ウェブニュースより
大相撲夏場所10日目 平幕の隆の勝と一山本 2敗守りトップ ―― 大相撲夏場所は10日目、2敗でトップに並んでいた平幕4人のうち、隆の勝と一山本が勝って2敗を守りました。
中入り後の勝敗です。
▽十両の剣翔に東龍は、剣翔が寄り切りで勝ちました。
★東龍 もろ差しでいきたかった。逆に入られてしまった。思い切り当たっていくしかないんで。
▽荒篤山に妙義龍は、妙義龍が押し出し。
▽翠富士に碧山は、翠富士が肩透かし。碧山は3敗に後退しました。
▽千代翔馬に輝は、輝が押し出し。
☆輝 しっかり落ち着いて、もう少し前に足を出したかったがとりたい相撲はとれたと思います。(残り)集中して頑張りたい。
▽一山本に琴勝峰は、一山本が突き出しで勝って8勝目。勝ち越しを決めました。
★琴勝峰 立ち合いから全然、相手に踏み込まれてしまった。もっとしっかり、集中して当たっていきたいです。
▽栃ノ心に佐田の海は、栃ノ心が寄り切り。佐田の海は3敗目です。
☆栃ノ心 相手は攻めが速いけど何とか耐えました。気持ちは焦っていたけど(笑い)何とか勝てて良かった。(物言いは)投げに行ったときマゲをつかんだのかな? と思っていました。
▽豊山に志摩ノ海は、志摩ノ海が上手投げ。
☆志摩ノ海 しっかり下から下から我慢の相撲がとれたらと思っていました。(3連勝)何も考えず、明日の一番に集中したい。疲れはそんなに。体も動いてきている。1日1日に集中していきたい。
★豊山 引いて負けたわけではない。明日につながる相撲で後悔はありません。(熱戦に)これだけ星が悪くても取れているから、明日頑張ろうという気持ちになれた。明日から全部勝てば帳消しになります。
▽照強に明生は、照強がはたき込み。
▽王鵬に宝富士は、王鵬が押し出し。
☆王鵬 しっかり当たれて手も足も出て良かった。調子は良いので、しっかり体を動かしてやっていけば大丈夫かなと思う。(後半戦も)しっかり、いい相撲を取っていきます。
▽琴恵光に千代大龍は、千代大龍が押し出しで勝ちました。
☆千代大龍 立ち合いは100点だったが、そこから情けないヘッドスライディングみたいな。自分が負けたかなと思った。土俵下で砂を払いながら、そわそわしましたよ。内容は内容だが、白(=白星)は白なんでよかったです。
▽錦木に宇良は、宇良が肩透かし。
☆宇良 (肩すかしはとっさか)分からないですね。(星は)関係ないですよね。1日一番ですし、終わった相撲なんで。元気な相撲をとっていきたいですね。
★錦木 (対戦相手の宇良は)最初から潜ってくることもあると思っていたので、(決まり手の肩透かしは)あるかもしれないと思っていたけど、体が反応できなかった。(黒星先行だが)これからは白星を増やして、とりあえず星を五分にしたい。
▽若元春に隠岐の海は、若元春が寄り切り。
☆若元春 (対戦した隠岐の海とは)相四つでした。左四つ組むだろうなと思って、先に上手を取ろうとした。きっちりいけましたが、理想の取り方ではない。理想の左四つに近づけていきたいです。(白星が先行したが)星数はあんまり気にしていないので、(対戦する)一人、一人に集中するだけですね。
▽隆の勝に遠藤は、隆の勝が押し出しで勝って2敗を守り、勝ち越しを決めました。
☆隆の勝 (10日目で勝ち越しを決めたことについて)早目に勝ち越しをしたら、気持ち的にも楽になる。もっと明日からいける。(2敗を守ってトップタイに立つが)不思議とあんまりそんな意識はなくて、いつも通り自分の相撲にだけ集中できている。土俵に上がっても多少緊張はありますけど、周りが見えてるくらいの集中ができている。
▽琴ノ若に玉鷲は、琴ノ若が突き落とし。
▽大栄翔に高安は、大栄翔が突き落とし。高安は負け越しです。
☆大栄翔 (今日の取組は)反省しかないですね。(きわどい展開で)自分は全く分からなかったんですけど、相撲内容はダメ。納得してはいないけど、(白星を)プラスにとらえてやっていきたい。
▽阿炎に霧馬山は、霧馬山がはたき込み。
☆霧馬山 よく体が動いてよかったと思います。立ち合いは考え通りにいかなかったけど、流れでよかったと思う。いつも通り、1日一番に集中したい。
▽大関 貴景勝に北勝富士は、北勝富士が押し出し。
☆北勝富士 当たり負けしないように。勝っても負けても前に出る強い気持ちを持っていった。いい相撲がとれたと思います。これから自分の新しい相撲を見いだせるように磨いていきたい。
