名詞の中には、無論、ものの名前の他に、事の名が多数含まれていて、殊に漢語の名刺などには、「哲学」「理論」「思考」「存在」などの抽象概念を合わすものも沢山あります。具体的なものに命名するだけでなく、こういう抽象概念に名を与える事もまた、命名です。
このように考えてくると、たとえば「足を交互に前に出して、身体を前方に移動させる」動作を意味する「歩く」という動詞や、「胸が痛むように感じる」心情を意味する「いたましい」という形容詞なども、やはりもと、それぞれ、そういう動作の概念や信条の概念に、上のような名(記号)を与えたものなのですから、これまた「命名」ということが出来ます。こうして、名詞・代名詞のみならず、動詞も形容詞も形容動詞も副詞も連体詞も感動詞も、助動詞・助詞でさえも、あらゆる単語は、命名の結果生まれてきたものであるということになります。
ただ、人に名をつけたり、新しい商品に命名したりする場合に比べて、こういう普通名詞や、動詞その他の単語の場合の命名は、いつ、誰によって、どういう理由があって行われたものであるか、ということを知るのが非常に難しくなってしまっています。しかし、そういう困難は十分に承知の上で、あえて、その命名の事情を探ろうとするのが、語源の探求ということなのです。
既存の語を命名に利用するという場合、その種類はいくつもあります。外国語に由来する語、すなわち外来語の場合などは、その著しい例といえます。例えば、着物を着るときの下着をジュバンと言って、「襦袢」の字を当てています。ジュバンは、もとポルトガル語の gibão で、肌着カジャケツのようなものを指す語であったようです。すなわち、この語は元ポルトガル語という、日本語とは別の言語体系の中で、そういう意味を持つ記号として行われていたものです。それを、体裁は違うけれども、「肌に近くつけるもの」であるという点の共通性によって、日本語において、着物用の下着を指す名として借用するようになったものです。こう言う経緯を、「襦袢の語源は、ポルトガル語 gibão である」という言い方で説明します。
ブーツ(boots=長靴)とか、プロペラ(propeller)とかのように、外国語の単語(の意味や形)をほぼそのままに日本語に採り入れて用いる場合には、借用語というだけで、その語源についてはあまり問題はありません。語源が問題になるのは、原語(もとになっている外国語)との間にずれが生じている場合で、甚だしい場合には、カステラのように、その原語を正確に決定しかねるものもあります。
カステラは、ポルトガル語 pão de Castela (パン・デ・カスティーリャ=スペインのカスティーリャ王国のパン)にする説が有力ですが、あるいはオランダ語 Castiliaan brood (カスティリア・ブロート)によるとも言い、さらには、オランダ語 kasteel(城)によるもので、この菓子が初めて長崎に持ち込まれた時、日本人がその名を訊ねたところ、これを入れた箱(一説には、これを載せた皿)にたまたま城の絵が描いてあったので、訊ねられたオランダ人は、その絵のことを聞かれたものだと勘違いして、「カスティール(城)」と答えたため、それがこの菓子の名になってしまったのだ、という説が行われたこともあるといいます。
この最後の説は、いかにも作り話めいていますが、外来語の移入の際には、往々にしてこのような勘違いがあるもので、例えば、理髪店で頭髪を借るのに用いる器械を、日本でバリカンと呼ぶのは、金田一京助博士によると、たまたま初めて輸入されたこの器械が Barriquand et Marre(バリカン・エ・マール商会)という会社の製品で、その会社名がこの器械の名称と勘違いされたのが起こりだといいます。
これは事実らしく、こうなると、バリカンの語源説明は、純粋に言語的な問題ではなくて、一種の文化史上の事件に求められなくてはならなくなります。
固有名詞と普通名詞
固有名詞はその形が、他のどの名とも違っていることを理想とします。いまだかって一度も用いられたことのない音の組み合わせを考えて、たとえば「チャパッピ」というような変わった名を子供につければ、その固有名詞としての働きは、もっともよく果たされている訳です。
