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春菜(はるな)・若菜(わかな)を詠んだ歌1
 春菜(はるな)もしくは若菜(わかな)は、春になって目を出す菜の類を言います。昔の人は春に「若菜摘み」をし、不老不死を願って食べたようです。
 
万葉集には、7首に登場します。
巻1-0001: 篭もよみ篭持ち堀串もよみ堀串持ちこの岡に菜摘ます子.......(長歌)
 
巻8-1421: 春山の咲きのををりに春菜摘む妹が白紐見らくしよしも
 
※尾張連(おわりのむらじ、生没年未詳)
 伝不詳。連(むらじ)は姓(かばね)で、名は不明です。万葉集巻八に二首記載されています。尾張氏は火明命を始祖とし、古来后妃・皇子妃を多く出したとの伝承を持つ氏族です。本宗は尾張国造ですが、諸国に広く分布し、『新撰姓氏録』には左右京・山城・大和・河内に住した尾張連を載せています。奈良朝の著名な尾張連出身者としては、孝謙天皇の勅により「陵王」を改修したという楽師、浜主(733-?)などがいます。
巻8-1427: 明日よりは春菜摘まむと標めし野に昨日も今日も雪は降りつつ
 
巻8-1442: 難波辺に人の行ければ後れ居て春菜摘む子を見るが悲しさ
 
※丹比屋主(たじひのやぬし、生没年未詳)
 万葉集に二首の歌を残します。天平十二年(740)十月に京を出発した聖武天皇の関東行幸に従駕しますが、河口行宮より京に帰還しました(万葉集巻六の左注)。また万葉集巻八の題詞によれば、天平年間に大蔵少輔の地位にありました。
 続日本紀に見える丹比(多治比)屋主は神亀元年(724)二月に従五位下に叙せられ、備前守・左大舎人頭などを歴任しています。しかし万葉集の丹比屋主はこれとは別人物で、天平九年に従五位下に叙せられた丹比家主であろうとする説もあります。
10-1919: 国栖らが春菜摘むらむ司馬の野のしばしば君を思ふこのころ
 
11-2838: 川上に洗ふ若菜の流れ来て妹があたりの瀬にこそ寄らめ
 

ウェブニュースより
 小池氏の再選出馬、12日表明 東京五輪準備、都政継続訴え ―― 東京都の小池百合子知事(67)が任期満了に伴う今月18日告示、7月5日投開票の都知事選に再選を目指して12日午後に立候補を表明する方針を固めたことが11日、関係者への取材で分かった。新型コロナウイルス対策や来年夏に延期された東京五輪・パラリンピックの準備などの課題に対応した都政の継続を訴える方針。
 
 既に支援方針で準備している自民党本部のほか、都議会で近い会派の関係者にも12日午後の表明を伝えた。10日閉会の都議会定例会では出馬表明を見送ったが、総額5832億円の追加補正予算が成立し、感染状況も落ち着きを見せて11日に「東京アラート」が解除となった。   【東京新聞 2020611 2131分 (共同通信)】


 

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