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 YA医師の急死により、6月13日に予定されていた定期健診をどうすればよいか、塾友のWO氏に相談していました所、浅草寺病院のTN医師を紹介してもらいました。今日の午後早速検診を受けることになりました。
 
現在爺がYA医師の勧めで、毎日服用している薬は、降圧剤のユニシアHD11錠)と高脂血症用剤ノベザトールSRてす。新しい医師の診断にもよりますが、今後とも降圧剤と高脂血症用剤の服用を続けることが出来ることでしょう。

 今朝の朝刊によれば、降圧剤の試験データー改竄で製薬会社の元社員が逮捕されたといいます。いやはや、理研のSTAP細胞事件にかぎらず、アルツハイマー病研究事業「J-ADNI」の臨床研究データに不適切なケースがあったとされる問題など、最近はとみに研究論文等の改竄等、研究者の不正行為に関するニュースが多すぎます。

 今朝のウェブニュースより
 
バルサルタン:臨床試験疑惑 ノバルティス元社員逮捕 試験データ改ざん、虚偽広告容疑−−東京地検

 降圧剤バルサルタン(商品名ディオバン)の臨床試験疑惑で、京都府立医大の臨床試験データをバルサルタンに有利になるよう改ざんし、論文に掲載させた疑いが強まったとして、東京地検特捜部は11日、製薬会社ノバルティスファーマ元社員、白橋伸雄容疑者(63)=神戸市北区=を薬事法違反(虚偽広告)容疑で逮捕した。特捜部は、虚偽のデータに基づいて執筆・掲載した論文が、虚偽の薬効を記述した広告物に当たると判断した。今後さらに実態解明を進めるとみられる。/逮捕容疑は201011月〜11年9月ごろ、京都府立医大の臨床試験で、バルサルタンと別の降圧剤の効果を比較した際、脳卒中などの発生数について、バルサルタンに有利な結果が出るようにデータを操作した図表を同大の研究者に提供。それを基に論文を執筆させたうえ、専門誌に投稿させたり、同年10月ごろ論文出版元の会社のホームページに掲載させたりし、不特定多数が閲覧可能な状況にして、バルサルタンの効能や効果について虚偽の記事を記述したとしている。/特捜部によると、白橋容疑者はデータ解析を行う際、バルサルタンを服用して脳卒中を発症した患者を少なくする一方、ほかの降圧剤の脳卒中発症者を水増しするなどして、統計的な差が明確であるようにみせかけていた。/特捜部は今年2月にノ社などを家宅捜索後、大学や試験に協力した関連病院に保存されていたカルテを押収し、分析を進めるとともに、試験に関わった複数の医師らからも事情の説明を求めてきた。大阪市立大の非常勤講師の肩書で臨床試験に参加し、主にデータ管理に携わった白橋容疑者が、データ改ざんに関わった可能性が強まった。/京都府立医大の試験は04年に開始。約3000人を対象に、バルサルタンを投与する患者と、バルサルタン以外の降圧剤を投与した患者にグループを分け、降圧作用や心臓、腎臓、脳疾患の発症頻度などを比較した。その結果、バルサルタンを服用した患者の方が、脳卒中の発症例が明らかに低かったなどと結論づけた。だが、論文不正問題の浮上を受けた同大の調査で、09年1月の試験終了直後に作成されたデータと、このデータを基に同4月に作成された解析用データでは、数値が改変されていたことが分かった。/バルサルタンの臨床試験は京都府立医大と、東京慈恵会医大、滋賀医大、名古屋大、千葉大の5大学で実施。慈恵医大の研究でも、脳卒中予防の効果があるとの結論が出たが、京都府立医大と同様にデータに改ざんされた形跡があるという。白橋容疑者はこの5大学の臨床試験に関わっていた。/疑惑を巡っては厚生労働省が今年1月、不正に関わった個人の特定に至らなかったとして氏名不詳のまま同容疑で東京地検に告発。民間の「薬害オンブズパースン会議」(代表・鈴木利広弁護士)も告発していた。  (毎日新聞 20140611日 東京夕刊)