▽大関 正代に若隆景は、若隆景が寄り切りで勝ちました。正代は7敗となりました。
☆若隆景 下から攻められたかと思います。あと5日思い切って相撲をとりたい。
★正代 (対戦した若隆景は)やりづらいという部分はあった。相手のペースで相撲を取られたのが良くなかった。なんとか残って自分の形でいこうと思ったんですけど…。今まで思ったような相撲が取れてなくて考えたりしていましたが、(勝ち越しまで)後がない。(課題は)立ち合いもそうですけど、2歩目、3歩目が思ったより出ていない。そこが出れば余裕がでると思うんですけど、押し込めてない。周りの声に関してはほとんど耳に入れないようにして、へんに考えることなく思いっきりいけたら良いなと思います。
▽翔猿に大関 御嶽海は、御嶽海がすくい投げ。
▽豊昇龍に横綱 照ノ富士は、照ノ富士が寄り倒しで勝って7勝3敗としました。
☆照ノ富士 ま、特別何かあるわけでもないんで、落ち着いてまわし引いていこうと思った。まだ立ち合いの感覚しっくりこないのが引っかかっているが、あと5日間で何とかしたいと思っています。
大相撲夏場所は、10日目を終えて、平幕の隆の勝と一山本の2人が2敗でトップに並び、3敗で照ノ富士など5人が続いています。
隆の勝「周りが見えている」 一山本「迷ったら当たって前に」
一山本は幕内で初めてとなる10日目での勝ち越しを決め「7勝7敗からしか勝ち越したことがなかったので、ちょっと緊張したけれど、よかった。いろいろ考えたが、迷ったら当たって前にと師匠に言われていた。そのように取れてよかった」と笑顔を見せました。また、2敗でトップに並んでいることを聞かれると「全然考えてない。その日の一番頑張れれば」と冷静に話していました。
佐田の海は栃ノ心に敗れて3敗目を喫しましたが「相撲にもなったし、勝負どころも間違っていない。戦って負けたので、切り替えて、またあした頑張りたい」と落ち着いていました。
6勝目をあげた千代大龍は、立ち合いから前に出て一気に押し込むも、物言いがついた一番を振り返り「立ち合いは100点だが、そこからヘッドスライディングのような感じになって、正直負けたと思った。土俵下ではそわそわしていた。ただ、立ち合いはいちばんよかったと思う。きょうのような立ち合いを続けていきたい」とほっとした様子でした。
隆の勝は4日目から7連勝で勝ち越しを決め「内容的にもそんなに悪い相撲を取っていない。よい調子でいけてる」と納得の様子でした。そのうえで、2敗でトップに並んでいることについて「不思議とそんなに意識していない。いつもどおりというか、自分のことに集中できている。土俵に上がっても緊張はあるけれど、周りが見えている。あまり意識せず一日一番という気持ちで自分らしい相撲を取りたい」と話していました。
小結 大栄翔は高安に勝って6勝目を挙げるも「残れてよかったが、相撲はだめだった。もっと集中しないとだめ。納得はできないけれど、白星はプラスに考えてやっていきたい」と内容に反省していました。
霧馬山は関脇 阿炎に勝って7勝目を挙げ「危なかったが、よく体が動いてよかった。まずは勝ち越し。いつもどおり一日一番集中していきたい」と気を引き締めていました。
北勝富士は、立ち合い踏み込んで一気に前に出る相撲で大関 貴景勝を破って3勝目を挙げ「いい相撲が取れてよかった。自分の新しい相撲を見いだせた気がするので、しっかり磨いていきたい」と充実した様子でした。
関脇 若隆景は大関 正代に勝って「しっかり下から攻められたかなと思う。あと5日、思い切って相撲を取りたい」といつもどおり淡々でした。
敗れた正代は「立ち合いからの2歩目、3歩目が思ったように出ない。そこが出ると余裕があるが、押し込めていない」と悔しさをにじませました。
横綱 照ノ富士は小結 豊昇龍を退け7勝目を挙げ「落ち着いてまわしを引こうと思っていた。まだ立ち合いの感覚がしっくりこないことが引っかかっているが、あと5日間しっかり終わらせたい」と話していました。 (NHK WEB NEWS 2022年5月17日 19時24分)
sechin@nethome.ne.jp です。
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