ウェブニュースより
大相撲 名古屋場所 5日目 横綱 照ノ富士は逸ノ城に敗れ2敗目 ―― 大相撲名古屋場所は5日目。横綱 照ノ富士は初日から勝ちっ放しの平幕の逸ノ城に敗れ、2敗目を喫しました。
中入り後の勝敗です。
▽左足首のけがのため2日目から休場していた大奄美が再出場して十両の東龍と対戦し、東龍が上手投げで勝ちました。
https://www3.nhk.or.jp/sports/movie/YaCjoiv0gGgRg9/
▽阿武咲に王鵬は王鵬が押し出し。
★阿武咲 まだまだ前半なんで。明日から切り替えて頑張ります。
▽錦富士に剣翔は錦富士が突き出し。
☆錦富士 自分の立ち合いでいこうと。当たってからの流れで稽古もしてきているんで、体が自然に動いた。(新入幕は)バタバタするんで番付上げていきたいと思います。
▽妙義龍に千代丸は妙義龍が押し出し。
★千代丸 もろ差しになられて、あそこからすぐ攻めれば。遅かった。しっかりもろ手で突いて相撲がとりたい。切り替えて頑張りたいです。
▽一山本に千代翔馬は千代翔馬がはたき込み。一山本は初日からの連勝が止まり今場所初黒星です。
☆千代翔馬 先場所、いなそう思ったらついてこられた。相手の勢い止めたかった。内容は悪かったけど勝ってよかったです。
▽照強に豊山は照強が下手投げで勝ちました。
★豊山 負け方が負け方だったんで悔しかった。最後、土俵際で楽して勝とうというか押し込んでいこうとしたら左を差されてしまった。もっとじわじわいけばよかった。
▽琴勝峰に宝富士は宝富士が浴びせ倒し。
☆宝富士 今年はあまり(名古屋が)暑くないのでもうちょっと暑くなって欲しい。蒸し暑い方が汗も出るし体も動くので暑いのは好きです。
▽千代大龍に翠富士は翠富士が押し出し。
▽志摩ノ海に明生は明生が寄り切り。
☆明生 しっかりいけたと思います。先に何かしたい気持ちがあった。集中してまた明日の一番に臨みたい。(通算700回出場)知らなかったです。これだけ土俵に上がれていることに感謝したい。
▽栃ノ心に錦木は栃ノ心が寄り切り。錦木は今場所初黒星です。
★錦木 右差されて巻きかえていければと思ったが、向こうのペースで何もできなかった。(連勝ストップ)序盤でいい成績なかなかない。後半もいい成績を残せるように、立ち合いから集中していきたい。
▽琴恵光に北勝富士は北勝富士が押し出しで勝ちました。
☆北勝富士 いい相撲とれてよかったです。上半身と下半身がかみ合っていなかったが、そこを意識して調整した。明日に向けてもいいイメージで臨めると思う。20代最後の相撲。しっかり振り返りながら相撲がとれた。
▽碧山に翔猿は翔猿がすくい投げ。
☆翔猿 下がらないように、どんどん前に出られた。体が良く動いている。(4勝1敗にも)ここからですね。集中を切らさないように頑張ります。
▽隠岐の海に佐田の海は隠岐の海が上手投げ。
▽琴ノ若に遠藤は琴ノ若が突き出し。
▽霧馬山に隆の勝は霧馬山が上手出し投げ。
☆霧馬山 (隆の勝に初めて勝ち)もうずっと負けていたのでね。思い切り当たろうと思っていた。相撲はあまり覚えていないけど、よく我慢できたかなと。
★隆の勝 負けてしまったんで、何も言うことはない。昨日と同じですけど、足が出なかった一番。またやってしまったという感じです。合口の良い相手に押し込めなかったし、まわしを取られて振られたので大分反省点がある。気持ちを切り替え、初日みたいな気持ちでいければ結果は変わってくると思います。
▽阿炎に大栄翔は大栄翔が突き出しで勝ちました。
☆大栄翔 きょうは前に圧力をしっかり掛けられた。立ち合いもしっかりいけたので良かった。同じ突き押し同士で良い形でいけたのは、流れがきていると思う。朝稽古から立ち合いや足の運びを入念に見直してやっているので、しっかりうまくできるようになっている。気持ちの面では良くなっているので、明日からも集中して1日一番としっかりいきます。
▽若隆景に豊昇龍は若隆景が押し出し。
▽大関 貴景勝に玉鷲は貴景勝が押し出し。
▽若元春に大関 正代は若元春が寄り切り。角番の正代は1勝4敗となりました。
