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ウェブニュースより
 大相撲名古屋場所 千秋楽 逸ノ城が123敗で初優勝 ―― 大相撲名古屋場所は千秋楽。平幕の逸ノ城が宇良に勝ち、横綱・照ノ富士が大関・貴景勝に敗れたため逸ノ城が12勝3敗の成績で初優勝を果たしました。
 平幕力士の優勝は去年初場所の大栄翔以来、9場所ぶりです。
 中入り後の勝敗です。
▽阿武咲に十両の千代の国は阿武咲が押し出しで10勝目です。
▽妙義龍に十両の英乃海は英乃海が寄り切り。
 ●妙義龍 毎日、休場者が出る中で千秋楽まで相撲がとれたんで。自分らがやれることは限られている。(コロナに)かかるやろなと思ってやっていた。(9勝には)まあまあいいんじゃないですか。一生懸命やった結果です。

▽十両の竜電に宝富士は宝富士が寄り切り。

▽志摩ノ海に十両の水戸龍は水戸龍が押し出しで勝ちました。

▽栃ノ心に豊山は豊山が押し出しで勝ち越しました。栃ノ心は負け越しました。

▽錦富士に北勝富士は北勝富士が感染が確認されて休場し錦富士が不戦勝で10勝目を挙げ初の三賞、敢闘賞受賞です。
 〇錦富士 (不戦勝で210勝目をあげて敢闘賞受賞)素直にうれしいです。勝った相撲はしっかり当たって自分の相撲がとれたと思う。(不戦勝は)複雑な気持ちもあるが、運も実力のうちかと。場所に来て休場を知らされる。今までにないことだったが、ペースを崩さずにやれた。
▽隠岐の海に千代丸は同じ部屋の北勝富士の感染が確認されて、隠岐の海が休場し千代丸が不戦勝です。
 〇千代丸(不戦勝を聞いたのは)土俵入りのときです。びっくりしました。いろいろと大変でしたけど、来場所から頑張れるように今場所の反省をしたいです。(69敗と負け越し十両に落ちる可能性が高いが)1場所で戻れるように頑張りたいです。
▽碧山に照強は照強が押し出し。

▽王鵬に佐田の海は佐田の海が寄り切り。

▽若元春に千代大龍は若元春が寄り切りで勝ちました。
 〇若元春 今場所通してなんだろ、いい相撲はとれていたんで、次の場所以降に生かせるよう頑張りたい。(力はついた?)どうですかね。何とかやっていきたいなと思う。(コロナ禍)が気にならなかったといえばうそになる。やるべきことをやるしかないんで。
▽宇良に逸ノ城は逸ノ城が寄り切りで勝って3敗を守りました。宇良は負け越しました。逸ノ城は3回目の殊勲賞受賞です。
 ●宇良 頑張ろうと思いました。(左からの張り手は)痛かったです。(上位に)全く何も通じないと思いました。1場所で力がつくわけじゃない。今まで通り、稽古を重ねていくだけです。

▽霧馬山に千代翔馬は霧馬山が上手投げで勝ち越しました。千代翔馬は負け越しです。

▽明生に阿炎は明生が突き出し。
 〇明生 しっかり11歩足を出していこうという気持ちでした。稽古してきたことを少しは出せたかなと思います。(9勝は)自分の体とメンタルの戦いと思っていた。9番勝つことができてうれしいです。

▽豊昇龍に翠富士は翠富士が渡し込みで10勝目。

▽若隆景に大関・正代は正代がはたき込みで10勝目を挙げました。

▽横綱・照ノ富士に大関・貴景勝は貴景勝が押し出しで照ノ富士に勝ちました。
 ●照ノ富士 今場所、自分のできることをやった。(逸ノ城とはモンゴルから)一緒に来たんで、できたら千秋楽決定戦と思ってましたけど。今まで何回も優勝争いしてきたから今場所は「番」が来たんじゃないですか。

 この結果、逸ノ城が12勝3敗の成績で初優勝を果たしました。平幕力士の優勝は去年初場所の大栄翔以来、9場所ぶりです。
逸ノ城「とてもうれしい」
 
平幕の逸ノ城は初めての優勝を果たし、「とてもうれしい。前に13番、14番勝っても優勝できなかったので、優勝できてうれしい」と喜びを語りました。結びの一番は優勝決定戦に備えて支度部屋で準備をしていたということで、優勝が決まった瞬間については「決まってくれてよかった」とほっとした様子でした。
 新型コロナウイルスの感染が確認され夏場所は休場を余儀なくされ、休場明けとなった今場所については「ほかの力士よりは休んだと思っていたので、その分、今場所に出そうと思ってやってきたのでよかった」と話しました。
 14日目の23日は3敗目を喫し、24日の宇良との一番に向けて「きのうのことは忘れてきょう1日は最後だと思って気持ちも切り替えてやってきたので、引きずることはなかった。あまり得意じゃない相手だが、きょうこそ思い切りやろうと思っていた」と振り返りました。そして、今後に向けては「ほんとにまたゼロからしっかりやるだけだ。変なことを考えずに一生懸命頑張る」と意気込みを示しました。
序ノ口は高橋が優勝
 
大相撲名古屋場所の序ノ口は福島県出身の高橋が優勝決定戦を制して優勝を果たしました。
 名古屋場所の序ノ口は千秋楽の24日、ともに6勝1敗の二所ノ関部屋の高橋と立浪部屋の一翔が優勝決定戦に臨みました。
 決定戦では、高橋が鋭い立ち合いから一気に前に出て一翔を押し出し、優勝を果たしました。
 高橋は福島県須賀川市出身の23歳。日本体育大学の相撲部で主将を務め、同級生の嘉陽とともに二所ノ関部屋に入門し、ことしの夏場所で初土俵を踏みました。
 今場所は四つ相撲を持ち味に勝ち星を重ね、本割では敗れた一翔を優勝決定戦で破りました。
 高橋は取組後、「しっかり攻める相撲ができた。とてもうれしい。1つの段階を踏めたと思うがこの優勝に浸らずにさらに上へ、相撲を取り切りきりたい。理想の力士は相撲の型は反対だが、元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方で自分も得意の右四つをもっと極めていきたい」と話していました。    (NNK WEB NEWS 2022724 1918分)


 

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1932/02/04
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