瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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 払暁の国技館前を通り、蔵前橋の手前(両国橋より)でテラスに下りて、ぶり返したボレアースの中を吾妻橋まで北上。吾妻橋を渡ると、隅田公園を通って帰宅。
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42a81dc4.jpg 国技館は明治42(1909)年6月、両国の回向院境内に国技館が開館したというから、去年で丁度100年を経たことになる。当時、東洋一とも言われた大規模な建物は大変な評判を呼んだという。相撲興行は屋内で行われるようになり、天候に左右されることがなくなり、国技館の誕生は相撲界にとって大変画期的な出来事だったという。100年の歴史を経る間に場所は両国、蔵前、再び両国と変わっているが、いずれの国技館も大相撲の舞台として数多くの名勝負を見守ってきている。

 初場所も大詰めに近付いた。今朝のウェブニュースは大相撲から、
653a2bff.JPG 白鵬3敗に後退、朝青龍はV王手/初場所 ――  大相撲初場所13日目(22日、両国国技館)横綱朝青龍は、大関琴欧洲を腕捻り(かいなひねり)で下し1敗で単独トップを堅持。横綱白鵬は大関魁皇に押し出しで敗れて3敗に後退した。/朝青龍は長身の琴欧洲の前まわしを取ると、身体を起こそうとする琴欧洲の手首を捻って投げ、琴欧洲は土俵に背中をついて敗れた。白鵬は魁皇に押し出しで敗れて2連敗、朝青龍と2差となった。14日目に朝青龍が日馬富士に勝てば2場所ぶり25度目の優勝が決まる。/優勝の可能性が残る把瑠都と安美錦の3敗対決は、一気に攻め込んだ安美錦と土俵際で投げを打った把瑠都が同時に倒れ込み、一度は把瑠都に軍配が上がったが物言いが付き取り直しとなった。取り直しの一番は把瑠都が安美錦を一気に押し出して10勝目。安美錦は4敗に後退した。日馬富士は垣添に押し出しで圧勝し3敗をキープ。豊響も猛虎浪を押し出しで下して3敗を守った。/若手の稀勢の里は鶴竜を下して8勝5敗、3場所ぶりの勝ち越しを決めた。6勝6敗同士の豊ノ島と豪栄道の対決は、土俵際まで寄られた豊ノ島が上手投げで逆転し、豪栄道を下した。白馬と若の里の4敗対決は、投げを打つ白馬に対し若の里が踏ん張り、最後は上手投げで若の里に軍配が上がった。/青森出身の高見盛と岩木山の“みちのく対決”は、岩木山が一気の攻めで寄り切って自己新の8連勝。高見盛は6勝7敗で負け越しのピンチとなった。/13日目を終えて1敗が朝青龍、3敗で白鵬、日馬富士、把瑠都、豊響の4人が追う形となった。(SANSPO.COM、2010.1.22 18:04)

a1d25fa6.JPG ギリシア神話:伝説ではIphigeneia(イーピゲネイア)はトロイア役のアカイア(ギリシア)方の総帥であるミュケーナイ王Agamemnon(アガメムノーン)の長女であった。出征に際しアルテミス女神の祟りによって《アガメムノーンが女神の聖鹿を射て取り神威を蔑(なみ)するような言動を用いたというと廉(かど)でという》逆風のために船隊が出航できなかった。その時預言者Kalchas(カルカース)の卜占によるとアガメムノーンの長女イーピゲネイアを女神の人身御供(ひとみごくう)に捧げたならば神怒を和らげ祀ることが出来ようという話であった。直ちに人を遣わし、ミュケーナイからイーピゲネイア姫が呼び寄せられた。母の王妃Klytaimnestra(クリュタイメースト)も同行した。表面ではギリシア方随一の勇士Achilleus(アキレウス)の花嫁にということであった。しかし大急ぎで婚礼の支度もそこそこに到着した一行が見出したものは、恐ろしい生贄の祭壇ばかりであった。歓喜から言いようもない悲嘆と怨みとに、姫も王妃も付き随う者共まで一息に突き落とされた。しかし激情の嵐が鎮まるにつれ、イーピゲネイアは自分の置かれた境遇に雄々しく対処していく道を撰んだ。彼女には夫に擬せられたアキレウスにも劣らない激しい気性と強靭な意志と自分の立場を誤りなく見取り計量する知性とが与えられていた。そして今度はみずから国のために人々のために、命を損(す)てようと言うのであった。
アキレウスの方は姫の身の上を聞いてかつは憤慨しかつは同情し、身を挺して救おうと申し出るが、却って姫によって宥(なだ)められる。夫を怨みこのような事態を惹き起こした義弟Menelaos(メネラーオス)とその妻Helene(ヘレネー)を憤る母も、イーピゲネイアの健気な心にあっては言う言葉を知らないのであった。このようにして、姫は一同に訣(わか)れを告げ舞唱団(choros、コロス)の同情と嘆きに送られて祭壇の方へ歩み寄る。しばらくして登場する報告者は、いよいよ祭祀が姫の項(うなじ)に刃を充てようとした時、信じ得ないような不思議が起こったこと、そして血に塗れてそこに倒れていたのは、人の娘ではなくて大きな牝鹿であったことを報じる。クリュタイメーストの大きな歓喜のうちにも姫の行方を案ずる不安、アガメムノーンのやや虫のいい安心、それらの騒ぎのうちにエウリーピースのIphigenis(イーピゲネイア) in Aulde(アウリス)は終るのである。
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目高 拙痴无
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92
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1932/02/04
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くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


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