名というのは、つまりは、一つの記号であればよいのだから、本来から言うと、そういう試みも可能なはずなのです。しかし、実際は、人名にしろ商品名にしろ、そんな突飛な名は避けて、既に存在する言葉や文字が利用されます。従って、その記号は、「強(つよし)」とか「幸子(幸いな子)」とか「サクラ」とか、それ自体の普通名詞としての意味を持ったものである場合が多いのです。
けれどもその意味が、その名で呼ばれる人や物の内容を、必ずしも表している訳ではないことは言うまでもないことです。極めて弱虫の「強君」もいれば、不孝な「幸子さん」もいるわけです。本来から言えば両者はむしろ無関係なはずなのであって、だからこそ、いわゆる同姓同名の場合のように、まったく別個の人間が同じ名で呼ばれたり、又、フィルムが「さくら」、特別急行列車が「光」などと言う名で呼ばれたりすることも許されるのです。
「すゑひろ」という名が、人の姓にも、名にも、紋所の名にも、菓子の銘柄にも、洋食店の屋号にも用いられたりするのは、固有名詞ということからすれば不都合なように見えます。けれども、こういうことのあり得るのが固有名詞の特色であって、要するに、人々の中である人の人が、菓子類の中である種類の菓子が、諸洋食店の中である一軒の洋食店が、この「すゑひろ」という記号で特定されれば、固有名詞としてのはたらきはそれで十分に果たせることになります。その点からいえば、固有名詞というのは、ある特定の事物を指示するはたらきを持つけれども、その内容を説明するはたらきは持たない語と言えるようです。
これに対して、普通名詞もまた、それぞれある事物を指示するために設定された記号ですが、固有名詞の場合のように、全く性質を異にするものを同一の記号で呼ぶというわけにはいきません。
例えば「山」という普通名詞で呼ばれるものはその一つ一つが、位置・標高・土質・生育植物の種類などで違っていても、とにかく「平地より隆起した地塊」であるという一点で、共通していなければなりません。そういう、いわば「ヤマ的性格」を持つものをヤマという記号でよぶのです。この特徴は、このヤマという語が「廃品の山」とか「リンゴのやま」とかのように比喩的に用いられた場合にも保たれています。
「平地より隆起した地塊」がなぜ、ナゼ、ヤとマという二つの音を結合させた記号で呼ばれなければならないのか、なぜハマやヌマではいけないのか、ということになるとその理由を十分に説明することは困難です。困難ではあるけれど、固有名の場合に比べると、こちらの方には、まだ多少その必然性が認められる場合があります。
広辞苑などによる山の語源についてはいくつかの説がありますが、山の「ヤ」は「高き義」「重なり積もれる」ことをいい、「マ」は「限り隔たりぬる」こと、一定の間隔があることを指すという新井白石の「東雅」の説に沿った解釈を採用しています。
例えば、ハマ(浜)、ヌマ(沼)、シマ(島)、クマ(隈=山や川が曲がりこんだところ。また、奥まったところ)などと言う記号を比べ合わせてみますと、これらは皆ある地整、又は地形の名であり、そして共通に、「マ」という要素を第二音節に持っています。すると、この「マ」という要素が地形を意味し、「ハ」・「ヌ」・「シ」・「ク」などの要素が、それぞれの地形の違いを示すものであったのではないかということになります。もしそうだとすれば、ヤマもまた、「ヤという名でよばれるマ(地形)」という意味でつけられた名ではなかったか、というような推定を降すことが出来ます。
勿論、その地形が浜の場合はなぜハで、沼の場合はなぜヌで、そして山の場合はなぜヤで、それぞれ表されるのか、それが説明されない以上、この解釈はなお不十分ではありますが、それでも名付け(命名)の由来をある程度説明したことにはなります。
こういうことが考えられるのは、基本的には普通名詞の場合は固有名詞と違って、指される事物と、それを指すなとの間に、命名に当たって何らかの関係が考えられたであろう、という予測を立てる理由があるからです。
ウェブニュースより
藤井六段の連勝ストップ 中学生最後の対局は飾れず ―― 最年少で六段に昇った将棋のプロ棋士、藤井聡太(そうた)六段(15)が28日、大阪市福島区の関西将棋会館での第68期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の一次予選で、井上慶太九段(54)に137手で敗れた。連勝は16で止まった。藤井六段にとって2017年度の最終戦を白星で飾ることはできなかった。
