慈姑(くわい)
慈姑(くわい)は、オモダカ科の水生多年草であるオモダカの栽培品種です。別名(田草、燕尾草、クワエ)ともいいます。歴史が古いことや葉の形から、地方では様々な呼び方がされています。
オモダカの語源ははっきりとはしておらず、人の顔に似た葉を高く伸ばしている様子を指して「面高」とされたとも、中国語で湿地を意味する涵澤(オムダク)からとられたとも言われます。クワイの語源は、収穫した外観が農機具の鍬(クワ)に似ていることから「鍬芋」(くわいも)と呼ばれたのが、転訛してクワイになったという説や、河芋(かわいも)が変化したという説やクワイグリから転じた等の伝承があります。
慈姑は中国南部が原産地とされていて、日本へは平安時代には伝わっていたといわれています。平安時代の書物「本草和名」では「烏芋(くわい)」の項で「於毛多加(おもだか)」「久呂久和為(くろくわい)」とあり、同じく平安時代の「和名抄(わみょうしょう)」でも「烏芋」が紹介されています(※ただし、これらはカヤツリグサ科の「黒くわい」を指している可能性が高いようです)。
青慈姑(オモダカ科)が、いつ頃から食べられていたのかは定かではありませんが、少なくとも江戸時代には広く食べられていたようです。貝原益軒の「菜譜(さいふ)」(1704年)では、慈姑の栽培方法や食べ方についての紹介のほか、吹田慈姑のことも「小にして味よし」と記しています。また、同じ項目のところで、カヤツリグサ科の「烏芋(黒くわい)」も紹介しています。
レンコン
レンコン(蓮根)は、ハスの地下茎が肥大した物で、食用に栽培されます。レンコンの原産地はインドで、インドから中国にわたり、2000年以上前に中国から日本に渡ってきたといわれています。ハスの歴史はきわめて古く、一億年以上前の化石から見つかっており、インドでは五千年前のものと思われるハスの女神像が発見され、エジプトではピラミッドや王家の谷からハスの種子が出、王家の紋章ともなっています。 三千年前の中国の 「詩経」 にはハスを尊ぶ詩が詠まれています。
奈良時代に書かれた「古事記」や「万葉集」に載っているほど、昔から食べられていたようだが栽培されるようになったのは、明治時代に入ってからだそうです。
なぜ2000年以上前かという根拠に、1951年に千葉市(現花見川区)で植物学者大賀一郎博士が2000年前のハスの実(3粒)を掘り出しました。驚いたことに、博士はそのうち1粒を発芽させ見事に花を咲かせたそうです。後に「大賀ハス」と名づけられ、発見地の近くにはハス池が作られ、今でも6~7月には大賀ハスが可憐な淡紅色の花を咲かせ、訪れる人の目を楽しませているそうです。
ハスの花が咲いた後、実のはいった「花もう」が肥大します。これがハチ(蜂)の巣に似ているため、「蜂巣」、それがつまって「はす」になったそうです。花は7月~8月の盛夏に集中して開花します。20枚あまりの花弁が朝早くから開き始め、午後には閉じて、4日目には開いたまま散ってしまいます。
「睡蓮」(スイレン)もハス同様に、沼地に生えることは同じで花や葉っぱは良く似ていますが、睡蓮にはレンコンが出来ず、ワサビのような根があるだけです。当然穴も開いていません。ハスとスイレンはかなり性質の違う植物なのです。
レンコンを切り空気に触れるとポリフェノール化合物が酵素によって酸化されるために切り口が変色し黒ずみがでますので、皮をむいたらすぐに水につけたほうがいいです。切った後すぐ酢水につけるとより白く綺麗に仕上がります。(10分ぐらい)茹でる時も酢を少量いれると白くきれいにゆであがります。金属製の鍋はレンコンが変色し、色がくすんでしまうので使わない方がよいようです。身がしまった根元は煮物に、歯ごたえある真中の部分は天ぷらやフライものに、先端は軟らかいのできんぴらやサラダにしたらいいです。
sechin@nethome.ne.jp です。
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