 Lētō(レートー)の起源は小アジアのカーリア地方で崇拝されていた大女神Rādhā(ラーダー〈ラダ〉)に由来します。この女神はCrete(クレータ)島東部の古都Leto(ラト)に伝わり、Apollōn(アポローン)、Artemis(アルテミス)とともに信仰されました。レートー崇拝はその後も子供たちに付随する形で行われました。ギリシア神話最高の美女Helenē(ヘレネー)の母Lēdā(レーダー)はレートーの一変形とする説もあります。
 Lētō(レートー)はティーターン神族のKoios(コイオス)とPhoibē(ポイベー)の娘で、Asteriā(アステリアー)と姉妹です。Pholus(ポーロス)とポイベーの娘という説もあります。ゼウスの子Apollōn(アポローン)、Artemis(アルテミス)を生んだのであります。
 アポローンとアルテミスの出産の経緯については諸説あります。Hērā(ヘーラー)はレートーがゼウスの子を身ごもると、すべての土地にレートーに出産する場所を与えてはならないと命じ、Īris(イーリス)とĀrēs(アレース)に土地が命令に背かないように監視させたといいます。あるいは太陽が一度でも照らしたことがある場所で出産してはならないと命じ、さらに蛇のPȳthōn(ピュートーン)がレートーを追い回したのです。というのは予言によって、レートーの産む子が自分を殺害すると知っていたからであるといわれています。このためレートーは出産できる土地を求めて放浪しなければならなかったのです。またヘーラーの命令によってTityos(ティテュオス)という巨人も彼女を襲っいましたが、ゼウスによって殺されましたた。より特殊な説では、レートーは牝狼の姿となってHyperboreios(ヒュペルボレオイ、Boreas〈ボレアス、北風〉の彼方に住む人々)の国からやって来て出産したというものです。
 ある時レートーはLycia(リュキア)に立ち寄り、池の水を飲もうとすると、そこの村人たちがそれを止めようとしました。レートーは反論しますが、村人たちは池に足を入れて泥を立たせ、水を飲ませまいとしました。怒ったレートーは「この者たちがこの池から永遠に離れず、生涯をここで過ごすように」と願いました。すると村人たちは蛙になり、泥沼に変わった池に住むようになったのだといいます。
 このような苦難に耐えて、まずOrtygia(オルテュギアー、鶉の里)島でアルテミスを産み、さらにアルテミスに手を引かれてDelos(デーロス)島に渡りアポローンを産みました。アルテミスはそのとき助産婦としてレートーを助けたといいます。より新しい神話ではアポローンとアルテミスはデーロス島で生まれたとされ、その場合、オルテュギアー島とデーロス島は同一視されます。Hyginus(ヒュギーヌス、BC64?~AD17、ラテン語の著作家)はレートーをデーロス島に連れて行ったのはゼウスの命を受けた北風ボレアースで、Poseidōn(ポセイドーン)が彼女を保護し、Poseidōn(ポセイドーン)はヘーラーの言葉に違反しないように、デーロス島を波で覆ったといいます。

 
こうしてレートーはデーロス島のキュントス山に背もたれして、シュロの木(オリーブとも)のそばでアポローンを出産しました。ヘーラーがEileithyia(エイレイテュイア、結婚の神)を引き止めていたために、9日9晩にも及ぶ難産だったといいます。それを見かねたĪris(イーリス、虹の女神)がエイレイテュイアを連れて来た事により、出産は成功しました。この出産にはDiōnēディオーネー、Rheāレアー、Themisテミス、Amphitrītē(アムピトリーテー)などの女神が立会い、アポローンが生まれると彼女らは歓声を上げ、大地は微笑み、天空には白鳥がめぐったといいます。アルテミスは出産時、母に苦痛を与えなかったので、産褥に苦しむ女性の守護神となったといいます。アポローンは生まれるとピュートーンを殺したとも、Hyperboreios(ヒュペルボレオイ)の地に運ばれたともいわれています。デーロスはレートーの身悶えによって海底に根を張ったとも、海底から4本の柱が延びてきて支えられたと伝えられています。