藤井六段の17年度の記録は73対局、61勝12敗、勝率8割3分6厘、29連勝となった。将棋界の記録4部門(対局数、勝ち数、勝率、連勝)の今年度の1位独占は、すでに決まっていた。
年度別の歴代記録(日本将棋連盟調べ)と比べると、73という対局数は歴代10位より少ないが、61勝という勝ち数は歴代4位タイ(1位は羽生善治竜王が00年度に記録した68勝、2位は羽生竜王が88年度に記録した64勝、3位は森内俊之九段が91年度に記録した63勝)、8割3分6厘という勝率は歴代同率4位(1位は中原誠十六世名人が67年度に記録した8割5分5厘、2位は中村太地王座が11年度に記録した8割5分1厘、3位は羽生竜王が95年度に記録した8割3分6厘、同率4位は木村一基九段が01年度に記録した8割3分6厘)。自らが16年12月のデビュー戦から記録した29連勝は歴代1位。
午前10時に始まった対局は午後6時に終局した。終局後、藤井六段は報道陣の取材に応じ、「初めて指した形で、ちょっと感覚がつかめていなかった。早い段階で形勢を損ねてしまった」と反省。連勝が止まったことについては、「仕方が無いことかな、と思います。まずは、(本局の)内容の方をしっかり反省したい」と述べた。
中学生として最後の対局だったと話題を振られると、「自分が思った以上の活躍が出来たかなと思っていますが、本局のように力が足りないところもあったので、これからも、しっかり、やっていかなければ、というふうに思います」と応じた。「自分への通信簿は何点?」という質問に対しては、「今の段階でこれまでの結果に対しての評価はまだ早い。まだまだ実力をつける時期だと思っているので、結果に対しての評価は控えたい」と答えた。
これに対し、勝った井上九段は「一方的な将棋にならないように粘り強く指そうと思っていた。(藤井六段の将棋は)手厚く、腰が重い」と話した。井上九段は兵庫県加古川市在住。谷川浩司九段(55)の弟弟子にあたる。名人挑戦権を争うA級順位戦に3期在籍した関西のベテラン。現在は日本将棋連盟の常務理事も務めている。
将棋の王将戦は、8大タイトル戦の一つ。全棋士が参加。一次予選、二次予選をトーナメントで行い、勝ち上がった棋士とシード棋士4人でリーグ戦を行う。王将とリーグ優勝者が例年、1~3月に七番勝負を行う。現在のタイトルホルダーは久保利明王将(42)。 (朝日新聞DIGITAL 2018年3月28日20時03分)
https://www.youtube.com/watch?v=Y1oqKAIDG84
昨夕、私のメールを見ての藤沢市在住のMY氏から電話があり、成富氏のメールを教えてくれということなので、現在の私のパソコンの状態を話し、メールを入れてくれるよう頼んでおきました。
今朝ほどパソコンを開くとメールが入っていました。曰く、
日高 様 先ほどは電話で失礼しました。
今年の桜は平年より10日も早く満開を迎えたとか昨今の気象は狂っているようです。
この時期になると水門会の花見を思い出します。貴兄のお世話で何度か催した同期の連中の隅田川の花見会はいつまでも懐かしく脳裏に刻まれています。今年も墨堤の桜はさぞかし見事でしょう。
成富君のメールアドレスよろしくお願いします。
季節の変わり目は油断すると体調を壊しやすいとか、ご自愛のほどを。
早速、返事をしたためました。曰く、
昨夜は失礼しました。
成富満生君の住所とメールアドレスです。
成富満生
(住所・メールアドレス・電話 略)
隅田公園の桜は明日あたりが満開でしょうか。携帯で写した写真を添付します。
お互い、自重して寿命を全うしましょう。
日高節夫
ウェブニュースより
藤井六段、詰将棋で初の4連覇 類いまれなる読みの速さ ―― 第15回詰将棋解答選手権(同選手権実行委員会主催、朝日新聞社など後援)のチャンピオン戦が25日、東京、大阪、名古屋の3会場で行われ、藤井聡太六段(15)が優勝した。史上初の4連覇を果たした。
同選手権は、詰将棋を解く正確さと速さを競う。谷川浩司九段や広瀬章人八段らトップ棋士のほか、将棋ファンなど105人が出場した。