☆若元春 (大関戦初挑戦で初白星を挙げ)初めての大関戦だったので思い切りいこうと思った。自信はまだないけど、めったにできることではないので次につなげたいですね。
★正代 右がついてこなかった。初顔ということもあって、堅くなっちゃた。自分の方が腰が引けていた。最後まで圧力がかからなかった。(序盤戦を終えて1勝4敗)とりあえず1番、1番。その日にできることをやっていく。立ち合いもそうですし、中途半端な相撲が多いので、相手に圧力をかけられるようにしたい。
▽宇良に大関 御嶽海は宇良がとったり。角番の御嶽海は3敗目です。
▽横綱 照ノ富士に逸ノ城は逸ノ城が寄り切りで勝ちました。逸ノ城はただ1人、初日から5連勝。照ノ富士は2敗目です。
力士の談話
2日目から左足首のけがで休場していた大奄美は、14日から再出場も敗れ、「初日にけがをしてショックだったが、痛みが引いたのでまた出ようと思った。体の状態はぼちぼちで、またあすから頑張ります」と話していました。
王鵬は、阿武咲との初顔合わせの一番を制して3勝目を挙げ、「相手に引かれても、体が泳がずにしっかり前に出られた。きょうはやりたいことが全部できた」と手応えを感じていました。
新入幕の錦富士は、3勝目を挙げ、「相手がどうとかは考えず、自分の立ち合いでと考えていた。まだ連勝がないのであしたからも頑張りたい」と意欲を示しました。
一山本は、初日からの連勝が4で止まり、「相手の中に入って相撲を取ることができたらよかった。連敗だけはしないように頑張ります」と切り替えていました。
宝富士は、2勝目を挙げ「落ち着いて自分の相撲が取れた。ことしの名古屋はあまり暑くないので、もう少し暑くなってほしい。体の調子は悪くないので勝ち星も増えてくると思う」と落ち着いた様子でした。
栃ノ心は、4連勝中の錦木を破り、「右も入って左の前みつも取れたのできょうはよかった。一日一番、これからですね」と明るい表情でした。
北勝富士は2勝目を挙げ、15日に30歳の誕生日を迎えるにあたり「20代最後の相撲、これまでを振り返りながらあすもやりたい」と話していました。
翔猿は4勝目と好調で「前に出られている。ここからも集中を切らさずいきたい」と気を引き締めていました。
琴ノ若は、遠藤を一方的に攻めて3勝目。「流れよく、いい相撲が取れた。立ち合いでしっかり押し込めたり、逆に押し込まれなかったり、少しずつ重さが出てきている」と手応えを語りました。
霧馬山は、過去の対戦で0勝8敗と相性の悪い隆の勝に初めて勝って3勝目を挙げ「ずっと負けていたので、いつも勝てるようにこれからも頑張っていく」とうれしそうでした。
大栄翔は、阿炎を破って3連勝として「同じ押し相撲の相手にいい相撲が取れたので、流れがよくなる。集中してこれからも一日一番」と淡々と話していました。
若元春は、初めての大関戦で正代を破り、「思い切っていっただけで、出せるものを全部、出しただけ。勝てるとは思っていなかったのでシンプルにうれしい」と笑顔で振り返りました。記者から取組後に泣いていたかどうかを問われ、「泣いていない、にやにやしていた。自分から攻める意識で後半も頑張る」とあす以降の取組へ意欲を示しました。
宇良は、同学年の大関 御嶽海を破って3勝目を挙げて「稽古も含めて一度も勝ったことがなかった。少しだけ成長できたかなと思う」と喜びを語りました。
逸ノ城は横綱 照ノ富士を破って、幕内で唯一の5連勝とし「すぐに左まわしを引きたかったが、立ち合いで取れてよかった。体が思ったとおりに動いてくれている。まだ始まったばかりで、自分の相撲に集中するだけ」と淡々としていました。
日本相撲協会の八角理事長は、逸ノ城について「このまま行きそうな気がする。どっしりとしている。優勝候補に名乗りを上げたという感じかな」と話していました。 (NHK WEB NEWS 2022年7月14日 20時38分)
sechin@nethome.ne.jp です。
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