瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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 今朝のウェブニュースから2つ。
 東京地検、小沢氏に近く出頭要請 「陸山会」土地購入疑惑で聴取へ ―― 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」が平成16年に購入した土地をめぐる疑惑で、東京地検特捜部が小沢氏から任意で事情聴取する方針を固めたことが5日、関係者への取材で分かった。近く聴取に応じるよう要請する。/小沢氏は疑惑に関する告発の対象になっていない。しかし、小沢氏が土地取引をめぐる陸山会と関連政治団体間の複雑な資金移動に関与した疑いが強いことから、疑惑の全容解明には小沢氏本人の事情聴取が不可欠と判断したもようだ。/特捜部は通常国会が18日召集予定となったことを踏まえ、来週中にも陸山会の会計責任者だった民主党の石川知裕衆院議員(36)=北海道11区=に対する政治資金規正法違反容疑での処分内容を最終判断する方針だが、その前に小沢氏に出頭を求め、土地取引の経緯や不記載の認識などについて説明を求めるとみられる。政権与党の幹事長が捜査機関から事情聴取を受けるのは極めて異例。/関係者によると、陸山会は16年10月、東京都世田谷区の土地を約3億4千万円で購入。複数の関連政治団体を経由するなどして、土地購入の直前に現金約4億円が陸山会に入り、直後にも約1億8千万円が入金された。取引直後には4億円の定期預金が組まれ、小沢氏名義で4億円を借り入れていた。/石川氏は特捜部の任意聴取に「小沢先生の指示で土地を購入した。運転資金が足りなくなり、小沢先生に相談して個人資金約4億円を貸付金として受け取り、土地代金に充てた」と供述したが、この資金を含む約5億8千万円は収支報告書に記載されていない。石川氏は不記載を認め、「ずさんだった」としている。/また、翌17年3月にも別の4億円が陸山会などの口座に入金され、5月に引き出されていたほか、19年には陸山会が小沢氏に4億円を借入金返済名目で支出していたとされる。いずれも収支報告書に記載はなく、不記載の総額は10億円以上に上る可能性もある。/特捜部は小沢氏本人しか分からない資金の移動が不記載となっていることなどから、事情聴取が不可欠と判断したもようだ。  (産経ニュース、2010.1.6 02:00)

f6c29137.JPG 藤井氏辞任で政権に痛手 背景に小沢氏との確執、「政治とカネ」も? ―― 18日召集予定の通常国会を控え、鳩山由紀夫首相の大きな後ろ盾となってきた藤井裕久財務相が辞意を固めたことは、政権に大きな痛手となった。後任人事をめぐり、政府・民主党ではすでに熾烈な綱引きが始まっており、これが政局の序章となる可能性もある。/「藤井さんは大丈夫ですか? 次を用意した方がいいんじゃないですか」/民主党の山岡賢次国対委員長は4日、党本部で首相にこう詰め寄った。/首相が最優先課題に掲げる平成21年度第2次補正予算案と22年度予算案の審議では財務相が最前線に立たされる。後任には即戦力を求められるが、首相は「どうなんですかねえ…」と曖昧に答えるだけだった。/首相は昨夏、政界引退を表明していた藤井氏を必死に説得し、衆院選で比例代表の名簿に登載した。財務相起用には民主党の小沢一郎幹事長が難色を示したが、これも押し切った。いかに首相が藤井氏に絶大な信頼を置いていたかの証左といえる。/にもかからわず、唐突な辞意は腑に落ちない。藤井氏は「健康上の理由」の一点張りだが、小沢氏との確執を指摘する声もある。/小沢、藤井両氏はかつて盟友だったが、次第に疎遠となり、昨年12月の22年度予算編成をめぐり、対立は表面化した。/藤井氏は子ども手当への所得制限導入や診療報酬引き上げ反対を主張したが、小沢氏は次々に覆し、12月16日の民主党の重点要望の際には「財務省は予算編成を『急げ、急げ』と言っているが、国民の声をちゃんと聞いてやってくれ!」と藤井氏を面罵した。この件を機に藤井氏は財務相を続けることに嫌気が差したといわれている。/もう一つ、辞意を固めた理由として「政治とカネ」問題も取りざたされる。/藤井氏は旧自由党で小沢党首の下、幹事長を務め、平成14年に政党助成金など党費から組織活動費として約15億2千万円が藤井氏あてに支出されたことが明らかになっている。/この件について、藤井氏は複数の議員に「おれ、あれ知らないんだよなあ」と漏らしているが、自民党は通常国会でこの問題を徹底追及する構えを見せており、藤井氏が矢面に立たされる公算は大きかった。/首相が藤井氏の慰留をあきらめても後任人事は難航が予想される。/即戦力として仙谷由人行政刷新担当相、野田佳彦財務副大臣の名が挙がるが、両氏は小沢氏と距離があり、無理に起用すれば首相と小沢氏の関係にヒビが入る可能性がある。菅直人副総理・国家戦略担当相の起用も有力視されるが、菅氏にあまりに権限が集中するとの見方もある。ピンチヒッターとして峰崎直樹財務副大臣の起用も取りざたされている。/「あれは検査入院じゃないだろ?」/藤井氏が入院した翌日の12月29日夜、小沢氏は与党幹部との懇談会の席上で冷ややかにこう言い放ったという。こういう事態になることを予測していたのかも知れない。        (産経ニュース、2010.1.6 00:02)

 ギリシア神話:神よりも人間を伴侶に選んだマルペーッサ
 Marpessa(マルペーッサ)は武神Arēs(アレース)の息子と言われるエウエーノスの娘で、夫と聞こえたIdas(イーダース)は「地のうえにある武士(もののふ)のうち、とりわけていと力の勝れた者で、さても美しい踝の若妻ゆえ、ボイボス・アポローンのみことに向かい弓矢を執った」と記され、この伝説の由緒が極めて古いことを想像させる。
 Idasはアパレウスの子であるが、母アレーネーがポセイドーンによって生んだといわれ、ポセイドーン神から翼の付いた戦車を与えられていた。ところで、Marpessaには早くからアポローン神が思いをかけ、しばしば言い寄っていたのを、Idasが一図にはやる恋心から父親の許しも得ずに、我武者羅にかの戦車に載せて奪っていったのである。父親のエウエーノスは固より烈火のごとく憤って、自ら馬を駆り後を追ったが、神車には到底敵(かな)いえなかったので、その頃はリュコルマースと呼ばれていた川の畔に着いたとき、遂に断念すると共に無念やるかたなく、馬を殺し自分もこの川に身を投げて死んだ。この川は彼に因んでエウエーノス川と呼ばれるようになったと言う。
95f5e895.JPG その後、Idasはメッセーネーに赴いたが、前々からMarpessaに思いを寄せていたアポローンが今度は出かけて行った彼女を連れ去ろうとした。そこでこの二人の愛人同志は当然のことながら激しい鞘当てを演じ、あわや一大事に及ぶところを、天上より大神ゼウスが認めて仲裁に入り、もっとも合理的な方法として、Marpessa自身にどちらでも彼女の望む方を選び取らせることにした。Marpessaは思案の末に、Idasを生涯の伴侶に選んだ。その理由は、おそらく彼女が他日年老いた時不死身であるアポーロン神は自分を見棄てて、誰か若い容姿麗しい女の許へ行かれるであろう、しかし人間であるIdasは恐らく自分を愛して渝(か)わるまいというのであった。
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