藤井六段は、名古屋市内の会場で出場。第1ラウンドの5問を参加者でただ1人、全問正解した。制限時間90分のうち、55分しか使わなかった。第2ラウンドの5問も全問正解。類いまれなる読みの速さを見せつけた。
詰将棋は、将棋の玉将の詰まし方を考える問題。実戦の終盤戦の訓練に不可欠だが、解いたり鑑賞したりすることを楽しむ愛好家も多い。藤井六段は、プロ入り前の小学6年の時に史上最年少で初優勝を成し遂げ、昨年まで3連覇していた。 (朝日新聞DIGITAL 2018年3月25日15時59分)
水門会の成富満生氏よりメールがありました。
宛先: 日高節夫様; 山本幹男様
両兄殿
何年振りかのメールです。
三寒に関東は大変ですね。世界も混乱中です。
先だって、久方ぶりに野崎君へ便りをした折に貴兄らも達者でお過ごしと伺い、メールしたしだいです。
昨年の11月カーチャン会と下関から門司眺望を送ります。
登場人物は、向かって左から、成冨、大塚、井川、清水、佐山、池内、石田、銅崎、中川、田中、小林、金沢です。
門司の連中も年を経ても、田中ジュン喫茶に立ち寄っては喋繰りのようです。
小生は72歳に両耳中耳炎、82歳に大腸がんOP、83歳には脊柱管狭窄症を経て現在はなんとか静かにしております。テニスは休止中。
ご存知の伊夫伎兄とは、メール交信しております。彼も胃がんOPで2年目ですが小生同様に再発の気配なしとのことです。彼は時折滋賀は伊吹山の麓で田舎の空気を吸い込んでおるそうです。
連休には下向し、残った家作の処分に目途つける予定ですが苦労の連続です。門司港地区では、駐車場がないと、絶対に買い手はがつきません。
門司のNews届の機会あればメールしましょう。
2018年3月24日
成富満生
ウェブニュースより
大相撲春場所 十両優勝は佐田の海 決定戦制す ―― 大相撲春場所の十両は、幕内の経験が豊富で今場所は十両で相撲を取っていた佐田の海が11勝4敗どうしの決定戦を制し、優勝しました。
春場所の十両は14日目を終えた時点で、明瀬山、琴恵光、そして佐田の海の3人が10勝4敗で並び千秋楽を迎えました。
25日の取組では、琴恵光は敗れましたが、佐田の海と明瀬山は勝って11勝4敗で並びました。このあと行われた優勝決定戦では佐田の海が寄り切りで明瀬山を破り、初めての十両優勝を果たしました。
佐田の海は最高位が前頭筆頭の実力者で、十両東4枚目で臨んだ今場所は初日から5連勝するなど好調で、11勝4敗の好成績を収め、来場所3場所ぶりの幕内復帰が濃厚です。
佐田の海は「今場所は初日から1番でも多く勝って幕内に戻りたいと思っていた。きょうの決定戦では自分らしい攻める相撲を取ることができた。スピードのある相撲を取って早く横綱・大関と対戦できる地位まで戻りたい」と話していました。 (NHK NEWS WEB 3月25日 17時21分)
貴ノ岩、大きな勝ち越し=大相撲春場所 ―― 西十両12枚目の貴ノ岩が、元横綱日馬富士による傷害事件の被害から復帰した春場所の千秋楽で勝ち越しを決めた。臥牙丸の巨体を組み止めて寄り切り、「稽古して、今場所よりも準備ができたらいい。次の場所ですね」と先を見据えた。
師匠の貴乃花親方(元横綱)は皆勤を評価し、「貴ノ岩の人生にとって大きなこと」としみじみ。師匠によると、負傷した頭部の検査を受けることなどから、4月1日に始まる春巡業は最初からは参加しない方針。(2018/03/25-20:06)
春場所千秋楽 優勝の鶴竜は敗れ13勝2敗に ―― 大相撲春場所は大阪市の大阪府立体育会館で千秋楽の取組が行われ、24日に8場所ぶり4回目の優勝を決めた横綱 鶴竜は大関 高安に敗れ、13勝2敗で春場所を終えました。中入り後の勝敗です。
十両の安美錦に妙義龍は、安美錦がはたき込みで勝って勝ち越しました。
大奄美に豊山は、大奄美が寄り切り。
英乃海に千代の国は、千代の国がはたき込み。
千代翔馬に錦木は、千代翔馬が上手投げで勝ちました。
朝乃山に竜電は、竜電が寄り切りで勝ち越し。
隠岐の海に碧山は、隠岐の海が押し出し。
輝に石浦は、輝が寄り切りで勝ちました。
阿炎に大翔丸は、阿炎がはたき込みで勝って10勝めをあげました。
魁聖に勢は、敢闘賞を受賞した魁聖が上手投げで勝って12勝目を挙げました。
大栄翔に正代は、大栄翔が突き落とし。
琴奨菊に北勝富士は、琴奨菊が寄り切り。
琴勇輝に宝富士は、宝富士が寄り切り。