 Thēbai(テーバイ)王Ampīōn(アムピーオーン)の妻Niobē(ニオベー)が2人しか子供を産んでいないレートーに対し、自分の方が多くの子供を生んだと自慢をしたといいます。レートーはこれに怒り、アポローンとアルテミスに命じてニオベーの子供たちを射殺させたといいます。

 一昨日(6月4日)の夕刻5時過ぎKH氏が、続いてAK女史が、我が家を訪ねてくださいました。いずれもYA医師との縁が深い人と考えて、YA医師の急死と葬儀日程を報せたのでYA医師の通夜に参加のため、久し振りに爺を訪ねて我が家に寄って下さったものです。
 6時にお二人と爺婆の4人で、通夜の会場に向かいました。会場には既に長蛇の列が出来ており、聖天公園の入口のところにテントの記帳所で設営されていました。記帳を済ませ、A医院の横に設営されたテントの受付で記帳したカードを提出し、列に加わります。兼愛塾の草創期には中学生であったWO夫妻、TY氏も一緒に列に加わりました。
 
何時もの待合室には沢山の献花が飾られ、狭く長い通路にも献花がならんでいました。表(おもて)には造花の花輪は無く、室内も生花(せいか)ばかりでした。
 会場には大勢の人々が並び焼香も「1回だけにして下さい」と係りの方から念を押されるほどでした。ゆっくり遺影を拝むことも出来ず、狭い階段の通路を上り下りしてそそくさと表に出ました。表には、まだまだ沢山の会葬者が列をなして並んでいました。

 昨日の正午前に、MA氏が我が家を訪ねて下さった。MA氏は爺が兼愛塾を始める以前からの友人で、YA医師とも旧知の間柄でしたので、この爺から今回の訃報を報せたものでした。爺もMA氏と膝を突き合わせてお話をするのは、50数年ぶりで懐かしくお話できた。これもYA医師が逢わせてくれたものだと昔を懐かしんだのでした。

 正午過ぎにMA氏と私達夫婦の3人で告別式の会場に出掛け、焼香後出棺を見送るまでいました。
式後我が家でMA氏と爺婆の3人でビールで献杯を捧げ、午後3時過ぎまで想い出の昔話で過ごしました。

 6月2日、懸かりつけのYA医師が逝去されました。先日緊急入院の加療のための休診の葉書が届いたばかりでした。2日の午前中に、婆様が町で聞いたといって、知らせてくれました。詳しいことは判らず現在S病院の理事長をしているWO氏(写真のYO君)なら若しかして詳しい情報が判るかもしれないと、電話してみましたがYA医師の情報はまだ届いてはいないようでした。

 昨日3日の昼前に町会からの回覧で、YA医師が72歳であったこと、自宅で通夜と告別式が行われることを知りました。回覧には記載はありませんでしたが、町の噂では胆管癌での緊急入院で亡くなられたということである。
 YA医師とは昭和30年代まだ、開成中学の生徒であった頃からの付き合いですが、彼かJ医大のインタン生であった頃、爺が兼愛塾を創設することになり、第1回・第2回の夏期学校では指導員として、手伝っていただいたこともあります。

 爺が70歳台に入ってからは、4週間に1度A医院で、定期の検診を受けてきました。今年に入ってから腰が痛くて歩くのが辛いということは聞いていましたが、これといって体調が勝れないというところは見受けられませんでした。

 天は時に思わぬ悪戯(わるさ)をなさるものであります。爺にお迎えが来た時は彼に最後の脈を取ってもらうものと思っていましたのに、爺よりも10歳も若い彼を召して、何の役にも立たぬこんな爺を残して、悲しい目に合わすとは何と言うことなのでしょう。今は、唯々冥福を祈るしかありません。
 
諸行無常 是生滅法 生滅滅已 寂滅為楽
 
諸行は無常なり 是れ生滅の法なり 生滅を滅し已(お)わりて 寂滅を楽となす

 今夕6時から自宅で通夜が行われるという。

 抜歯してからというもの歯の噛み合せが悪く、食事時など油断していると上前唇を噛んでしまったり、食い物を喉につっかけたりします。先日入れ歯の型を取ったので、今日はその高さの調整をするそうです。
 
