ウェブニュースより
錦木6連勝でV争いトップ 阿炎の引きも計算した押し込みを八角理事長も称賛「稽古の積み重ね」 ―― <大相撲名古屋場所>◇6日目◇14日◇ドルフィンズアリーナ
自己最高位の東前頭筆頭に番付を上げて臨んでいる錦木(32=伊勢ノ海)が、6連勝で優勝争いの単独トップに立った。
小結阿炎(29=錣山)のもろ手突きに、下がりながらも腰の重さで余裕は十分。冷静に相手の動きを見た後、今後は反撃の押し。ここでも相手を正面に置き、慌てて出ないところが今場所の錦木の強みだ。土俵際で阿炎の、逆転の引きを読んだかのような押し込みで、最後も体を密着させ右肩でショルダータックルにように圧力をかけ、押し込んだ。いなして体をかわそうとする阿炎を、そのまま押し出して先場所からの連勝を14にまで伸ばした。
冷静さも持ち合わせた錦木の勝利に、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)も「錦木は引くのを待っている感じで、どっしりしている。稽古の積み重ねだろう」と称賛していた。 [日刊スポーツ 2023年7月14日19時45分]
【王位戦】藤井聡太王位が先手番ブレーク開幕2連勝!佐々木の得意「先手・相掛かり」撃破し完勝 ―― 将棋の最年少7冠、藤井聡太王位(竜王・名人・叡王・棋王・王将・棋聖=20)が佐々木大地七段(28)の挑戦を受ける、「伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦7番勝負第2局」が13、14の両日、有馬温泉(神戸市北区)の老舗旅館「中の坊瑞苑(ずいえん)」で行われ、後手の藤井が98手で勝ち、開幕2連勝とした。王位4連覇まであと2勝とした。佐々木は初タイトル獲得を目指す。第3局は25、26日に北海道小樽市「料亭湯宿 銀鱗荘」で行われる。
藤井が佐々木のエース戦法を撃破した。最も得意とし、8連勝中だった「先手・相掛かり」。1日目、佐々木が相掛かりを選択すると、藤井は10手目に角道を開け、浮き飛車に構えた。相手の「秘策」に新たな対策を練ってきた。
序盤戦について「手が広く、持久戦になる展開もあるのかなと思っていたが、積極的に動いてこられ、どう対応するか難しかった」と振り返った。
1日目から前例を外れ、互いに長考合戦。2日目に抜け出したのは藤井だった。5段目に飛車と馬を配置して攻撃的な布陣からジリジリとリードを広げ、終盤に大駒の角を敵陣深くに打ち込んだ。最後は鮮やかに相手玉を寄せきった。
https://www.youtube.com/watch?v=UZZiwOi3Gf4
「5筋の歩を突いていったことで、こちらの陣形もキズを抱えながらの戦いだった。ケアしながら指せればと思っていた」。リスクを覚悟しながら攻め続け、完勝した。「最後は一手勝ちの形になった」と話した。
佐々木との棋聖戦、王位のタイトル戦局4では、いずれも先手番が制しており、両者の過去8局でも先手番が勝利していた。佐々木とのタイトル戦で初めて先手番をブレークし、流れを引き寄せた。
豊臣秀吉がこよなく愛した有馬温泉での「名湯対局」は、これで4戦4勝。4連覇へ王手をかける棋聖戦5番勝負第局に中3日で臨む。前人未到の全8冠制覇には王位、棋聖の死守が絶対条件だ。名湯で疲れを癒やし、天下統一へ突き進む。 [日刊スポーツ 2023年7月14日17時12分]
sechin@nethome.ne.jp です。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |