瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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 昨日は、甥のKK君(次兄の息子)が訪ねてくれました。この爺とは36歳違いの同じ申年です。久々の対面でしたが、すっかり貫禄をつけて自分が随分歳を取ったことを感じました。


 ウェブニュースより
 パキスタンの大学、銃乱射で20人死亡 タリバーン一派 ――  パキスタン北西部のチャルサダにある公立バチャ・カーン大学に20日午前(日本時間同日午後)、武装集団が押し入り、銃を乱射した。軍の発表などによると、学生ら少なくとも20人が死亡、30人以上が負傷した。犯人は4人組で、軍部隊などに全員射殺された。イスラム過激派の反政府勢力パキスタン・タリバーン運動(TTP=Tehrik-i-Taliban Pakistan)の一派が犯行声明を出した。
 チャルサダから約30キロ南西のペシャワルでは2014年12月、TTPが軍系列の学校に侵入して銃を乱射し、生徒ら約150人を殺害する事件が起きている。

 犯行声明を出したのは、この事件で実行犯への指示役だった男で「ペシャワルでの作戦後、収監された多数の仲間が処刑されていることへの報復」と述べた。シャリフ首相は「罪のない学生を殺す者に信仰はない。必ずテロを根絶する」との声明を出した。
 大学は12年開学。男女共学で、学生約3千人と教員ら約500人が在籍する。襲撃当時は定期試験などが行われており、大半が構内にいたとみられている。
 大学の警備責任者によると、大学には50人以上の警備員が配置されていたが、武装集団は霧に紛れて大学の裏手の塀を越えて侵入した。複数の校舎に立てこもり、学生や教官に向けて無差別に銃を乱射。手投げ弾とみられる激しい爆発音も断続的に起きた。
 3年生の男子は地元テレビに「午前9時ごろ、激しい銃撃音が聞こえた。コンピューター学部や文学部の構内で犯人が銃撃するのが見えた。逃げる途中で学生ら6人の遺体を見た」と話した。軍はヘリコプターで特殊部隊を投入。約3時間かけて建物を一つずつ制圧した。
 バチャ・カーンは、英植民地時代の独立運動指導者の名前。パキスタン北西部の世俗政党「アワミ民族党(ANPAwami National Party)」の前身組織の創始者でもある。20日は同氏の没後28周年にあたり、詩の朗読会が予定されていた。ANPは13年まで地元州政府を率い、軍と協力してTTP鎮圧を進めた。このため、しばしばTTPの攻撃を受けている。 (朝日新聞DIGITAL イスラマバード 20161210035


 


甘利氏 “未記載”調査し訂正の方針 野党は追及へ ―― 甘利経済再生担当大臣は、みずからの資金管理団体などが千葉県の建設会社の関係者から受け取った政治献金の一部を政治資金収支報告書に記載していなかった疑いがあることから、事実関係を調査したうえで報告書を訂正する方針です。これに対して民主党など野党側は、21日の参議院の決算委員会などで事実関係を明確にするよう求め、追及を強めることにしています。

 21日発売の「週刊文春」は、千葉県白井市の建設会社が、周辺で行われた道路工事で損害が出たとしてUR(Urban Renaissance Agency)=都市再生機構に補償を求めた交渉を巡り、甘利経済再生担当大臣の事務所に現金を提供したなどとする記事を掲載しています。
 甘利大臣の関係者によりますと、週刊誌の取材をきっかけに調べたところ、この会社の関係者から2013年と2014年に受け取った合わせて100万円の政治献金について、資金管理団体などの収支報告書に記載していなかった疑いがあるということです。これについて、甘利大臣は20日夜の記者会見で「正確にどういうことが指摘されているのか事実確認が必要だ。しっかり調査したうえで、国民に疑惑を持たれないように説明責任を果たしていきたい」と述べました。甘利大臣は、記載漏れが確認されれば報告書を訂正する方針です。
 政府・与党内からは「説明を尽くして国民の理解を得る努力をするしかない」などという意見のほか、「進退に発展するような問題ではない」などという見方がでています。
 一方で、甘利大臣が安倍内閣の経済政策の取りまとめに当たり、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉でも中心的な役割を担ってきたことなどから、政権運営や国会審議への影響を懸念する指摘も出ています。
 これに対して野党側は、民主党の枝野幹事長が「相当、深刻な問題を抱えていると認識している。参議院の決算委員会や、新年度予算案の審議で、相当厳しく問いたださなければならないことが、たくさんあると思う」と述べました。野党側は、国会審議を通じて甘利大臣に事実関係を明確にするよう求めるとともに、安倍総理大臣の任命責任も厳しく追及し攻勢を強めていく構えです。    (NHK NEWS WEB 1月21日 5時05分)