まあ何だか落ち着かず、ギリシア神話など調べてみますが、これも根が続かず、数分も立たぬうちに立ち往生と言う所です。まあ、こんな調子だから、腹具合もあまりよくなく、少々下痢気味です。

 4週間に1度血圧検査と尿検査してもらっているA医院から葉書をもらい、A医師が入院されて暫く定期の検診が出来ないということです。何の病気で入院されたのかは判りませんが、A医師も決して若くは無く、1940年生まれだから、70台半ばという所でしょう。入院が長引くようなら今後の定期健診をどうするかを決めねばなりません。

 ニュースも国内外とも余りいい報せはないようです。辛うじて北朝鮮が拉致問題を再調査してくれると言うことですが、これも結果が出るまではどうなることやらまったく予断を許さないようですね。
 まあ、室内にいれば、まだ冷房を入れるほどではありませんが、昨日今日と猛暑日が続くと言います。
 本日のウェブニュースより

 各地で猛暑日 2日も厳しい暑さ続く見込み ―― 1日、東日本と西日本の各地で35度以上の猛暑日となるなど、全国的に気温が高くなり、真夏のような暑さとなりました。2日も北日本や東日本を中心に厳しい暑さが続く見込みで、気象庁は熱中症に十分注意するよう呼びかけています。/気象庁によりますと、日本付近は先月31日に続いて広く高気圧に覆われて強い日ざしが照りつけ、気温がぐんぐん上がりました。/日中の最高気温は、群馬県館林市と岐阜県揖斐川町で36度3分、京都市で36度ちょうど、山梨県甲州市で35度8分、岡山県高梁市で35度1分などと、東日本と西日本の各地で猛暑日となりました。/また、名古屋市で34度9分、福島市で34度6分、東京の都心で33度1分などと、31日より気温が高くなったところが多く、全国の気温の観測点の4割を超える400ヶ所余りで30度以上の真夏日となりました。/2日は西から前線が近づくため、西日本では雲が広がりやすくなりますが、北日本と東日本は引き続き、晴れる地域が多く、厳しい暑さが続く見込みです。/2日の日中の最高気温は、さいたま市や京都市で34度、東京の都心や長野市で33度、盛岡市や名古屋市、大阪市で32度、札幌市で30度などと予想されています。/気象庁はこまめに水分をとったり、適切に冷房を使ったりして熱中症に十分注意するよう呼びかけています。  (NHK Nwqa Web 6月1 1812分)

 Mnēmosynē(ムネーモシュネー)は記憶を神格化した女神である。Ouranos(ウーラノス)とGaîaガイア)の娘で、Tītān(ティーターン)族の一人であり、Ōkeanos(オーケアノス)、Koios(コイオス)、Kreios(クレイオス)、Hyperīōn(ヒュペリーオーン)、Īapetos(イーアペトス)、Kronos(クロノス)、Theiā(テイアー)、Rheā(レアー)、Themis(テミス)、Phoibē(ポイベー)、Tēthȳs(テーテュース)と兄弟である。

 Hēsíodos(ヘーシオドス)の『神統記』によれば、大神ゼウスと結ばれたムネーモシュネーはEleuther(エレウテール)の丘の主で、Pieria(ピーエリア)においてゼウスと9日間に渡って添い臥し、人々から苦しみを忘れさせる存在として9人のMusa(ムーサ)たちを産んだといいます。ムネーモシュネーは名前をつけることを始めたとされ、また学問の道を究めるときにはムネーモシュネーとムーサたちに祈願されたようです。 

英語・フランス語のミューズ (英語・フランス語単数形: Muse、フランス語複数形 Muses) やミューゼス (英語複数形: Muses) としても知られています。ムーサたちはParnassus(パルナッソス)山に住むとされます。ムーサたちを主宰するのは芸術の神・Apollōn(アポローン)であります。しばしば叙事詩の冒頭でムーサたちに対する呼びかけ(Invocation〈インヴォケイション〉)が行われます。なお『ホメーロス風讃歌』にはムーサたちに捧げる詩があります。

