爺の育った九州最北端の地の氏神様について兵庫県在住の鳴尾のゆうさんから質問が入った。
爺の生半可な知識に拠れば、この甲宗八幡宮の祭神は応神天皇と神功皇后であり、かつては武勇の神様としてお参りしていたが、戦後いつの間にか安産の神様に成り下がった。ここ甲宗八幡だけででなく、全国津々浦々の八幡宮乃至は八幡神社は総てそうである。爺の現在住んでいる近くの今戸神社も八幡系の神社にして、かつては武勇の神様として崇められたらしいが、今は安産の神様に成り下がり申したらしい。
宮と社の違いについて調べてみたものの次のことしかわからなかった。曰く、
「社」はもともと神の来臨する聖域を指し、「宮」はそこに設けられた祭りのときの仮屋であった。しかし、いつしか仮屋だった宮が立場を逆転し、最高位の社格となったわけ。
「社」の代表、信仰の代表が「大社」となり、それが出雲信仰では出雲大社(島根)、住吉信仰の住吉大社(大阪)、諏訪信仰の諏訪大社(長野)、熊野信仰の熊野本宮大社(和歌山)、日枝信仰の日枝大社(滋賀)、稲荷信仰の伏見稲荷大社(京都)などになったという。
伊勢神宮は皇室の宗廟(そうびょう)で、全国八万社の神社の頂点に立つ御宮ということから、別格となるのだという。
まあ、いずれにしろ神様の世界でのこと人間世界では理解できないことがあって当たり前でしょ。
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