ウェブニュースより
大相撲 名古屋場所4日目 横綱 照ノ富士は琴ノ若に勝って3連勝 ―― 大相撲名古屋場所は4日目です。横綱 照ノ富士は今場所大関2人を破っている平幕の琴ノ若に勝って2日目から3連勝としました。
中入り後の勝敗
▽千代丸に阿武咲は阿武咲が押し出しで勝ちました。
★千代丸 止めるというか自分の間合いをとれなかった。やりにくいというか、苦手意識があると思います。前に出る相撲を早くとって、自分の相撲(の調子)をあげられるようしていきたい。
▽錦富士に妙義龍は妙義龍が押し出し。
★錦富士 立ち合いから何から全部ダメですね。フワッと立ってしまった。
▽剣翔に豊山は豊山が上手出し投げ。
☆豊山 連勝して崩れることが多いので昨日負けた時も考えたけど思い切りやるしかないと思っていきました。
★剣翔 まったく動きは警戒していなかった。思い切り前に出てくると思った。悔いは残るが、悪い相撲ではないので。負けた相撲は忘れて思い切りやるしかないです。
▽千代翔馬に王鵬は王鵬が寄り倒し。
★千代翔馬 相手がうまかった。我慢していったけど最後は体の大きさもあった。(右の)足首、甲に不安あって踏ん張りきかない。何とか15日間、相撲をとりきりたい。
▽一山本に琴勝峰は一山本がはたき込みで勝って初日から4連勝としました。
☆一山本 もっと前に出られたらよかったが。あと1、2歩押し込めていたらよりいい相撲だったと思う。おいしいごはん食べてしっかり眠れている。先場所は後半崩れてしまった。今場所は暑さに負けず、しっかりやりたいと思います。
▽宝富士に千代大龍は千代大龍が送り出し。
☆千代大龍 今ヌケヌケなので明日は負けますね。本当に続くので、何とか明日は勝って打破したいです。
▽明生に照強は明生が押し倒し。
☆明生 落ち着いていこうかなという気持ちで。相手のことはあまり考えず、自分のやることだけを意識しました。1日一番でまた集中していきたい。
▽琴恵光に翠富士は翠富士が下手投げ。
★琴恵光 最初にまわしのいいところ取られて、自分の流れに持ち込めなかった。立ち合いから先手とって自分の流れで相撲をとることが必要だと思う。
▽北勝富士に志摩ノ海は志摩ノ海が引き落とし。
☆志摩ノ海 (2日目の11日に33歳の誕生日を迎え)もっと飛躍した年にしたい。まだまだ33歳だと思って頑張りたいです。
★北勝富士 上半身と下半身がバラバラだった。もったいないですね。コツコツとやっていい時もあれば悪い時もある。折れずに明日に向けて調整していきたい。
▽錦木に碧山は錦木が押し出しで勝って4連勝です。
☆錦木 (立ち合い)合わなかったけど、次は落ち着いていけた。はたきもあるんで警戒していきました。体は動いていると思います。(出稽古解禁が)いい方向に出ている。(4連勝)久々なんで、このまま白星先行でいければ。(好調の原因は)分からない。毎日、お酒飲んでるぐらいですかね。
▽翔猿に栃ノ心は翔猿がとったり。
☆翔猿 (とったりは)稽古場でもしたことがない。無意識になりましたね。体が動いているので良かった。
▽隠岐の海に遠藤は遠藤がはたき込み。
▽佐田の海に玉鷲は佐田の海が押し出し。
☆佐田の海 とりあえず一番勝てたことにほっとしていますけど、まだまだ気を引き締めていきたい。先場所まだ自分の感覚がつかめていない部分がある。(先場所のように)足だったりが感覚を取り戻せるように、朝の稽古とかやっていきたい。
▽宇良に若元春は宇良が送り出し。
☆宇良 (しっかりと相手の動きに付いていったことに)たまたまです。まだ4日しか終わっていないので、一つ一つ積み重ねていきたいです。
▽阿炎に若隆景は阿炎が押し倒しで勝ちました。
☆阿炎 両脇に手が入られちゃって土俵際まで追い込まれたので、がむしゃらにいきました。(同い年で負けたくない相手だったと思うが)土俵にそういうのは持ち込まないようにしている。攻めることがしっかりできた。
▽大栄翔に隆の勝は大栄翔がはたき込み。
★隆の勝 流れは悪くなかったけど足がついていかなかった。向こうの方が一枚上手でした。
☆大栄翔 きょうは良い立ち合いができたので良かった。自分の中で考え、その通りにできた。1日1番で集中してやらないとけないと思う。(場所中は)早く寝ることが大事だと思うので、しっかり早く寝ています。
▽大関 正代に豊昇龍は正代がはたき込み。角番の正代は4日目に初白星を挙げました。