 中村梅之助さん死去 初代「金さん」、大河「花神」―― 劇団前進座代表で、テレビドラマ「遠山の金さん捕物帳」の初代金さん役で知られる歌舞伎俳優の中村梅之助(なかむらうめのすけ)(本名・三井鉄男(みついてつお))さんが十八日、肺炎のため死去したことが分かった。八十五歳。東京都出身。親族と劇団員で密葬を行った。劇団葬を三月三日午前十一時から東京都港区南青山二の三三の二〇、青山葬儀所で行う。喪主は長男で俳優の梅雀(ばいじゃく)(本名・進一(しんいち))氏。
 三代目中村翫右衛門(かんえもん)の長男に生まれ、八歳のとき「蜂の巣長屋」で初舞台を踏み、翌年の「勧進帳」で四代目中村梅之助を襲名した。「俊寛」などの時代物から「魚屋宗五郎」などの世話物まで、気迫にあふれた演技に定評があった。「一本刀土俵入」の駒形茂兵衛は父から「俺よりいい」と褒められたといい、前進座が文化庁芸術祭賞(一九九三年)を受賞した。近年は新歌舞伎「元禄忠臣蔵」や「法然と親鸞」など幅広い役を自在にこなした。

 前進座には四五年に入団。劇団の歴史とともに歩み、父ら第一世代亡き後は十歳下の嵐圭史さんとともに第二世代として劇団を支えた。
 テレビでも活躍。テレビ朝日系「遠山の金さん捕物帳」(七〇~七三年)の遠山金四郎やNHK大河ドラマ「花神」(七七年)主人公の大村益次郎の役で、茶の間の人気を集めた。
 二〇一二年五月の国立大劇場の歌舞伎公演では「口上」を述べる予定だったが、体調不良を理由に辞退していた。右足の動脈硬化症や不整脈、結腸切除、片方の腎臓摘出など満身創痍(そうい)だった。
 それでも一三年一月には、三十一年の歴史に幕を閉じた拠点の前進座劇場(東京都武蔵野市)のファイナル公演千秋楽で口上に登場。本紙の取材に「劇団の百周年を目指す」と語っていた。同年五月の国立大劇場公演で一年ぶりの舞台復帰を目指していた。
◆負けじ魂 伝統芸継承
 十八日に八十五歳で亡くなった中村梅之助(うめのすけ)さんは、丸い顔でいつも笑顔だった。「祖父(二代目中村翫右衛門=かんえもん)は面長な役者顔だったのに、父、私とだんだん丸くなった。母親の影響かな」と話していたことを思い出す。
 怒った顔を想像できなかったが「演劇界の革命」を旗印に門閥が幅を利かせる歌舞伎界を飛び出し、劇団前進座を結成した父(三代目翫右衛門)の話になると語調が急に改まった。
 「ことごとに『緞帳(どんちょう)役者(下級の俳優)』とさげすまれた父たちはその悔しさをバネに頑張った」。巡業を重ねる芝居には、いわゆる「大歌舞伎」のような引き幕が許されなかった。父たちの苦労に思いをはせていた。「劇団創設当時の初心を忘れずに、全国のお客さんに正しく伝統芸を伝えたいと、私たちも負けるものかの根性で努める」と力強く語っていた。
 伝統を意識する一方で、大歌舞伎とは違った独特の演出で、前進座らしい工夫も凝らした。父の代から続く劇団の財産演目「俊寛」などにそれが表れる。
 晩年はさまざまな病魔と闘い、舞台も滞りがちだったが、「だいたいの役はやり尽くしたかな」と苦笑していた。二〇一三年一月、前進座劇場閉館のファイナル公演の千秋楽に口上で登場し、名作「元禄忠臣蔵」(真山青果作)の一場面で、大石内蔵助のせりふ「しずかに名残を惜しまるるがよい…」を引用して語ったのが印象的だった。
 「この年になってようやく分かった芝居の機微がある。それを先輩としてではなく、芝居仲間として後輩たちに伝えていきたい」と決意を語っていた梅之助さん。「いざとなったら広場のテントでも芝居はできる」と熱弁を振るった。最後まで芝居への情熱は衰えなかったが、この時もニコニコと春風のごとくだった。 (東京新聞 2016120日 夕刊)

  1月3日のブログ「誕生日」にコメントがつきました。曰く
無題 :私が3歳のころ(昭和28年、西暦1953年)、しらばあちゃんは89歳だったのですね。はじめてひらがなの手ほどきを受けたのを今でもはっきり覚えています。足腰は弱かったようですが、頭脳は明晰で、しっかりと読み書きを教えてくれました。教えられる方に問題があって、額の中の達筆の文字には永久に及びそうにないのが残念です。当時節夫叔父は早稲田大学の学生。”都の西北”と教えてもらって大声で唄っていました。  中公望 2016/01/20(水)


 

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プロフィール
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目高 拙痴无
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1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
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