荒鷲に嘉風は、嘉風が寄り切りで勝ちました。
千代丸に玉鷲は、玉鷲が押し出し。
遠藤に松鳳山は、松鳳山が押し出しで勝って勝ち越しました。遠藤は敗れましたが2大関を破った相撲内容などが評価され技能賞を受賞しました。
栃煌山に千代大龍は、千代大龍が押し出し。
逸ノ城に栃ノ心は、栃ノ心が寄り切りで10勝目をあげ殊勲賞に花を添えました。夏場所は大関昇進を目指す場所となります。
御嶽海に大関 豪栄道は、御嶽海が浴びせ倒しで勝ちました。
https://www.youtube.com/watch?v=zpWYO5AlKx4
横綱 鶴竜に大関 高安は、同体取り直しとなった一番で高安が寄り切りで鶴竜を破りました。高安は2場所連続となる12勝目を挙げました。鶴竜は13勝2敗で今場所を終えました。
優勝の鶴竜「また1つ自分が成長できた」
たび重なるけがを乗り越え、8場所ぶりの優勝を果たした横綱 鶴竜は表彰式の土俵下でのインタビューで、「いろいろな思いが込み上げてきます。去年はけがに苦しんだ1年だったが、僕を信じてくれたすべての人に感謝したい。『神様は乗り越えられない試練は与えない』という言葉を信じて、必ず乗り越えられると思ってやってきてよかった」と優勝から遠ざかっていた時期を振り返りながら話しました。
そのうえで、「また1つ自分が成長できたと思うし、これからもっとできるという確信も持てた。また強くなれたと思う。これからも精いっぱい頑張ります」と話し、会場のファンから大きな拍手を受けていました。
八角理事長「熱戦が多かった」
大相撲春場所の千秋楽にあたり、日本相撲協会の八角理事長は15日間を総括し、はじめに「土俵外で騒がせたことは申し訳ない。何よりいい相撲を取って、努力し続けることが大事だ」と述べ、場所中も暴力問題が起きたことなどを謝罪しました。
そのうえで15日間満員札止めとなった土俵については、「熱戦が多かったし1人横綱として鶴竜がよく頑張った。土俵でいい相撲を見せるためには、稽古をしてけがをしない体を作り、力をつけることが大事だ」と話しました。
魁聖・遠藤・栃ノ心 談話
自身最多の12勝を挙げ、敢闘賞に花を添えた魁聖は「毎日、1日が長かった。やっと終わった。自分の記録を超えて12勝できてうれしい」と話し、敢闘賞の賞金の使いみちを聞かれると「貯金します」と答え、笑わせていました。
9勝6敗で今場所を終え、来場所の三役昇進に大きく近づいた遠藤は「勝ち越しは勝ち越しで特別なことではなくいつもどおりです」と振り返り、左四つの相撲が評価され技能賞を受賞したことについては「成長したかどうかはわからないが、評価してもらってうれしい」と話していました。
幕内最重量の逸ノ城を右四つ左上手の四つ相撲で破り、10勝目を挙げ、殊勲賞を受賞した栃ノ心は「一つ一つ集中してやってきた。きょうの勝ちは大きかった」と話し、大関昇進を目指す夏場所に向けては「けがを治して稽古をやらないといけない。どこまで頑張れるかじゃないですか」と意気込んでいました。
三段目優勝は大畑
三段目は、時津風部屋の大畑が千秋楽の優勝決定戦を制して優勝しました。https://www.youtube.com/watch?v=ZLUUUEkaTa0
時津風部屋の大畑と出羽海部屋の久之虎が7戦全勝で並び、千秋楽に優勝決定戦が行われ、大畑が引き落としで勝って三段目優勝を決めました。
大畑は宮城県栗原市出身の21歳。平成26年の九州場所で初土俵を踏み、去年、名古屋場所では自己最高位の幕下40枚目に番付を上げましたが、その場所で体調を崩し、4場所続けて負け越していました。
体調が回復して臨んだ今場所は、得意の左四つに組む相撲で7戦全勝としていました。
大畑は「優勝はうれしいです。きょうはあまり緊張しなかった。今場所は体調も体重も戻ってよい状態だった。まわしを取って前に出る相撲を磨いて、自己最高位を更新して関取を目指したい」と話していました。 (NHK NEWS WEB 3月25日 19時02分)
ウェブニュースより
照ノ富士「一番嫌な相撲」貴ノ岩事件脳裏よぎり8敗 ―― 戦いの舞台を十両に移しての“因縁対決”で元大関が敗れた。西十両5枚目の照ノ富士(26=伊勢ケ浜)が、同12枚目の貴ノ岩(28=貴乃花)と対戦。力なく押し出されて6勝8敗と負け越しが決まった。
