瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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 今にも降り出しそうな天気。生暖かい南風が吹いている。
e8621195.jpg 隅田公園を南下、言問橋を潜ると土手の上の遊歩道に上がってみた。目の前に東武の隅田川橋梁が横たわる。橋長166mの鉄道橋梁で、別名、花川戸鉄道橋(はなかわどてつどうきょう)とも呼ばれているそうである。この橋は、東武鉄道が浅草駅まで延長するために隅田川に架けた橋で、隅田川の景観に配慮するためと車窓からの隅田川の景観を考慮して、高いトラス橋にせず架線柱に曲線のデザインが取り入れられたという。また、計画の際には隅田公園を通る路線が計画されていたが、隅田公園の景観を損なわないよう公園を避けるようにルートの設定がなされたそうである。1949年まで橋のすぐ東側に隅田公園駅(今の枕橋茶や辺り)が設けられていた。この橋はデザイン性の高さとしては誇るべきもので、戦後間もなく進駐軍から設計図の提出を求められたという。さらに、浅草駅入線に際する運転の制約上、この橋梁付近での制限速度は15km/hとなるほか、両渡り線が設置されている。橋梁上に分岐器は設置されないのが通例であるが、浅草駅よりの高架区間に設置するスペースがなく、やむを得ず設置されているものである。列車がゆっくりとこの鉄橋を渡る風景は非常におだやかで、鉄橋のつくりも相俟って、現在は浅草の情緒を引き立てる役となっているという人もいる。こんなことを考えながら、鉄橋から浅草駅に入る早朝の上り電車を撮ってみた。
cfca01e8.jpg
7f3dd297.jpg 吾妻橋を渡っていると、橋の下を大きな音を立てて荷役船が通過していく。カメラを取り出し橋の上から再び東武の隅田川橋梁を撮る。今日はいつ降り出すか判らないような天気だったので、出来るだけ家から離れないように近辺を歩くことにして、枕橋にかかると橋の袂に梅か、桃か青い実をつけた木が茂っている。枕橋を渡ると、桜橋までテラスを歩いて見ることにした。
d4b60dac.jpg 桜橋でテラスから遊歩道に上がると、ところどころ夏草の生い茂っているところがあるが、芒(のぎ)のある雑草が多くなった。そういえば、間もなく芒種(ぼうしゅ)を迎える。いやまさに、今の時期を初夏と言うべきなのだろう。
 白鬚橋を渡り、清川町と橋場を分かつ境の通りを南下して、帰宅した。本日の記録は9100歩、5.9㎞。
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目高 拙痴无
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1932/02/04
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