ヨーロッパの多くの言語では、「音楽」を意味する語(英語: music)、また「美術館」「博物館」を意味する語(ミュージアム、英語: museum)が、この名前から派生したものだといいます。古典古代の学堂であったムセイオンは、もとは文芸の女神ムーサを祀る神殿でありましたが、後に文芸・学問を研究する場にも使われるようになりました。ルネサンス以降に西洋に博物館が成立した際に、Mouseion(ムセイオン、古代ギリシアのいわば学堂で、とくにヘレニズム時代アレクサンドリアの学術研究所を指す)の名が復活しています。

 Dēmētēr(デーメーテール)はKhronosクロノスとRheāレアーの娘で、Zeus(ゼウスの)姉にあたります。ゼウスとの間に娘Korē(コレー、後の冥府の王妃Persephonēペルセポネー〉)を設けましたが、その経緯はゼウスがデーメーテールに無理やり迫った挙句、無理やり子供を作らされた為、ゼウスにあまり良い印象を持っていなかったのです。さらに兄弟の海神Poseidōn〈ポセイドーン〉からも無理強いされ、秘儀の女神Despoina(デスポイア)と1頭の名馬Areion(アレイオーン、または、Arion〈アリーオーン〉)を生みました。最も有名な恋人のĪasiōn〈イーアシオーン〉はゼウスの嫉妬によって稲妻に撃たれたのだといいます。
Īasiōn(イーアシオーン)は、Atlās(アトラース)の娘Ēlektrā(エーレクトラー)とゼウスの息子で、Dardanos(ダルダノス)の兄弟とされます。イーアシオーンはSamothrāíkē(サモトラケー)島で神秘的儀礼を創立しました。デーメーテールとの間にプルートスとピロメロスという双子をもうけ、他にKorybas(コリバース)という息子も設けました。自身の傲慢さから、ゼウスによる落雷で命を落とした。Kadmo(カドモス)とHarmoniā〈ハルモニアー〉の結婚の際、イーアシオーンは祝宴の席からデーメーテールにおびき出されます。彼女が耕されたばかりの畝〈うね〉の上に横たわり、2人は交わったといいます。2人が祝宴の席に戻ると、デーメーテールの背中の泥を見てゼウスは何があったかに気づき、即座にイーアシオーンを殺したといいます。

 密教の一種であるOrpheus(オルペウス)教徒の神話によりますと、ゼウスは自分の娘である
Persephonēペルセポーネ)を熟愛して、蛇形を借りて想いを遂げます。その結果生まれたのがZagreus(ザグレウス)という神だといいます。嫉み深い神妃Hērā(ヘーラ)ヘは、何とかしてこの子に仇をしようと、地下に籠もるTītān(ティーターン)らを唆(そそのか)して、子の幼児を色んな玩具で誘い出して、殺害した上に手足をばらばらに引き裂かせ喰ってしまわせました。Athēnā(アテーナー)女神がそれに気づいて、兇漢どもを追い散らし、辛うじて残っていた心臓をゼウスの元に齎して次第を訴えたのです。木石ならぬゼウスは固より烈火のごとく憤って、雷火を以ってTītān(ティーターン)たちを焼き滅ぼしてしまいます。このティーターンたちの灰からして人間が作られたといわれます。ティーターンたちは神である最も神聖なザグレウスの四肢を食っていたので、その肉も灰も神聖な要素を含んでいました。それ故出来た人間もティーターンらの、極悪非道な性のうちにもある神的なものを潜めているのだといわれています。
 一方ゼウスは、最愛の子ザグレウスを哀惜の余り心臓を腹中に収め、今度は再び彼を転身させて、Semelē(セメレー)の胎(はら)から産まれさせます。これがすなわちDionȳsos(ディオニューソス)であるといわれています。

 2・3日前から抜歯した部分の歯茎に突起状の腫れが出来ていたのですが、昨日歯科医に行って治療を受けました。本来は抜歯した跡の入れ歯の型取りの予定日だったのですが、来週の火曜日27日に型取りをすることになりました。

