ウェブニュースより
大相撲名古屋場所14日目 照ノ富士 逸ノ城ともに敗れ3敗で並ぶ ―― 大相撲名古屋場所は14日目。横綱 照ノ富士は大関 正代に引き落としで敗れ、逸ノ城も敗れて3敗で2人が並びました。
中入り後の勝敗です。
▽錦富士に阿武咲は阿武咲が寄り切り。
☆阿武咲 立ち合いどうやってくるんだろうと思いましたけど、その中でも落ち着いて相撲を取れました。(高校時代の同期の錦富士との対戦について)純粋にうれしかったですね。10年ぶりくらいですか。自分が高校中退してからは取ってないので。自分らが相撲を取ることによって、(故郷の)青森県への恩返しになる。(千秋楽で2桁白星がかかるが)意識せず最後思い切って良い相撲を取れるように頑張ります。
★錦富士 (2桁勝利お預けも)2桁より明日が最後。自分の相撲をとって終わりたいです。
▽十両の竜電に妙義龍は竜電が寄り切りで十両優勝を決めました。
▽十両の朝乃若に照強は朝乃若が突き出し。
▽宝富士に十両の英乃海は宝富士が押し出しで勝ち越し。
★英乃海 立ち合いから相手の形になってしまった。下からはさみつけられるような形になったので、無理でしたね。(千秋楽について)今場所の最後なので、精いっぱい自分の相撲を取れるように頑張りたいです。
☆宝富士 (3場所ぶり勝ち越しに)ホッとしました、とりあえず。後半しっかり自分の相撲をとれた。それがよかったと思います。(あと一番)勝ち越したので最後まで自分の相撲をとって勝ち切れたらと思う。
▽翠富士に王鵬は翠富士が寄り切り。
▽十両の輝に志摩ノ海は輝が押し出し。
▽豊山に隠岐の海は豊山が突き落とし。
☆豊山 (物言いがついたが)勝ち負けより、引いちゃったなというのが一番です。いつも差されて負けている。しっかり踏み込んでくっついていった。中盤でつまずいてここまでくるのに時間かかりましたけど、最後笑って終われたらいいなと思います。
▽千代翔馬に碧山は千代翔馬が突き落とし。碧山は負け越しです。
▽佐田の海に千代丸は佐田の海が寄り切り。
☆佐田の海 合口の悪い相手だったので勝ててよかったです。一番たりともむだな一番はない。負け越したとはいえ、その後の相撲が大事と言われてますんで。
▽宇良に北勝富士は宇良が押し出し。北勝富士は負け越しです。
☆宇良 (相撲内容は)ちょっと分からないです。(7勝7敗で千秋楽)勝ち越し目指して頑張りたいです。
▽逸ノ城に明生は明生が寄り切りで勝ち越しました。逸ノ城は3敗目です。
☆明生 しっかり前に出ようという気持ちで立ち合いいきました。(優勝争いの逸ノ城を下すも)そこは気にせずに自分の相撲でといきました。
▽若元春に霧馬山は霧馬山が寄り倒し。
★若元春 最終的に負けたけど体は動いていた。悪い内容ではなかったと思います。(物言い)どちらに軍配が上がったかも分からなかったので。もう一丁かなと思いました。(取り直しは)左四つに組んでもっとがっちりいけばよかったが巻きかえられて体を入れ替えられてしまった。一方的に負けたわけじゃないんで。明日も出し切れるように頑張りたい。
▽栃ノ心に豊昇龍は豊昇龍が上手出し投げ。
▽阿炎に千代大龍は阿炎がはたき込みで勝ち越し。
☆阿炎 (勝ち越しに)あまり気にしていない。まだ場所は終わっていないので。自分の力のなさを感じているが、動けてはいる。パワーに関してはじっくりつけていきたいと思っているので、今は明日の相撲に集中したい。
▽若隆景に大関 貴景勝は若隆景が送り出しで勝ち越しました。貴景勝は4敗目です。
▽大関 正代に横綱 照ノ富士は正代が引き落としで勝ち、照ノ富士は3敗目です。
☆正代 純粋に勝てたことがうれしいです。(横綱には6連敗中だった)負けが続いてたんで、どこかで勝ちたいなという気持ちはありました。低く当たってまわしを取られないように。取られると横綱の相撲になるんで。(最後は)狙ったわけじゃない。自然と体が動いたと思う。勝ち越した後に気を抜いたような相撲だけはとりたくないと思っていた。千秋楽までやりきろうという気持ちが、こういう結果につながったと思う。
名古屋場所は14日目を終えて、ともに敗れた照ノ富士と逸ノ城が3敗で並び、4敗となった貴景勝が追う展開です。
取組後の談話
