合歓(ねむ)を詠んだ歌
マメ科ネムノキ亜科の落葉高木の合歓の木です。高さは10メートル位にまでなります。夕方になると葉が閉じて、夜眠るように感じられます。6~7月に、糸のような花を咲かせます。
合歓という言葉は、男女の共寝を意味しており、万葉集の歌の中にもこのイメージをうかがわせています。全部で三首あります。
巻8-1461: 昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓木の花君のみ見めや戯奴さへに見よ
※紀女郎(きのいらつめ、生没年未詳)
『万葉集』末期の歌人。別名紀小鹿(おしか)。紀鹿人(かひと)の娘で、安貴王(あきのおおきみ)の妻。『万葉集』に12首の短歌が所収します。このうち5首が大伴家持(おおとものやかもち)への贈歌です。いずれも友交関係による社交的な歌ですが、当時の一般的傾向として恋歌的な、あるいは諧謔(かいぎゃく)的なことば遣いが持ち込まれています。「戯奴(わけ)がためわが手もすまに春の野に抜ける茅花(つばな)そ召して肥えませ」など、当時の新風の一典型といえます。事実とは異なる恋や、言語遊戯的な諧謔を通して、和歌が社交の重要な具となりつつありました。また一方では、月下の梅への観照による新しい風流の歌をも詠んでいます。
巻8-1463: 我妹子が形見の合歓木は花のみに咲きてけだしく実にならじかも
巻11-2752: 我妹子を聞き都賀野辺のしなひ合歓木我れは忍びず間なくし思へば
ウェブニュースより
メーガン妃「肌の色」発言 ヒラリー氏も支持、王室沈黙 ―― 英王室のハリー王子(36)の妻メーガン妃(39)が、長男アーチー君(1)を妊娠中、「肌の色がどれだけ濃いのかという懸念」が王室内でやりとりされたと米テレビに明かしたことが、波紋を広げている。米国で著名人が次々に支持を表明する一方、英国では公務を離れた夫妻への反発も強く賛否は割れている。
メーガン妃は父親が白人で母親がアフリカ系だ。英メディアでは発言に同情的な意見があるなか、厳しい評価も聞かれる。英紙テレグラフのコラムニストは「エリザベス女王への衝撃的な侮辱だ」と指摘。主要な王族の子が称号を与えられない例はアーチー君に限らず、それを人種差別に結びつけるのは不適切だとした。また、ジョンソン首相は8日の記者会見でコメントを求められ、「王室の問題にはコメントしないのが首相の正しい行いだ」としつつ、「私は常に女王と、英国と英連邦の国々を結束させる女王の役割を最も称賛している」と述べた。
夫妻の結婚式にも出席した米テニスのセリーナ・ウィリアムズ選手は、「女性や有色人種を見くびり、苦しませ、悪者扱いする組織やメディアの性差別や人種差別を私も知っている」「勇気ある行動を誇りに思う」とSNSに投稿した。
ヒラリー・クリントン米元国務長官は米紙のオンラインイベントで「彼女はうつむき続けることを選ばず、自分の人生を生きようとした。彼女にはその権利がある」と語った。米ホワイトハウスのサキ報道官も記者会見で「葛藤を明かし、個人的な話をするのは勇気のいることだ」と述べた。
英王室には「不平を言わず、説明もしない」という不文律がある。王室は今回も沈黙を保っているが、何らかの反応をせざるをえないとの見方が強い。インタビューの放送直前には、メーガン妃にいじめられて職場を去ったという元職員の訴えが英紙タイムズで大々的に伝えられ、王室は「職場でのいじめや嫌がらせを容認しない」として調査を表明する異例の声明を出した。これについても、メーガン妃の支持者からは、妃にだけ特にきつく当たる王室の姿勢の表れだとみられていた。
インタビューでメーガン妃は、妊娠中にルールが変えられ、王位継承順位7位のアーチー君に「王子」の称号は与えられず、警護もつかないと言われたと主張。「もう生きていたくなかった」とも語り、自殺を考えたことも明かした。助けを求めても王室内では得られず、ハリー王子の母、故ダイアナ元妃の友人を頼ったという。ハリー王子は、元妻を失った経験がありながら夫妻に手をさしのべない父チャールズ皇太子に対して「失望している」と語った。 (朝日新聞DIGITAL 2021年3月9日 20時23分)
野党、菅首相と武田総務相に照準 接待問題は「政治家の責任」―予算委 ―― 総務省幹部の接待問題が焦点となった8日の参院予算委員会集中審議で、野党は菅義偉首相と武田良太総務相の責任に照準を合わせた。武田氏は谷脇康彦総務審議官の事実上の更迭で幕引きを図る構えだが、野党は同省の官僚の答弁や調査が次々とほころびを見せていることを繰り返し取り上げ、「政治家の責任」を浮き彫りにしようと躍起になった。
「大臣の国会での説明と事実が異なるようでは議論は成り立たない。責任を取るべきだ」。立憲民主党の木戸口英司氏は、武田氏が谷脇氏の説明をうのみにして答弁を誤ったとして辞任を迫った。谷脇氏は総務省の調査に対し、放送関連会社「東北新社」以外の接待はなかったとしていたが、その後にNTTの接待を受けていたことが発覚して更迭されたためだ。
武田氏は「重く受け止めるが、真相究明と再発防止、国民の信頼を取り戻すことが私に課せられた責任だ」と反論。木戸口氏が首相に武田氏の更迭を求めると、首相は「第三者の目を入れてしっかり調査を行うのが大臣の責務だ」と拒否した。
立憲の小西洋之氏も「ちゃんとした報告ができないんだから大臣は辞任すべきだ」と要求。首相に対しても、長男正剛氏が東北新社の「接待要員」だったとして、その政治責任に矛先を向けた。首相は正剛氏から「申し訳ない」と謝罪の電話があったと明かし、「国民の期待に応えていくのが私の責任だ」とかわした。
接待問題が明るみに出た当初、更迭された秋本芳徳前情報流通行政局長は、東北新社側との会食の席で、衛星放送が話題に上ったことを否定。だが、週刊文春が現場での録音を基にやりとりを詳報すると、一転、事実を認めた。同省は調査報告で、東北新社以外からの接待を否定していたが、ほどなくNTTからの接待問題が判明した。
立憲の参院幹部は8日、総務省が追加の中間報告を15日に提出することに触れ、「この後にさらなる報道が出れば武田氏の進退に直結する」と手ぐすね引く。共産党の小池晃書記局長も記者会見で「首相が全力を挙げて真相解明する責任がある。武田氏の責任も重大だ」と指弾した。
更迭された谷脇氏は、首相肝煎りの携帯電話料金引き下げを中心的に担ってきており、政権の看板政策にブレーキがかかりかねない。加藤勝信官房長官は8日の会見で「影響が出ないよう取り組んでもらう」と答えるのが精いっぱいだった。拡大する一途の接待問題に、政府関係者は「しっかり対応しないとまずい」と危機感をあらわにした。 (JIJI.COM 2021年03月09日07時04分)
sechin@nethome.ne.jp です。
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