瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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 水門会総会で門司に行った。総会が終った翌日遠来の客が招かれて、O氏(医者)の別宅風霜庵で昼食会が開かれた。圧巻は、O氏の斡旋で筑前琵琶の生の演奏を聴くことが出来たことである。
 北田富美子氏という方で、1949年(昭和24年)福岡県北九州市戸畑区生まれで、結婚して門司区の今津に移り、結婚後、筑前琵琶を始める。現在は、旭流師範、北田旭朋(きょくほう)となられるや、早鞆旭会を結成し学校、公民館、お寺などに気軽に出向き、琵琶を演奏され古典の格式にとらわれず、達人独自の語りで、平家物語や黒田節など身近な演目を披露することもあるという先生である。先生に拠れば、「私たちの住んでいる北九州市門司門司港は、関門海峡を背景に源氏、平家の壇の浦合戦で有名です。琵琶の音色は淋しさや力強いバチさばきで戦いの場面を作り上げています。ここ5年間では、若者との出会いがあり、地域中心の演奏活動を始めています。古典の格式を大事にしながら、聴いて、見て、感動、感激を共感していただける舞台を夢見て元気な声と笑顔で歴史を語り続けています。皆様の暖かい応援をよろしくお願いします。」ということであった。
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 テレビなど琵琶の演奏を聞いたことはあるが、いやはや生の演奏がこんなに迫力あるものとは恐れ入った。平家物語の壇ノ浦の段の演奏では、20数名の酔っ払いどもも声を沈め首をうなだれてじっと演奏を聞き入っていた。
 いやいや、堅いものばかりではなく「博多どんたく」「黒田節」「炭坑節」なども演奏してくださり、誰が準備したのか踊り衣装を着て踊る人もいた。
 とても楽しく、有意義な日であった。
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1932/02/04
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 sechin@nethome.ne.jp です。


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