橘(たちばな)を詠める歌12
巻17-3909:橘は常花にもが霍公鳥住むと来鳴かば聞かぬ日なけむ
巻17-3912:霍公鳥何の心ぞ橘の玉貫く月し来鳴き響むる
巻17-3916:橘のにほへる香かも霍公鳥鳴く夜の雨にうつろひぬらむ
巻17-3918:橘のにほへる園に霍公鳥鳴くと人告ぐ網ささましを
巻17-3920:鶉鳴く古しと人は思へれど花橘のにほふこの宿
巻17-3984:玉に貫く花橘をともしみしこの我が里に来鳴かずあるらし
巻17-3998:我が宿の花橘を花ごめに玉にぞ我が貫く待たば苦しみ
※石川水通(いしかわのみみち、生没年不詳)
奈良時代の歌人です。伝未詳。橘(たちばな)をよんだ歌1首が「万葉集」にあり、天平19年(747)越中掾(えっちゅうのじょう)大伴池主(おおともの-いけぬし)宅でひらかれた税帳使越中守(かみ)大伴家持(やかもち)の餞別(せんべつ)の宴において、池主によって伝誦(でんしょう)されたといいます。
ウェブニュースより
沖縄米軍クラスター207人に 知事が外出禁止を要請しているのに...米兵が飲酒運転疑い逮捕 ―― 米軍キャンプ・ハンセンで新型コロナウイルスの大規模クラスター(感染者集団)が発生する中、沖縄署は21日未明、同基地所属の米海兵隊上等兵を道路交通法違反(酒気帯び運転)の容疑で現行犯逮捕した。県はハンセンに勤務する全軍人・軍属の基地外への外出禁止を求めているが、大規模感染の発覚後も同基地所属の米兵らが行動制限なく基地内外を行き来し、飲み歩いている状態が露呈した。玉城デニー知事は21日、ハンセンからの外出禁止や米本国からの異動停止など感染防止対策の徹底を日米双方に申し入れた。
1日はハンセンで21人の新型コロナ感染が確認され、同基地での感染者の累計は207人となった。基地内で新型コロナの新変異株、オミクロン株の感染が広がっている可能性が指摘されている。
玉城知事から電話で申し入れを受けた在沖米軍トップの四軍調整官ジェームズ・ビアマン中将は、「これ以上感染が拡大しないように、積極的にこの事態に対処していく」などと述べたという。オミクロン株を基地内で検査する体制については、「在日米軍と日本政府の間で、どのように取り扱うか検討中だ。何らかの合意が近くなされる予定だ」などと述べた。
沖縄署によると、酒気帯び運転で現行犯逮捕されたハンセン所属の海兵隊員は20日午後11時47分ごろ、北谷町美浜の国道58号で、基準値(呼気1リットル当たり0.15ミリグラム)を約4倍上回る酒気を帯びた状態で車を運転した疑い。巡回中のパトカーがスピードを出して走行している車を発見し、職務質問したところ、酒気帯び運転が判明した。海兵隊員は「酒を飲んだことに間違いない」と容疑を認めているという。21日に釈放された。
21日夕に記者会見した玉城知事は、米軍基地で起きている大規模感染に対する厳格な対処を日米双方に申し入れた際のやりとりなどを発表し、「非常に脅威に思っている。米側の持ち込んだオミクロン株によって基地従業員に感染を広げるようなことがあっては絶対にならない」などと訴えた。
こうした中、キャンプ・ハンセンに隣接する金武町の繁華街「新開地」では21日夜、平日ということもあり閑散としていた。基地から出てくるほとんどの米兵がマスクをしていたが、マスクを着用せずに飲食店などに出入りする米兵も一部いた。 (琉球新報 2021年12月22日 06:10)
日本大学の田中前理事長が保釈、保証金6千万円納付 ―― 所得税法違反の罪で起訴された日本大学前理事長の田中英寿被告(75)が21日夜、勾留先の東京拘置所から保釈された。東京地裁が同日保釈を認める決定をし、検察側は準抗告しなかった。保釈条件として事件関係者との接触が禁止されたとみられる。保釈保証金6千万円は現金で納付された。
