瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
[3692] [3691] [3690] [3689] [3688] [3687] [3686] [3685] [3684] [3683] [3682]

ウェブニュースより
 翔猿が金星獲得の大仕事「やばい、最後勝った時も何も見えてない」横綱の攻め耐えに耐えた56秒 ―― <大相撲名古屋場所>◇3日目◇11日◇ドルフィンズアリーナ
 西前頭筆頭の翔猿(31=追手風)が、横綱照ノ富士(31=伊勢ケ浜)から今場所の初日を出した。
 圧倒的に攻められながら粘りの相撲。56秒8の大相撲を制し最後は寄り切った。

 支度部屋で髪を結い直した後も、翔猿の息は絶え絶えだった。「やばいですね、久しぶりに。最後勝った時も何も見えてない。疲れすぎて」。横綱の攻めを耐えに耐えた約1分。「ゼー、ゼー」とはく息こそ、大仕事を遂げたあかしだった。
 初日から連敗で迎えた横綱戦。「連敗していたんで、勝ちたい気持ちが強かった」。出番前の支度部屋。他の力士より人一倍、付け人を相手に立ち合いを繰り返し、大量の汗を流した。
 現実はあっさり横綱に右四つに組み止められた。一気に前へ圧力をかけられるが174センチ、135キロの体は粘った。「(まわしが)外れそうになった」と一枚まわしがビヨンと伸びてもうまく回り込みながら、最後は横綱の膝裏から崩しながら勝利をつかんだ。
 頭上には大量の座布団が舞う。「座布団が舞ってたのは、今まで夢見ていた光景。体力はやばかったけど気持ちよかったです」。持てる力を使い切り10勝で殊勲賞の昨年秋場所以来2個目の金星を手にした。
 同部屋で埼玉栄高の後輩でもある関脇大栄翔が、大関昇進に向けて突き進む。場所前から「狙いたい」と堂々と公言してきた充実の相手と「いい稽古ができたんで。(この日も)がむしゃらにいくことができた」という。稽古を積んだ自信によって気持ちも折れなかった。「持ち味を出せた。うれしい」と言った。
 宿舎は三重県内にある。「移動に1時間半。往復3時間かかりますからね。遠いですよ」。そんな移動時間も、気持ちを整理するなどに使えるのだろう。今年春場所以来となる三役復帰にも「戻りたい」と意欲を示す。絶対的な主役候補に粘り勝った金星が、その原動力となる。    [日刊スポーツ 20237111934]


 

この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


小冊子の紹介
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 9 11
12 14
21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新コメント
[傍若在猫 05/07]
[EugenePum 04/29]
[m1WIN2024Saulp 04/22]
[DavidApazy 02/05]
[シン@蒲田 02/05]
[нужен разнорабочий на день москва 01/09]
[JamesZoolo 12/28]
[松村育将 11/10]
[爺の姪 11/10]
[爺の姪 11/10]
最新トラックバック
ブログ内検索
カウンター
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © 瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り All Rights Reserved
/