ウェブニュースより
香港、デモ隊が議場突入 警官隊が強制排除 ―― 香港の中国返還22年を迎えた1日夜、若者ら千人以上が暴徒化して立法会(議会)の建物になだれ込み、議場に突入した。中国本土への容疑者移送を可能とする「逃亡犯条例」改正案の完全撤回や、行政長官の辞任などを求めた。香港警察は2日未明、催涙ガスを使って周辺に居座っていたデモ隊を強制排除した。
警官隊が隊列を組んでデモ隊に近づき、立法会周辺の幹線道路から排除した。デモ隊が作ったバリケードも解体した。一部の若者は物を投げるなど抵抗した。
警官隊とデモ隊の大規模な衝突は6月12日以来。条例改正をめぐる抗議活動が平和的なデモから議会占拠という過激な行為に発展したことで、事態の収束はいっそう見通せなくなった。
一部の若者らは1日朝に国旗掲揚式典を妨害しようとして警官隊と衝突した。民主派団体のデモ行進が始まる前に立法会のガラス扉や鉄柵を次々と破壊し、午後9時ごろに侵入。スプレーで柱や壁に「香港は中国ではない」などと書き、扉やエレベーターを壊した。
香港政府は1日夜に声明を出し「暴力行為はただちに停止すべきだ。警察は公共の秩序と安全を守るために適切な措置をとる」と警告した。香港警察はデモ隊に立法会の建物と周辺からすぐに退去するよう求めたうえで、強制排除に乗り出した。
条例改正をめぐっては6月12日にデモ隊と警官隊が衝突して多数の負傷者が出た。香港政府トップの林鄭月娥行政長官は改正案が廃案になる事実を受け入れると表明したが撤回を明言せず、若者らの反発が強まっていた。デモ隊は警察の暴力行為を調査する独立した委員会の設置や、デモ隊を暴動とした政府見解の取り消しも求めている。
民主派団体は1日に毎年恒例のデモを実施し、55万人が参加したと発表した。民主派議員と民主派団体は同日夜に共同の緊急声明を出し、対話に応じない林鄭氏の姿勢を批判した。 〔日本経済新聞 2019/7/1 22:47 (2019/7/2 2:30更新)〕
九州南部大雨、鹿児島で避難指示 崖崩れ、交通に乱れも ―― 九州南部は活発化した梅雨前線が停滞し、30日夜から1日朝にかけて各地で大雨に見舞われた。鹿児島県いちき串木野市では約2900世帯約6千人に避難指示が出され、県内の約38万8千世帯・約82万9千人に避難勧告が出た。宮崎、熊本県内の自治体も避難勧告を相次いで発令した。各地で河川の増水や土砂崩れが起きた。
気象庁によると、28日夜の降り始めから1日午前11時までの総雨量は、宮崎県えびの市末永で682.5ミリ、鹿児島県薩摩川内市入来町で536.5ミリに達した。1日午前10時に現在、宮崎県の約9万3千世帯・19万4千人にも避難勧告が出ている。
鹿児島市によると、1日午前7時20分ごろ、鹿児島市本城町の崖が崩れ、土砂が近くの平屋の住宅に流入。3人暮らしの住人のうち70代女性が土砂に埋まったが、消防によって間もなく救出され、病院に搬送された。
JR九州によると、1日朝に鹿児島県内の雨量計が規制値に達したため、九州新幹線の熊本―鹿児島中央間で始発から運転を一時見合わせていたが、午前9時前に再開した。また、高速道路も大雨のため、熊本、宮崎、鹿児島県内の複数の区間で通行止めになった。 (朝日新聞デジタル 2019年7月1日10時57分)
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