 今朝は駒形橋まで徘徊の足を延ばしました。駒形橋~吾妻橋の最近新設されたテラス付近の河面が水上スキーのゲレンデとなり、ここで今日・明日と「隅田川水面の祭典」というイベントが開催されるようです。テラスにはテントが並び、水面にはスキーを引っ張るボート等が浮かんでいます。水上スキー、水上バイクのエキシビジョンによる華やかな演技の披露、そして回遊性を促進するために水面の祭典会場を含めた散策ラリーも同時開催されるということです。

 難しいマグロの養殖が確立しそうだという朗報がありました。今朝のウェブニュースより、

 クロマグロの産卵に成功、陸上の養殖水槽で世界初 長崎市の研究施設で [長崎県] ――  独立行政法人水産総合研究センターは23日、西海区水産研究所(長崎市)の研究施設の屋内水槽で、クロマグロの産卵とふ化に成功したと発表した。養殖目的の陸上水槽では世界で初めてという。天然のクロマグロは世界的に減っており、安定した産卵・飼育技術が確立できれば、高級魚クロマグロを手頃な価格で提供できる可能性が高まる。/クロマグロの養殖は海のいけすで行われてきたが、水温をはじめ環境変化が大きく、産卵が不安定だった。長崎市の研究施設には直径20メートル、深さ6メートルの水槽が二つあり、鹿児島県奄美大島の研究施設で養殖した2歳魚を63匹ずつ入れ水温や日照時間を管理して育てた。/今月16日、一つの水槽で初めて産卵を確認。採卵した1万5400個のうち9600個が受精卵だった。18日時点で大きさ約3ミリのふ化したばかりの仔魚(しぎょ)が7840匹誕生し、産卵は継続中という。/西海区水産研究所は「産卵数やDNAのデータを分析して、受精卵1千万個を採取し、10万匹の稚魚を生産したい」としている。将来は長崎で産まれた卵を奄美大島でふ化させ、2年後、成長したクロマグロに長崎で産卵させる養殖サイクルの確立を目指す。=2014/05/24付 西日本新聞朝刊= 〔西日本新聞 20140523日(最終更新 20140524 0036分)〕

 昨日は朝から雨で、徘徊は取り止め。パソコンを開くとkanami女史からのメールが入っていました。曰く、
 
5月2021:13 着信 kanamiです 日高先生/こんばんは。/昨日は又大変な長居をしてしまい、すみませんでした。/毎回のことながら、とても楽しかったです。/ブログ集もありがとうございました。/胡蝶蘭とともに、クラッシックのCDをお返しするつもりだったのですが、忘れてしまいました。すみません。/近々、お返しに伺いたいと考えております。/取り急ぎ、お礼とご連絡まで。 KY

 今朝は風もなく空気もひんやりして気持ちのいい徘徊でした。
 
今朝のウェブニュースには、重要と思われる裁判の判決の記事が2つありました。

 大飯原発の運転差し止め命じる 福井地裁が判決 ――
 安全性が保証されないまま関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)を再稼働させたとして、福井県などの住民189人が関電に運転差し止めを求めた訴訟の判決言い渡しが21日、福井地裁であり、樋口英明裁判長は関電側に運転差し止めを命じた。/全国の原発訴訟で住民側が勝訴したのは、高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の設置許可を無効とした2003年1月の名古屋高裁金沢支部判決と、北陸電力志賀原発2号機(石川県志賀町)の運転差し止めを命じた06年3月の金沢地裁判決(いずれも上級審で住民側の敗訴が確定)に続き3例目。/大飯3、4号機は昨年9月に定期検査のため運転を停止。関電は再稼働に向け原子力規制委員会に審査を申請し、新規制基準に基づく審査が続いている。/審理では、関電が想定した「基準地震動」(耐震設計の目安となる地震の揺れ)より大きい地震が発生する可能性や、外部電源が喪失するなど過酷事故に至ったときに放射能漏れが生じないかなどが争点となった。/大飯原発3、4号機をめぐっては、近畿の住民らが再稼働させないよう求めた仮処分の申し立てで、大阪高裁が9日、「原子力規制委員会の結論より前に、裁判所が稼働を差し止める判断を出すのは相当ではない」などとして却下していた。/脱原発弁護団全国連絡会(事務局・東京)などによると2011年3月の東京電力福島第1原発事故後、全国で住民側が提訴した原発の運転差し止め訴訟は少なくとも16件あり、福井訴訟が事故後初めての判決となった。 (福井新聞 2014521日午後315分)
 
