瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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  荀子 賦篇 第二十六 ―知― より
 皇天隆物,以示施下民,或厚或薄,常不齊均。桀紂以亂,湯武以賢。涽涽淑淑,皇皇穆穆。周流四海,曾不崇日。君子以脩,跖以穿室。大參乎天,精微而無形,行義以正,事業以成。可以禁暴足窮,百姓待之而後泰寧。臣愚不識,願問其名。
 曰:此夫安寬平而危險隘者邪?脩潔之為親,而雜汙之為狄者邪?甚深藏而外勝敵者邪?法禹舜而能弇跡者邪?行為動靜待之而後適者邪?血氣之精也,志意之榮也,百姓待之而後寧也,天下待之而後平也,明達純粹而無疵也,夫是之謂君子之知。知。

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5f9ed53e.JPG 天帝物を 下されて 下民に示し 与えけり。或は厚く、また薄く 常に斉一 ならざりき、桀・紂以て 乱をなし 湯・武は以て 賢となる。涽涽淑淑(こんこんしゅくしゅく) 皇皇穆穆(こうこうぼくぼく) 四海に流れ あまねけど 一日(ひとひ)足らずに こと終る。君子は以て 身を修め 盗跖以て 悪事なす。その大天と ならべども 精密細微 形なし。行ない以て 正しくし 事業は以て 成就する。暴を禁じて 窮(きゅう)救(たす)け 百姓これを 望み待ち 始めて平和 訪れる。我れ愚かにて わきまえず その何たるか 名を問わん。
 答えて曰く これはこれ 寛平なれば 安んじて 険隘(けんあい)なれば 危うくす 修潔なるに 親しんで 汚濁に対し 遠ざかる。甚だ深く ひそみ居て 外の敵には 勝をとる。舜・禹の道に のっとりて まことに事跡を 実践す。行為動静 これにより 始めて適し 宜しきぞ。血気も 志意も 盛んにす。百姓これに よりすがり 始めて平和 おとずれる。天下もこれに よってこそ 安寧平和 実現す。明達にして 純粋ぞ。君子の知とは これをいう。 ――知――
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目高 拙痴无
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1932/02/04
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