瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
[2038] [2037] [2036] [2035] [2034] [2033] [2032] [2031] [2030] [2029] [2028]

 昨日は勤労感謝の日で、二の酉と重なり、淺草の鷲神社周辺は大変賑わったと言います。

 勤労感謝の日が制定される以前は、「新嘗祭」が行われていました。新嘗祭は古くから国家の重要な行事であり「瑞穂の国」の祭祀を司る最高責任者である大王〔おおきみ〕(天皇)が国民を代表して、農作物の恵みに感謝する式典でした。「新嘗」とはその年収穫された新しい穀物のことをいいます。農業中心の時代、この行事はとても重要な儀式でした。

 「勤労感謝の日」は1948年に定められましたが、この日を制定するにあたては、元々の「新嘗祭」として祝いたいなど様々な意見があったようです。しかし「労働」とは本来「農業に従事して生産を行うもの」だけを言うのではなく、今日のサービス産業なども含めた幅広い意味を持つことから「新嘗祭の日」という考えは却下され、現在の「勤労感謝の日」が制定されました。
 勤労感謝の日はアメリカの「Labor Day(直訳:勤労の日)」 の影響を受けているのでは、という説があります。しかしアメリカのLaborDayは9月の第1月曜で、「勤労感謝の日」とは大きなずれが生じます。アメリカにはLaborDayのほか、11月最後の木曜日に「Thanks Giving Day(感謝の日)」があります。

日付や新嘗祭との関係を考えると、こっちの解釈の方がしっくりきます。しかし、日本の勤労感謝の日はあくまでも収穫を祝うだけではなく、広義の意味で「日々の勤労に感謝する日」なのだということです。

 夕飯支度の時間と重なるので、ここの所大相撲もゆっくり見れません。今場所は何といっても幕内最軽量の石浦の活躍です。
 ウェブニュースより
 新入幕で10連勝、石浦の夢 病と闘う戦友との「横綱土俵入り」 ――  大相撲九州場所で新入幕ながら10連勝している幕内最軽量の石浦(宮城野部屋)。そんな石浦を突き動かす、夢があります。

 
中学時代から一緒に稽古を積んできたライバルであり友と、横綱土俵入りで露払い・太刀持ちを務めることです。その力士とは……バセドウ病と闘いながら、十両に返り咲いた同部屋の力士・山口です。
 破竹の十連勝:新入幕の石浦は身長173センチ、体重114キロ、幕内では最軽量の力士です。持ち味は、素早い立ち合いと思い切りの良い相撲。23日の11日目に、元関脇の実力者・妙義龍にも勝ち、2日目から破竹の10連勝。11日目を終えて、横綱鶴竜らと優勝争いする活躍に、観客からの期待は高まっています。大活躍の石浦は、この九州場所から横綱白鵬の露払いを務めています。横綱土俵入りの露払いと太刀持ちは、同じ部屋か一門の幕内力士が務めるのが慣例になっています。十両に返り咲いた山口が幕内に入り、石浦が幕内で相撲を取り続ければ、夢は現実になります。
 
石浦と山口、中学から大学まで切磋琢磨:2人は鳥取市立西中学校、鳥取城北高校、日大と同じ道を歩んできました。地元出身の石浦に対し、東京から鳥取に「留学」してきた山口は、高校横綱などアマ19冠に輝いた大器。中学1年の時点で身長170センチ、体重100キロもありました。一方、中学1年の時点で石浦は150センチ、50キロ。当時は重戦車のような山口の立ち合いに圧倒され、まわしにすら触れられませんでした。その後、高校、大学でも歯が立たなかった石浦ですが、山口との稽古で成長を感じていました。石浦は「山口より強いやつはいない。大きい力士の懐に入るスタイルの基本もできあがった」と語ります。日大卒業後、相撲をあきらめかけオーストラリアへ語学留学したこともある石浦。土俵に再挑戦したのも、山口の角界での活躍に刺激を受けたからでした。そして、同じ宮城野部屋に入門しました。
 けが、バセドウ病、苦しむライバル山口:山口は入門後は幕下15枚目格付け出しから、所要3場所で新十両に昇進、幕内も1場所務めました。しかし、大きな挫折を味わいます。2年前の夏に十両から陥落。その後、腰のけがの手術をしたほか、バセドウ病になっていたことが発覚したのです。本来の力を全く出せず、一時は三段目まで番付を下げました。地道に復活を期し、先場所では幕下優勝。2年ぶりの十両に返り咲きました。「どん底」を見た山口の姿に心を痛めながらも、その復活を信じていたのが石浦でした。
 夢まもなく「あとは自分次第」:先場所、山口が幕下優勝し十両復帰を濃厚にした時、石浦は山口との「露払い・太刀持ち」という夢について「あとは自分次第」と語っていました。
――山口の幕下優勝についての感想は?
 
驚くことはないです。(苦しんでいる山口のことを)あいつはもう終わったから、おまえが頑張れという人もいた。でも信じていた。口が苦しんでいる時は)何も声はかけなかった。自分の言いたいことも山口はわかっている。山口がどれだけ悔しいかわかっていたから。
――夢だった2人での露払いと太刀持ちが近づいています。山口は大丈夫なんで、あとは自分次第じゃないですか。
 小兵ながら気迫あふれる相撲で注目されている石浦。闘志を胸に秘めながら、夢に向かって、一歩ずつ、進んでいます。  (withnews 20161123)


 


この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
54年ぶり?
東京での積雪、おどろきました。
浅草でも雪が降ったとテレビ中継していましたね。
お風邪など召されませんよう。


爺の姪 2016/11/25(Fri) 編集
プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


小冊子の紹介
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 3 4 5 6
7 8 10 11 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 26 27
28 29 30
最新コメント
[m1WIN2024Saulp 04/22]
[DavidApazy 02/05]
[シン@蒲田 02/05]
[нужен разнорабочий на день москва 01/09]
[JamesZoolo 12/28]
[松村育将 11/10]
[爺の姪 11/10]
[爺の姪 11/10]
[松村育将 11/09]
[松村育将 11/09]
最新トラックバック
ブログ内検索
カウンター
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © 瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り All Rights Reserved
/