 
自衛隊機 夜間差し止め 厚木基地、米軍機は認めず ―― 在日米海軍と海上自衛隊が共同使用する厚木基地(神奈川県大和、綾瀬市)の航空機騒音に対し、住民約七千人が国に損害賠償と自衛隊機、米軍機の夜間・早朝の飛行差し止めを求めた第四次訴訟の判決で、横浜地裁(佐村浩之裁判長)は二十一日、自衛隊機の毎日午後十時~翌午前六時の飛行差し止めを命じた。米軍機の飛行差し止めは「国の支配の及ばない第三者の行為」として退けた。基地の航空機の飛行差し止め判決は全国で初めて。また、一~三次訴訟の確定判決同様、騒音の違法性を認め、国に総額約七十億円の損害賠償の支払いも命じた。/原告は大和市と綾瀬市、東京都町田市など基地周辺のうるささ指数(WECPNL=W値)七五以上の区域の住民。第四次訴訟では損害賠償などを求めた民事訴訟のほか、基地騒音訴訟では初めて行政訴訟で、国に自衛隊機と米軍機の飛行差し止め、米軍機の滑走路使用許可禁止なども求めていた。/佐村裁判長は、自衛隊機について「運航は防衛相の権限行使に当たり、住民に騒音の受忍を義務付けている。騒音による睡眠妨害は健康被害に直接結び付く相当深刻な被害」と違法性を指摘。「毎日午後十時~翌午前六時、やむを得ないと認める場合を除き運航させてはならない」とした。/ただ、防衛省南関東防衛局によると、厚木基地では一九七一年に日米共同使用を始めて以降、自衛隊機は海難救助などの緊急時を除き、この時間帯の飛行は自主規制している。/過去分の損害賠償は、W値の大きさにより月四千~二万円の五段階で支払いを命じたが、将来分は一~三次訴訟同様に退けた。/小野寺五典防衛相は「国の主張に理解が得られず残念。判決内容に受け入れがたい部分があり、慎重に精査し、適切に対処したい」とコメントした。
◆横浜地裁判決骨子
▼防衛大臣は、厚木基地で午後十時から翌日午前六時まで、自衛隊機を運航させてはならない
▼国が米国に基地使用を許可する行政処分は存在せず米軍機の飛行差し止めを国に求めることはできない
▼国は住民に対し、損害賠償として総額約七十億円を支払え
▼騒音被害は健康や生活環境に関わる重要な利益の侵害だ  (東京新 2014522日 朝刊)

 昨日は、kanami女史が胡蝶蘭を持って、我が家を訪ねてくれました。
 胡蝶蘭は学名をPhalaenopsis aphrodite(ファレノプシス アプロディーテ)と言い、Phalaenopsi(ファレケノプシス)はラテン語で「蛾のような」を意味し、ギリシャ神話の愛と美と豊穣の女神aphrodite(アフロディテ)から名付けられたと言います。
 
 今朝も少々靄っていましたが、隅田川の徘徊に出かけました。日の出は美しくカメラに納めることができました。帰宅後パソコンを開くとkayo女史からメールが入っていました。曰く、
 5月1918時9分受信 ありがとうございましたm(__)m  昨日はありがとうございました。/楽しくてつい長居をしてしまいました。疲れさせてしまっただろうかと少し反省しています。/五十年前の白黒写真の私、なんだか見いってしまいました。/ポッコリお腹の無いスリムな日高先生や可愛い道子先生、塾友の皆、タイムスリップしたようで… /幸せな時代を生きてきたなぁ等と感激し、感謝し、沢山話せてとっても楽しい1日でした /ありがとうございましたm(__)m /道子先生の写真が送れてないようなので添付しました  KY

プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


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