韓藍(からあい)を詠める歌
韓藍(からあい)はヒユ科の一年草の鶏頭(けいとう)とされています。熱帯アジアが原産です。鶏頭(けいとう)はその名の通り、鶏のとさかに似た赤い花をつけます。韓藍(からあい)は、韓(から:古代の朝鮮、中国)から来た藍(あい)からその名がつけられたと考えられています。ちなみに、藍(あい)には赤い花のものもありますね。
万葉集には4首に詠まれています。歌からは、野の花というより万葉人が大切に育てた庭の花という感じがしますね。
巻3‐0384: 我がやどに韓藍蒔き生ほし枯れぬれど懲りずてまたも蒔かむとぞ思ふ
◎この歌は山部宿禰赤人(やまのべのすくねあかひと)が庭に種を蒔いた鶏頭を詠った一首です。「韓藍(からあゐ)」は「鶏頭(けいとう)」のことで、「韓(から)」の「藍(あゐ)」色を取る草として絵具用に大陸からもたらされた植物です。そんな鶏頭の種を家に蒔いた赤人が「私の家に鶏頭の種を蒔いて育てたけれど枯れてしまったよ。けれども懲りずにまた蒔こうと思います。」と、一度は枯らせてしまったけれど懲りずにまた蒔きたいとの思いを詠った一首となっています。
ただ、この歌はどうやら実際に鶏頭の種を蒔いたわけではなく「韓藍(鶏頭)」をお題にして詠まれた宴席歌のようで、この「韓藍」には女性のことを譬えて詠っているようです。つまりは、「私の家で美しい女性を住まわせていたのですがその人は去ってしまいました。けれども懲りずにまた素敵な女性を探そうと思います」といった感じでしょうか。まあ、赤人にそのような想い人が実際にいたわけではないのでしょうけれど、宴席での戯れ歌としては魅力的な恋歌ですよね。
巻7-1362:秋さらば移しもせむと我が蒔きし韓藍の花を誰れか摘みけむ
巻10-2278:恋ふる日の日長くしあれば我が園の韓藍の花の色に出でにけり
巻11-2784:隠りには恋ひて死ぬともみ園生の韓藍の花の色に出でめやも
ウェブニュースより
レスリング女子・川井友香子が金メダル ――
レスリング
東京五輪第13日の4日、女子62キロ級の川井友香子(ジャパンビバレッジ)が決勝でティニベコワ(キルギス)を破り、金メダルを獲得した。川井友の姉で女子57キロ級の川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)が準決勝で米国選手を下して5日の決勝に進み、銀メダル以上が決まった。川井梨は2016年リオデジャネイロ五輪63キロ級女王に輝いており、川井姉妹は五輪の夏季競技で日本初の姉妹金メダリストとなった。
男子フリースタイルで57キロ級の高橋侑希(山梨学院大職)、86キロ級の高谷惣亮(ALSOK)はともに敗退した。
野球
準決勝で、日本は韓国に5-2で勝って7日の決勝進出を決め、銀メダル以上が確定した。
卓球
男子団体準決勝で、前回リオデジャネイロ五輪銀メダルの日本はドイツに2-3で屈し、3位決定戦に回った。
スポーツクライミング
女子予選で野中生萌(XFLAG)が3位、野口啓代(TEAM au)が4位となり、上位8人による6日の決勝に進んだ。
バスケットボール
バスケットボール女子準々決勝で日本はベルギーを86-85で下し、初の4強入りを果たした。
スケートボード
女子パーク決勝で2018年世界選手権優勝の19歳の四十住さくら(よそずみ・さくら、ベンヌ)が金メダルを獲得した。予選は4位で通過したが、決勝では難度の高い技を成功させ、60.09点と高得点をマークした。
予選3位だった12歳の開心那(ひらき・ここな、WHYDAH GROUP)が59.04点で2位となり、史上最年少となるメダルを獲得、スケートボード女子ストリートで金メダルだった西矢椛(にしや・もみじ)の13歳の記録を塗り替えた。
予選1位の15歳の岡本碧優(おかもと・みすぐ、MKグループ)は53.58点で4位だった。宮崎出身で母が日本人の13歳、スカイ・ブラウン(英国)が3位に入り銅メダルを獲得した。
陸上
女子1500メートル準決勝で田中希実(豊田自動織機TC)は3分59秒19の日本新記録で1組5着に入り決勝に進出した。男子110メートル障害準決勝で泉谷駿介(順大)は13秒35の3組3着で落選し、日本人初の決勝はならなかった。女子400メートル障害決勝はマクラフリン(米国)が51秒46の世界新記録で優勝した。
ゴルフ
女子の第1ラウンドで、畑岡奈紗と稲見萌寧はともに70の1アンダーとし、首位と4打差の16位だった。フィリピン代表の笹生優花は74の47位。
ボクシング
女子フライ級の並木月海(自衛隊)は準決勝でブルガリア選手に0-5の判定で敗れ、銅メダルが決まった。
アーティスティックスイミング
デュエット決勝のフリールーティンで乾友紀子(井村ク)吉田萌(ザ・クラブピア88)組は94.4667点で、3日のテクニカルルーティンとの合計は187.8166点の4位だった。
馬術
障害飛越個人決勝で減点0で並んだ6選手によるジャンプオフに進んだ福島大輔(STAR HORSES)は6位となり、同競技で日本勢89年ぶりとなるメダル獲得はならなかった。
セーリング
男子470級は上位10艇による最終のメダルレースが行われ、岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)、外薗潤平(JR九州)組は6着となり、総合7位で競技を終えた。女子470級も上位10艇による最終のメダルレースが行われ、吉田愛、吉岡美帆組(ベネッセ)は8着に入って総合で7位となった。
自転車
男子スプリントの2回戦敗者復活戦で、脇本雄太(日本競輪選手会)はドイツ選手に勝ち、5日の3回戦に進んだ。女子ケイリン1回戦で、小林優香(日本競輪選手会)は4組2着となり、5日の準々決勝に進んだ。
飛び込み
女子高飛び込み予選で、20歳の荒井祭里(JSS宝塚)は268.80点の22位で落選した。
オープンウオーター
女子10キロが行われ、貴田裕美(コナミスポーツ)は2時間1分40秒9で13位だった。クニャ(ブラジル)が1時間59分30秒8で優勝した。 【日本經濟新聞 2021年8月4日 9:59 (2021年8月4日 23:15更新)】
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