ウェブニュースより
大相撲 夏場所9日目 横綱 照ノ富士 翔猿に勝ち3敗にとどまる ―― 大相撲夏場所は9日目。横綱 照ノ富士は平幕の翔猿に勝って3敗に踏みとどまり、星の差1つの2敗で平幕の4人が先頭に立っています。
中入り後の勝敗です。
▽十両の千代の国に翠富士は翠富士がすくい投げで勝ちました。
▽王鵬に荒篤山は王鵬が突き出し。荒篤山は負け越しが決まりました。
☆王鵬 よかったと思います。今日は力が伝わって、落ち着いていけました。(要因は)いい相撲をとろうと思っていきました。調子自体はいいので、いい相撲をとろうという気持ちがそこに乗ってくれたと思います。
▽千代大龍に明生は明生が寄り倒し。
☆明生 (3連勝で星を五分にしたことについて)しっかり前に出る気持ちで、精いっぱいに相撲を取ろうと土俵に上がっています。(後半戦に向けて)1日、1日考えてやっています。
▽輝に佐田の海は佐田の海が押し出しで7勝目。2敗を守りました。
☆佐田の海 一気に持っていかれることなく、動きの中でも自分の相撲が取れています。相手の動きに合わせるほど余裕はないですけど、体は良い反応。(一山本に敗れた昨日は)終わったことは引きずっていてもしょうがないです。負けは負けとして、反省しています。(あと1勝で勝ち越しについては)1番、1番やっていきます。
▽一山本に千代翔馬は一山本が突き出しで勝って7勝2敗としました。
☆一山本 たぐられそうになったが、我慢して前に出ることができたのでよかったと思います。
▽琴勝峰に東龍は東龍がはたき込み。
★琴勝峰 攻め急いでしまった。体も技術も足りていなかった。
▽豊山に照強は豊山が送り出し。
☆豊山 立ち合い、相手の動きを見ながら動けた。その後の流れにつなげることができた。左からおっつけるイメージ。それがはまったと思う。
▽志摩ノ海に妙義龍は志摩ノ海が突き落とし。
☆志摩ノ海 下から下から我慢できたのがよかった。体は少しずつ動いている。継続していきたい。
▽碧山に琴恵光は碧山が小手投げで勝って7勝目。
☆碧山 あまり変なこと考えずに前に出ようと思っていたのでよかったです。(組み止められたが)大丈夫だったと思いました。(2敗でトップ)勝ててよかったが、まだまだこれからです。(優勝に)届くことできなかった。相撲だけに集中したいです。
▽宝富士に錦木は宝富士が寄り切りで勝って今場所の初白星を挙げました。
☆宝富士 (8連敗でストップ)ホッとしました。左四つに絶対になるという気持ちで。しっかり考えて出ることができてよかった。(連敗中は)気持ちで負けないように。強い気持ちでいったが、なかなか勝てずくじけそうになったが、負け越して逆に開き直って思い切っていけたのがよかった。過去に11連敗もあります。あまり味わいたくないが、経験はあります。
▽栃ノ心に若元春は栃ノ心が浴びせ倒し。
☆栃ノ心 よかったですね。(右)下手入ったんで巻き返されないように脇を固め、前まわしも取れたんで。1日一番集中してやりたい。それだけですね。疲れるのも慣れてます。
▽宇良に隠岐の海は宇良が押し出し。
▽遠藤に玉鷲は遠藤が押し出し。玉鷲は3敗に後退しました。
▽北勝富士に琴ノ若は琴ノ若が突き落とし。
☆琴ノ若 (きわどい一番だったが、足が残っている感覚は)正直分からなかった。そもそもあの内容は流れが良くなかったですし、勝ち負けが大事ですけど、もっと攻めていかないと。
▽霧馬山に大栄翔は霧馬山が押し出し。
☆霧馬山 よく相手見て攻められたと思います。(5連勝だが)1日一番しっかり。(優勝争いは)そういうのは考えずにいきたい。
▽豊昇龍に高安は豊昇龍がとったり。
☆豊昇龍 思い切り気合いれて頑張りましょうという気持ちでいきました。集中していたから、(最後のとったりも)できたと思う。1日一番という気持ちで。(優勝争いは)気にしていない。