阿武咲は同じ青森県出身で同い年の錦富士との一番を制し「対戦は10年ぶりぐらいじゃないかな。純粋にうれしい。自分らがこうやってやることによって青森県の方々や指導者の方々にも恩返しになる。お互いに切磋琢磨(せっさたくま)して青森県を盛り上げいきたい」と充実した様子で話していました。
敗れた新入幕の錦富士は大相撲で阿武咲と対戦するために別の部屋に進んだということで「思い入れのある取組だったので勝ちたかった。純粋に悔しい。高校に入って稽古場では何度か勝ったことはあったが試合の土俵ではなかったので、今回しっかり勝ちたかったが、ダメだった」と悔しさをにじませました。
十両の朝乃若は休場が相次いだ影響で中入り後に照強との取組が組まれ、突き出しで勝って初めての懸賞を手にしました。
朝乃若は「客も多くて、懸賞の旗もまわっていて少し戸惑ったが、集中して落ち着いて取れた。いい経験、勉強になった。懸賞は重いなと思ったが、相撲に導いてくれたおじいちゃんにあげようと思う」と話していました。また、大関経験者で同じ部屋の朝乃山がきのう三段目優勝したあと宿舎でことばを交わしたということで「『おめでとう』とひと言だけ。一緒の土俵で相撲を取りたい」と話していました。
青森県出身の宝富士は3場所ぶりに勝ち越しを決め「とりあえずはほっとした。後半はしっかり自分の相撲がとれたのがよかった」と話していました。また、青森県出身の幕内力士が全員勝ち越しを決めたことについては「みんなで勝ち越してみんなで上に行けるように頑張りたい」と話していました。
豊山は隠岐の海との物言いがつく相撲を制して星を五分に戻し「中盤でつまずいてここまで来るのに時間がかかった。最後は笑って終わりたい」とと話していました。また、休場者が相次いでいる異例の今場所について「出たいけど出られない人ばかり。その人たちのためにも頑張りたいし、お客さんのためにも頑張らないといけない。喜んでもらえるようにしたい」と話していました。
佐田の海は10日目に負け越しが決まりましたが、その後は白星が続いていることについて「むだな一番はない。師匠からもあとが大事と言われている。それを実践しているだけだ」と気を引き締めていました。
宇良は同学年で同期入門の北勝富士に勝って星を五分に戻し「勝ち越しを目指して頑張りたい」と淡々と話していました。
明生は2敗で優勝争いのトップに並んでいた逸ノ城から白星を挙げ2場所連続の勝ち越しを決めました。
明生は「立ち合い、しっかり前に出ようという気持ちでいった。相手は気にせずに自分のことを意識していた。ほっとしているが、もう1日あるので、集中して土俵にあがりたい」と充実した様子でした。
霧馬山は若元春との取り直しの一番を制し「負けても前に攻めようとしていて、それが良かった」と振り返りました。
また、若元春に幕内では3回目の対戦で初めて白星を挙げたことについて「勝って良かった。いつか結果は出てくる」と話していました。
敗れた若元春は「きょうも一方的に負けたわけではないので力もきっ抗していると思う。ここから頑張りたい」と前を向いていました。
小結・阿炎は2場所ぶりに勝ち越しを決め「力の無さを感じた一方、動けている。パワーは時間をかけてつけていきたい。あしたの相撲に集中したい」と話していました。
関脇・若隆景は大関・貴景勝を破って勝ち越しを決め「下から我慢できたので内容的にもよかった。反省点はいろいろあるがあす思い切って相撲を取りたい」といつもどおり淡々と話していました。
一方、4敗目を喫した貴景勝は「しっかり自分の攻めをしたかった。勝たなきゃいけないので、きょうと同じく頑張る」と厳しい表情で話していました。
大関・正代は優勝争いトップに並んでいた横綱・照ノ富士を倒し、直近の対戦の連敗を6で止め「純粋に勝てたことがうれしい。負けが続いていたので、どこかで勝ちたい気持ちはあった。いなした瞬間は覚えていないが気がついたら自分の体が横にいなしていた。自然に体が動いた。残り一番思いっきり戦って締めくくりたい」と話していました。 (NHK WEB NEWS 2022年7月23日 19時23分)
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