七段は、6月18日午前10時に始まったC級1組順位戦1回戦の対阪口悟六段(40)戦では66手で、午前11時37分に敗れていた。 (朝日新聞DIGITAL 2019年7月2日14時54分)
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