▽阿炎に大関 正代は正代が押し出し。
☆正代 立ち合いも一歩踏み込んで、腰も決まっていたんじゃないかと思います。土俵際ではたきもあると思っていたんで、あまり突っ込みすぎないことを頭に入れていました。立ち合いが良くなってきていると思うので、この調子でいきたい。(感覚は)まだかみあわない相撲が目立ったりしているので、戻していきたい。
▽大関・御嶽海に隆の勝は隆の勝が寄り切りで勝って7勝2敗としました。
▽若隆景に大関 貴景勝は若隆景がはたき込み。
☆若隆景 下から(攻める)という意識だけでした。しっかり足を出していこうと思いました。(大関戦の意識は)1日一番しっかり相撲をとろうと思っています。まだまだ場所は長いんで、しっかり明日に向けて準備していきたい。
▽横綱 照ノ富士に翔猿は照ノ富士がきめ出しで勝ちました。
大相撲夏場所は9日目を終えて2敗で平幕の隆の勝と碧山、佐田の海、一山本の4人が先頭に立っています。
力士の談話
35歳の佐田の海は、16日に7勝目を挙げ好調を維持していて「年齢を重ねても衰えを感じていることはなく、20年間積み重ねてきている」と充実した様子で答えていました。
一山本は、千代翔馬に勝って7勝目を挙げ「たぐられそうになったが、我慢して前に出られてよかった」と振り返りました。
17日は勝ち越しがかかりますが「7勝してから勝てないこともあったので、少しでも早く勝ち越しを決めたい」と気合いを入れ直していました。
新潟県出身の豊山は、サッカーJ2の「アルビレックス新潟」のマークが入ったオレンジ色の浴衣を着て取材に臨み「ふだんは派手な色は着ないが、この浴衣は別で、気持ちが明るくなる」と答えていました。
碧山は、琴恵光に勝って7勝目を挙げ「あまり変なことを考えず、とりあえず前に出ようと思っていた。勝ってよかったが、ここからまだまだ」と気を引き締めていました。
宝富士は、9日目でようやく1勝目を挙げ「やっぱりほっとした。なかなか勝てなくて、くじけそうにもなったが負け越して開き直って、思い切っていけたのがよかったのではないか」と話していました。
霧馬山は、3敗で並ぶ小結 大栄翔を破り「相手を見て、前に攻められた。一日一番大事にしたい」と落ち着いて答えていました。
小結 豊昇龍は、高安を「とったり」で退け「思い切り気合いを入れて頑張ろうという気持ちだった。よく集中できていたので反応できた」と振り返っていました。
隆の勝は、大関 御嶽海を一気に寄り切り7勝目を挙げ「自信を持って前に前にいこうと思っていた。立ち合いは考えたが、ほかは体が自然と動いてくれた」と満足げに話していました。
また、混戦もようの今場所について「意識すると固くなるので一日一番、自分の相撲だけに集中していく」と話しました。
大関 正代は、関脇 阿炎に勝って3勝目を挙げましたが「まだ、かみ合わない相撲が目立っているので、なるべくなくしたい」と冷静に振り返りました。
関脇 若隆景は、大関 貴景勝を破り、連敗を2で止めました。
若隆景は「まだまだ場所も長いので、あすに向けて集中して、しっかり自分の相撲をとっていきたい」と淡々と答えていました。
横綱 照ノ富士は、翔猿を豪快な「きめ出し」で退け、連敗を免れましたが、取材には応じずに国技館をあとにしました。
一方、敗れた翔猿は「相手の形になってしまった。もっと前に攻めて焦らせるようにしていきたい」と反省していました。 (NHK WEB NEWS 2022年5月16日 20時34分)
sechin@nethome.ne.jp です。
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