瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
十二支は子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類からなっているが、十干と同じように、十二支の本義は、古代研究に便利な漢の釈名や、史記の歴書によっても、実は生命消長の循環過程を分説したものであって、実際の木だの、火だの、鼠だの、牛だのと直接関係のあることではない。
子(シ・ね): “孳”で、陽気が色々に発現しようとする動き
丑(チュウ・うし): “紐”で、生命エネルギーの様々な結合
寅(イン・とら): “演”で、形をとっての発生
卯(ボウ・う): 同音“冒”に通じ、開発の意
辰(シン・たつ): “震”、同音“申”に同じ、生の活動
巳(シ・み): “已”に通じ、陽盛の極、漸く陰に移ろうとする所
午(ゴ・うま): “忤(さからう)”に通じ、上昇する陰と下退する陽との抵触
未(ビ・ひつじ): “昧”で、陰気の支配
申(シン・さる): 陰気の支配
酉(ユウ・とり): 酒熟して気の漏れる象。陰気の熟する所
戌(ジュツ・いぬ):同音“恤”であり、“滅”である。統一退蔵
亥(ガイ・い): “核”で、生命の完全な収蔵含蓄
十二支は古く殷の甲骨文では十干と組み合わされて日付を記録するのに利用されている。戦国以降、日だけでなく、年・月・時刻・方位の記述にも利用されるようになる。戦国時代の中国天文学において天球の分割方法の一つであった十二辰は、天球を天の赤道帯に沿って東から西に十二等分したもので、この名称には十二支が当てられた。また、木星が約12年で天球を西から東に一周することから、十二次という別の天球分割法における木星の位置が年の記述に利用されていたが、十二辰の方向と順序に対しては逆方向であるため、紀元前4世紀ごろ、十二辰の方向に合わせるべく木星とは一直径を境に逆回りに天球を巡る太歳という架空の星を考え、太歳の十二辰における位置で年を示す紀年法が使われるようになった。これが後漢以後に始まり現在まで使われている干支による紀年法の起源である。また、12という数が1年の月数と同じであることから、月を表すのにも用いられるようになった。これを月建といい、建子の月は冬至を含む月、すなわち夏暦の11月、周暦の正月である周正に置かれた。さらに、時刻(十二時辰)や方位の表示にも用いられるようになった。正午(昼の12時)、正子(夜の12時)、子午線(南北を結ぶ線: 経線)、卯酉線(東西を結ぶ線: 局所的に緯線と一致するが厳密には両者は別のもの)の称はこれに由来する。
十二支の各文字は、一説に草木の成長における各相を象徴したものとされる(『漢書』律暦志)。また、各十二支には動物が割り当てられている。これを十二生肖と呼ぶが、日本では十二支という言葉自体で十二生肖を指すことが多い。元々十二支は順序を表す記号であって動物とは関係がない。なぜ動物と組み合わせられたかについては、人々が暦を覚えやすくするために、身近な動物を割り当てたという説(後漢の王充『論衡』)やバビロニア天文学の十二宮の伝播といった説がある。
子(シ・ね): “孳”で、陽気が色々に発現しようとする動き
丑(チュウ・うし): “紐”で、生命エネルギーの様々な結合
寅(イン・とら): “演”で、形をとっての発生
卯(ボウ・う): 同音“冒”に通じ、開発の意
辰(シン・たつ): “震”、同音“申”に同じ、生の活動
巳(シ・み): “已”に通じ、陽盛の極、漸く陰に移ろうとする所
午(ゴ・うま): “忤(さからう)”に通じ、上昇する陰と下退する陽との抵触
未(ビ・ひつじ): “昧”で、陰気の支配
申(シン・さる): 陰気の支配
酉(ユウ・とり): 酒熟して気の漏れる象。陰気の熟する所
戌(ジュツ・いぬ):同音“恤”であり、“滅”である。統一退蔵
亥(ガイ・い): “核”で、生命の完全な収蔵含蓄
十二支の各文字は、一説に草木の成長における各相を象徴したものとされる(『漢書』律暦志)。また、各十二支には動物が割り当てられている。これを十二生肖と呼ぶが、日本では十二支という言葉自体で十二生肖を指すことが多い。元々十二支は順序を表す記号であって動物とは関係がない。なぜ動物と組み合わせられたかについては、人々が暦を覚えやすくするために、身近な動物を割り当てたという説(後漢の王充『論衡』)やバビロニア天文学の十二宮の伝播といった説がある。
プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
93
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
sechin@nethome.ne.jp です。
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