昨年10月25日夜、巡業先の鳥取市内で、貴ノ岩が横綱日馬富士(当時)から暴行を受けた傷害事件。現場には照ノ富士もいた。事件当時は番付で照ノ富士は大関、貴ノ岩は東前頭9枚目だった。照ノ富士はケガや糖尿病で、貴ノ岩は負傷がいえず2場所連続全休。そして迎えた今場所、事件やケガがなければ幕内後半戦で当たってもおかしくない両者が、十両の土俵で対戦した。
照ノ富士の相撲は、明らかに力が入っていなかった。四つに組み止めるのか、突き押しで攻めるのか、中途半端なまま左腕をはね上げられると、あっけなく体を崩され土俵を割った。
事件のことは触れにくい。だが、そんなデリケートな部分を照ノ富士は自ら切り出した。「いろいろなことを考えすぎた。相撲界に入って一番、嫌な相撲だった。土俵に上がるまでは、そうでもなかったけど、土俵に上がった瞬間からね。いろいろ入ってきた、頭にね」。モンゴル出身力士の先輩でもある被害者の貴ノ岩、思い出したくもないあの事件現場、加害者として責任をとった部屋の元横綱日馬富士関、事件発覚後に世間をにぎわせた騒動…。脳裏をよぎった、それらの人たち、事象に戦う力をそがれてしまったようだ。半年前までは大関だった力士とは別人のような相撲で、照ノ富士は敗れた。 [日刊スポーツ 2018年3月24日16時18分]
春場所14日目の結果 鶴竜が4回目の優勝 ―― 大相撲春場所は大阪市の大阪府立体育会館で14日目の取組が行われ、横綱 鶴竜が大関 豪栄道に勝って、8場所ぶり4回目の優勝を決めました。
中入り後の勝敗です。
錦木に十両の旭秀鵬は、旭秀鵬がはたき込みで勝ちました。
勢に石浦は、勢が押し出しで勝って11勝目を挙げました。
琴勇輝に大奄美は、大奄美が送り出し。
英乃海に栃煌山は、栃煌山が引き落とし。
豊山に朝乃山は、豊山がはたき込みで勝って2桁の10勝目です。
碧山に千代翔馬は、千代翔馬がとったりで勝って、勝ち越しです。
妙義龍に隠岐の海は、妙義龍が寄り切り、隠岐の海は負け越し。
大栄翔に千代の国は、大栄翔が突き落としで勝って勝ち越しました。
大翔丸に魁聖は、魁聖が押し倒しで勝って11勝3敗としました。
阿炎に琴奨菊は、阿炎が寄り切り。
竜電に荒鷲は、竜電が寄り切り。
宝富士に輝は、同体で取り直しとなり、宝富士が引き落としで勝ちました。輝は負け越しです。
北勝富士に遠藤は、遠藤がはたき込み。
玉鷲に松鳳山は、玉鷲が突き落としで勝って勝ち越しました。
正代に逸ノ城は、逸ノ城が上手投げ。
千代大龍に嘉風は、嘉風が寄り切り。
栃ノ心に千代丸は、栃ノ心が寄り切り。今場所2大関を破った千代丸は負け越しです。
御嶽海に大関 高安は、高安が突き落としで勝って11勝3敗としました。
大関 豪栄道に横綱 鶴竜は、鶴竜がはたき込みで勝ちました。鶴竜は立ち合い豪栄道に押し込まれましたが、土俵際回り込んではたき込みを決めました。
鶴竜は13勝1敗と白星を伸ばし、25日の千秋楽を待たずに8場所ぶり4回目の優勝を決めました。 (NHK NEWS WEB 3月24日 19時13分)
ウェブニュースより
大鵬の孫が序ノ口優勝 納谷7戦全勝、大相撲春場所 ―― 大相撲の東序ノ口18枚目の納谷(18)=本名・納谷幸之介、東京都出身、大嶽部屋=がエディオンアリーナ大阪で開催されている春場所13日目の23日、7番相撲に臨み、押し出しで勝って、7戦全勝で序ノ口優勝を決めた。
幕内優勝32度を誇る元横綱大鵬の孫で、埼玉栄高出身の納谷は先場所、前相撲でプロデビュー。今場所は1番相撲から白星を重ね、3番相撲では、前相撲でも破った朝青龍のおいの豊昇龍に勝利。この日は朝日凰と対戦し、立ち合いから激しい突き押しで圧倒した。
優勝した納谷は「うれしい。優勝はずっと意識はして、すると思っていたので緊張はなかった。しっかり自分の相撲を取れば、負けないので。今後は全勝とはいかないかも知れないが、全部勝ち越して十両まで行きたい」と話した。
188センチ、166キロ。祖父には帰京後、お寺と自宅の仏壇に手を合わせ、報告する予定だという。 (朝日新聞DIGITAL 2018年3月23日11時53分)
大相撲春場所13日目 鶴竜が魁聖やぶり優勝に大きく前進 ―― 大相撲春場所は大阪市の大阪府立体育会館で13日目の取組が行われ優勝争いのトップに立つ1敗の横綱・鶴竜とただひとり2敗で追う平幕の魁聖が対戦し、鶴竜がはたき込みで勝って星の差を2つに広げ、8場所ぶりの優勝に向け大きく前進しました。
