瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
今朝は雨。朝食後もやみそうにない。
9月27日の大相撲秋場所千秋楽。横綱・朝青龍と白鵬の優勝決定戦は、見ごたえのある取り組みであった。本割で負けを許してしまった朝青龍が、僅かの時間で気持ちを立て直し、気迫のすくい投げで白鵬を投げ返し、4場所ぶり24度目の優勝。まるで今年1月の初場所を再現したかのような一番であった。しかし、喜びのあまり飛び出したガッツポーズが、また物議を醸(かも)している。横綱審議委員会の婆さん委員などはさも相撲の通であるかのように、「勝てばいいというものではない。ガッツポーズは絶対に許せない。朝青龍はいつも反省している。狼少年だ」と鼻息が荒い。しかし、相撲の一般の観客の中からは「見ているものも緊張するくらいにいい試合だった」と、優勝戦の素晴らしさを称えるとともに、「真剣に臨んだ大一番に勝ってガッツポーズするのはごく自然では」との声が多数上がっている。モンゴル出身で文化の違いがあるのだから仕方がないとの声もあり、そんな彼に“横綱の品格”を押し付けることが間違いとの意見も目立つ。横綱審議委員の中にも、「あれぐらいのガッツポーズは許されるのではないか」という意見があるという。ガッツポーズが角界の仕草としてふさわしいかどうかを問う前に、外国から力士を連れてくることの是非を問うべきではとの指摘もある。横綱審議委員会に対しても「自ら認めた力士の、横綱としての品格に疑問あらば、即刻横審の責を離れよ!」という厳しい意見もあるという。「強さと無作法は一対になっての朝青龍」といわれように、“やんちゃぶり”も朝青龍の魅力なであることを認めない訳にはいかない。角界は彼に品格?を求める前に、強い日本人力士の育成に力を注ぐべきである。
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目高 拙痴无
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sechin@nethome.ne.jp です。
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