☆正代 なるべく落ち着いて取れるように相手に当たりにいきました。ちょっとたぐられたり、引っ張られたりしたときに慌てたので、そこは改善しようと思いました。(昨日までの3日間は)立ち合いから先手を取れなくなると慌ててしまった。きょうは無理にぶつからず同じような高さででいき、しっかり相撲が取れたのかと思います。とりあえず連敗が止まったのはうれしい。
▽大関 御嶽海に霧馬山は御嶽海が突き落とし。
☆御嶽海 自分より下に入られたんで、体が勝手に反応した。体は動いてるし、相手が見えているし、調子は悪くない。このままし白星を積み重ねていきたいですね。まだまだ始まったばかりホッとしている場合じゃない。あしたからもまた喜んでもらえるような相撲をしたいですね。
▽逸ノ城に大関 貴景勝は逸ノ城が寄り切りで勝って初日から4連勝としました。
☆逸ノ城 しっかりつかまえられていたんで良かった。(物言いは)ちょっと分からなくて、まげかなと思いました。もしかしたら(昨年の)九州場所みたいに反則負けになるんじゃないかと心配しました。(19年春場所以来の4連勝に)調子が良い。足りないところをトレーニングしましたので、(あしたの横綱戦に向けて)前に出る相撲。それしかないので、相手より先に先に出る相撲をしたいです。
▽琴ノ若に横綱 照ノ富士は照ノ富士がとったりで勝って3勝1敗としました。
★琴ノ若 もちろん中に入って攻められたら良かったですけど、どんな形になってもまわしを取らせないようにと思っていました。(とったりを決められたのは)せめて休まないようにといったんですけど、もうちょっと先手でいければ良かった。やることは変わらないので、あしたからも良い相撲を取れればと思っています。
各力士の談話
阿武咲は2連敗のあと2連勝とし「落ち着いて前に出られた。その日その日を一生懸命やるだけで、また、あす思い切ってやるだけ」とはきはきと応えていました。
豊山は剣翔を破って3勝目を挙げて「本当は突き放したかったが立ち合いの前に相手の目が泳いでいたので何かしてくるのかと考え、まわしを取った。あわてないで対応できた」と落ち着いていました。
王鵬は千代翔馬との長い相撲を制し「後手に回らないよう気を張っていた。長い相撲には慣れていてスタミナはある。しっかり勝てたら疲れない」と上機嫌でした。
一山本は初日から4連勝とし「立ち合いでしっかり当たれている。いまのところは順調でこのまま白星を積み重ねて後半も頑張りたい」と充実した様子でした。
志摩ノ海は今場所の初白星を挙げて、「当たりも良かったし、前にも落ちなかったので良かった」と振り返りました。また、11日が33歳の誕生日で「飛躍の年にしたいし、まだ33歳だと思って頑張りたい」と気持ちを新たにしました。
錦木は初日から4連勝に「珍しいのでそのまま白星先行でいければ。体が動いている理由は分からない」と淡々と話していました。
佐田の海は今場所初白星で「一番勝てたことにほっとしているが、まだ長いから気を引き締めたい。先場所ほど自分の感覚をつかめていないので、早く感覚をつかみたい」と話していました。
阿炎は同学年の若隆景を破り3勝目を挙げ「前に出ると決めてがむしゃらに出た。攻めることができたからこその結果」と充実した様子でした。
角番の大関・正代は小結・豊昇龍を破って今場所の初白星を挙げ「この3日間は立ち合いで先手を取れなかったのが、焦る原因だと思った。きょうは無理にぶつけにいかず、しっかり相撲を取れた。連敗が止まったのはうれしい。ここからもっと調子を上げていきたい」と話していました。
逸ノ城は大関・貴景勝を破っておよそ3年ぶりとなる初日から4連勝に「体が動いている。前に出る相撲を取るしかないので、相手より先に先に、前に出る相撲を考えていきたい」と話していました。
横綱・照ノ富士は2日目から3連勝で「じっくり見ていこうと思っていた。悪くない。あす以降も落ち着いて頑張りたい」と淡々としていました。
一方、敗れた琴ノ若は「もっと先に攻め手を休まずいけたら流れは変わったのかなと思う。負けはしたが中には入れたので、もっと追求してやっていけたら」と話していました。 (NHK WEB NEWS 2022年7月13日 19時31分)
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