中入り後の勝敗です。
十両の明生に妙義龍は、妙義龍が寄り倒しで勝ちました。
錦木に琴勇輝は、琴勇輝が突き出しで勝って今場所初白星をあげました。
石浦に大奄美は、石浦に突きひざがあって大奄美が勝ちました。
碧山に豊山は豊山が寄り切り。
勢に千代の国は、勢が押し出しで勝って10勝3敗としました。
千代翔馬に大翔丸は千代翔馬が上手投げ。大翔丸は4敗目です。
英乃海に竜電は竜電が寄り切り。
隠岐の海に朝乃山は朝乃山が下手投げで勝って勝ち越しです。
琴奨菊に大栄翔は琴奨菊が押し出し。
栃煌山に宝富士は宝富士が寄り切り。
荒鷲に輝は輝が押し出しで勝ちました。
嘉風に玉鷲は嘉風が押し出し。
遠藤に千代丸は、遠藤が引き落としで勝って勝ち越しました。前頭筆頭の遠藤は来場所の三役昇進に大きく近づきました。
阿炎に千代大龍は、阿炎がはたき込みで勝って勝ち越しました。
逸ノ城に松鳳山は松鳳山が寄り切り。
正代に栃ノ心は正代が押し出し。栃ノ心は5敗目です。
御嶽海に北勝富士は御嶽海がはたき込み。
ともに3敗の大関・高安に大関・豪栄道は、高安がはたき込みで勝ち10勝3敗として優勝争いに残りました。
1敗の横綱・鶴竜に2敗の魁聖の一番は鶴竜がはたき込みで勝ちました。鶴竜は立ち合い低い姿勢で当たってきた魁聖を受け止めたあと、すぐにはたき込み魁聖がばったりと両手をつきました。鶴竜は12勝1敗として魁聖など続く力士との星の差を2に広げ8場所ぶりの優勝に大きく前進しました。
春場所は13日目を終え、優勝の可能性は1敗でトップに立つ鶴竜と3敗で追う大関・高安、平幕の魁聖、勢の合わせて4人に絞られ、24日に鶴竜が勝つか3敗の3人がそろって敗れれば、鶴竜の8場所ぶり4回目の優勝が決まります。
魁聖「ちゃんと相撲取りたかった」
前頭筆頭で勝ち越し、来場所の三役昇進に大きく近づいた遠藤は「目の前の相撲に集中してやった結果じゃないですか。また、あしたもしっかり集中してやるだけです」と目をつむって冷静に話していました。
大関どうしの一番を制して優勝争いに残った高安は「あしたの相撲をしっかり準備して、ベストを尽くしたい」と表情を変えずに話していました。
2敗の魁聖をやぶり1敗を守った横綱・鶴竜は「相手の立ち合いが低かったが、体がうまく反応した」と取組を振り返り、あすにも優勝が決まる展開を聞かれると「平常心ですね」と短く答えて会場をあとにしました。
敗れて優勝争いから大きく後退した魁聖は「低く当たろうと思ったが、右足が滑った。もうちょっとちゃんと相撲を取りたかった」と悔しそうに振り返ったあと「あと2番頑張るしかない」と気持ちを切り替えていました。 (NHK NEWS WEB 3月23日 20時24分)
ウェブニュースより
藤井六段が元竜王糸谷八段破る 王座戦本戦T進出 ―― 将棋の最年少プロ、藤井聡太六段(15)は22日、大阪市の関西将棋会館で指された王座戦2次予選の決勝で元竜王の糸谷哲郎八段(29)を破り、本戦トーナメントに進んだ。中学校の卒業式後、最初の対局を勝利で飾った。
対局は藤井の先手番で、中盤以降にペースをつかんだ。終盤は持ち前の読みの正確さを発揮し、89手までで押し切った。
https://www.youtube.com/watch?v=sqMU4W9NYcg
16人が出場する本戦で4連勝すれば、中村太地王座(29)への挑戦者となる。糸谷は2014年に竜王のタイトルを獲得した実力者で、将棋界の記録を次々と塗り替えた“新星”が改めて強さを示した。これで、17年度の通算勝利数を61勝とし、連勝を16に伸ばした。
藤井は2月1日、五段に。同17日には全棋士参加の公式戦で初優勝し、中学生初の六段に昇段した。今月13日には17年度の記録全4部門(勝率、勝利数、対局数、連勝)の1位が確定、最年少「四冠王」となった。
28日に王将戦1次予選で井上慶太九段(54)と対戦、17年度最後の対局を迎える。 [日刊スポーツ 2018年3月22日20時33分]
大相撲春場所12日目 鶴竜の連勝11で止まる ―― 大相撲春場所は大阪市の大阪府立体育会館で12日目の取組が行われ、優勝争いでトップに立つ横綱・鶴竜は、栃ノ心に寄り切りで敗れ、初日からの連勝は11で止まりました。1敗で追っていた平幕の魁聖と2敗だった大関の高安も相次いで敗れ、優勝争いのトップは鶴竜で変わりません。
