瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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 実姉の3回忌法要で21日より婆様ともども太宰府に赴き、昨夜9時過ぎに帰宅した。

 今朝は7時過ぎまで寝込んでしまい、朝食後桜橋を渡り向島の遊歩道を南下吾妻橋を渡って帰宅した。何時もの徘徊に較べると半分にも満たない距離であったが、長旅で疲れていたせいか足取りが重かった。いつもは朝4時に起きて、まだ暗い6時頃までには帰宅するので気付かずにいたが、向島の桜橋~言問橋の向島遊歩道に「鬼平情景」という説明板が新設されていた。

 

※ 「大川の隠居」のあらすじ:風邪で寝込んでいた鬼平は、ある夜寝室にあった亡父の形見の銀煙管を盗まれた。全快後剣友・岸井と市中見廻りに出た鬼平は、日本橋川の思案橋たもとの船宿・加賀やへ入り、気晴らしに舟で大川に出る。ところが両国橋で岸井が一時下船した際、なんと老船頭が盗まれた煙管を吸い始めたではないか。/翌日、鬼平の命で元盗賊の密偵・粂八が加賀やを訪ねると、この老船頭は、昔なじみの盗賊・浜崎の友蔵で、鬼平の評判が高いので煙管を盗んだと打ち明ける。この報告を聞いた鬼平は、翌々日粂八に印ろうを与え、友蔵に「粂八もその後、鬼平の寝室から印ろうを盗んだが、今夜返すので、友蔵さんは煙管を返し、その代わりに印ろうを盗んでみないか。成功すれば30両差し上げる」と持ちかけるように命じた。この話に乗った友蔵は翌々日煙管を返し、印ろうを盗み出す。/さらに翌々日、今度は鬼平が加賀やを訪ね、友蔵の舟で大川を上り、吾妻橋の上流三めぐりの土手あたりへ来たとき、友蔵は「大川の隠居」が現れたから明日は雨だという。見ると、年齢780歳、5尺(152センチ)と10貫(37.5キロ)くらいの鯉が現れ、舟とともに悠々と泳ぎ始めた。/その後、珍しいものを見せてもらったお礼にと言って、鬼平は浅草・今戸橋の船宿・嶋やに誘い、一杯やり始めると、友蔵は盃を落としワナワナと震え出した。鬼平が、あの銀煙管に煙草をつめ始めたからである。そして鬼平は1両を友蔵の前に置き、「とっつぁん、これで印ろうも返しておくれ」と頼むのであった。/百科事典によると、鯉は貝類、水中昆虫、水草、土中の有機物質を食べ、大きいものは153センチで45キロ、長寿のものは210歳になった記録があるそうである。だから水がきれいで餌も豊富だった江戸時代、鬼平が見た鯉が大川にいても、別に不思議ではないのである。
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目高 拙痴无
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92
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1932/02/04
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くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


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