田中前理事長は21日午後7時すぎ、黒い帽子をかぶって眼鏡をかけ、マスク姿で車に乗り込み、東京拘置所を後にした。
20日に起訴され、弁護人が保釈を請求していた。前理事長は「税務申告すべき必要性を認識していた」などと起訴内容を認め、修正申告する意向も示している。
起訴状によると、田中前理事長は取引業者から受け取ったリベートなどを除外して2018年と20年の所得計約1億1800万円を隠し、計約5200万円の所得税を免れたとしている。
特捜部は10、11月に医学部付属板橋病院の設計監理業務や医療機器納入などを巡り計約4億2千万円を流出させたとして元理事、井ノ口忠男被告(64)と大阪市の医療法人「錦秀会」元理事長、籔本雅巳被告(61)を逮捕、起訴した。2人は既に保釈されている。〔共同〕 【日本經濟新聞 2021年12月21日 17:45 (2021年12月21日 20:40更新)】
松田聖子は位牌手に、神田正輝は遺骨抱き憔悴…沙也加さんと悲しすぎる再会 ―― 18日に札幌市のホテルで、35歳の若さで急逝した女優神田沙也加さんが21日、同市内の斎場で荼毘(だび)に付された。
父で俳優神田正輝(71)と母で歌手松田聖子(59)は、沙也加さんと最後の対面をし、近親者のみの密葬が執り行われた。2人はそろって、斎場で気丈に取材に応じ、「ありがとうございました」と目を潤ませながら頭を下げた。
◇ ◇ ◇
火葬を終えた直後の午後5時すぎ、正輝は遺骨を抱き、聖子は「神田沙也加」の名が刻まれた位牌(いはい)を手に、斎場の会見スペースに現れた。2人とも泣きはらしたのか伏し目がちな視線で、聖子は時折、目頭を押さえ、マスクの奥でつらそうな表情を見せた。
最初に2人で一礼。続けて正輝が「大変申し訳ございません。ありがとうございます。本当に身内の近親者のみでお別れを、そして納骨というか、お骨にすることができました。皆さんご協力ありがとうございました」と報告。「ただあまり、今2人とも話すようなことではないので、しばらくの間、そっとしておいていただけたらありがたいと思います」と、声を絞り出し、再び頭を下げた。
続けて聖子が「本当に皆さん、お寒い中、申し訳ございませんでした。ありがとうございます」と震えるような声で話すと、2人そろって2度、深々と頭を下げた。
聖子は前日20日に札幌入り。この日午後2時半過ぎに斎場入りした際は、小雪が舞う中、霊きゅう車の助手席に乗り、位牌を手にしていた。顔は上げていたが、ぼうぜんとした表情だった。
最愛の娘の悲報は、18日、東京でのディナーショーの後で知らされた。人目もはばからず号泣し、聖子の所属事務所は「松田は現実を受け止めることができない状態」と発表。19~20日の東京の残り公演と、23~26日の大阪公演も中止が決まった。
正輝は20日に札幌に到着した。悲しみと疲れが色濃くにじんでいた。近年、沙也加さんは正輝に何かと相談するなど、良好な父娘関係だったという。聖子は確執が伝えられた時期もあったが、沙也加さんの活躍は2人で心から喜び、沙也加さんも2人を思っていた。「離れていても、家族全員が幸せならいい」と話したこともあった。
関係者によると、遺骨は聖子が東京に持ち帰ったという。この日は正輝の71歳の誕生日でもあった。3人が久しぶりにそろう日がこんなに悲しいものになるとは。愛情をいっぱい注いでくれた両親に見送られ、沙也加さんは天国へ旅立った。 [日刊スポーツ 2021年12月22日5時0分]
sechin@nethome.ne.jp です。
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