中入り後の勝敗です。
碧山に石浦は、石浦が押し出しで勝ちました。
琴勇輝に英乃海は、英乃海がはたき込み。
妙義龍に千代翔馬は、千代翔馬がはたき込み。
千代の国に大翔丸は、大翔丸が引き落としで9勝目。
勢に隠岐の海は、勢が引き落としで勝って勢も9勝目です。
竜電に蒼国来は、蒼国来が右足の甲の骨折などで22日から休場し、竜電の不戦勝となりました。
錦木に輝は、錦木が突き落とし。
大栄翔に朝乃山は、大栄翔が押し倒し。
豊山に阿炎は、阿炎が押し出し。
https://www.youtube.com/watch?v=TWn-d_By3Hc
嘉風に栃煌山は、嘉風が寄り切りで勝ちました。
北勝富士に大奄美は、北勝富士が押し出し。
琴奨菊に荒鷲は、琴奨菊が寄り切り。
1敗の魁聖に遠藤は、遠藤が引き落としで勝ちました。魁聖は立ち合いからまっすぐ押して出ました。遠藤の引き技をいったんはこらえましたが土俵際を回りこまれ、再び前に出たところをタイミングよく引かれ土俵を割りました。これで魁聖は10勝2敗に後退です。
玉鷲に宝富士は、玉鷲が押し出し。
千代大龍に松鳳山は、千代大龍が押し出し。
正代に御嶽海は、正代が下手投げ。
千代丸に2敗の大関・高安は、千代丸が突き落としで勝ちました。高安の連勝は9で止まり9勝3敗に後退です。
大関・豪栄道に逸ノ城は、豪栄道が寄り切りで勝って9勝3敗としました。
栃ノ心に全勝の横綱・鶴竜は、栃ノ心が寄り切りで勝ちました。栃ノ心は鶴竜と四つに組み合い、得意の左上手を引くとがっぷり胸を合わせて鶴竜を寄り切りました。鶴竜の初日からの連勝は11で止まり11勝1敗となりました。
この結果、春場所の優勝争いは鶴竜が1敗でトップに立ち、2敗で魁聖、3敗で高安と豪栄道の両大関、平幕の大翔丸と勢の4人が追う展開となりました。
23日の13日目には順当にいけば関脇の御嶽海との対戦が組まれるはずだった鶴竜に対し、魁聖との対戦が組まれ、優勝争いは山場を迎えます。
鶴竜「もう一回、初日の気持ちで」
遠藤に敗れ2敗に後退の魁聖は「立ち合い思ったとおりにいったのに。落ち着いて四つに組めばよかった」と悔しそうに相撲内容を振り返ったあと、「相手の頭が顔にぶつかった。大事な顔が」と話して取材陣を笑わせていました。23日の3日に組まれた横綱・鶴竜との一番に向けては、「頑張ります」と開き直った様子で話していました。
千代丸に敗れて3敗に後退した大関・高安は質問に対して終始無言でじっと前を見つめていました。
栃ノ心に得意の左上手を許し、力負けした横綱・鶴竜は「悪くなかったが、胸を合わせたらいけないですね」と相撲を振り返り、23日の魁聖との一番に向けて、「もう一回、初日の気持ちで、体も気持ちもすべてでね」と話して会場をあとにしました。 (NHK NEWS WEB 3月22日 21時31分)
ウェブニュースより
納谷 序の口V王手 大物感漂わせ「元々Vする気でいた」 ―― 大相撲春場所11日目が行われ、元横綱・大鵬(故人)の孫で序ノ口18枚目の納谷(17=大嶽部屋)が全勝を守った。三段目経験のある序ノ口筆頭の夏野登岩(かやといわ、26=湊部屋)との全勝対決を制して単独トップに躍り出た。
立ち合いで横へ動いた相手に突っ込んで大きな体で一気に前に出て吹っ飛ばした。夏野登岩が土俵下に落ちると「ゴ〜ン」という鈍い音が場内に響いた。涼しい顔の納谷は「きょうもしっかり攻めれた。全然問題ない」と余裕しゃくしゃく。優勝に王手をかけ「優勝は元々する気できた。一番一番、自分の相撲を取れれば」と意欲を見せた。 [スポニチアネックス 2018年3月21日 10:00 ]
大相撲春場所11日目 横綱 鶴竜が11連勝 魁聖は不戦勝 ―― 大相撲春場所は、大阪市の大阪府立体育会館で11日目の取組が行われ、ただひとり全勝の横綱 鶴竜は逸ノ城を寄り切りで破り11連勝としました。1敗で追う平幕の魁聖は、貴景勝の休場による不戦勝で10勝1敗となり、星の差1つは変わりません。
中入り後の勝敗です。
大奄美に十両の旭大星は、旭大星がすそ払いで勝ちました。
妙義龍に朝乃山は、朝乃山が引き落とし。
大翔丸に英乃海は、大翔丸が押し出しで勝ち越し。
琴勇輝に豊山は、豊山が送り出しで勝ち越しです。
栃煌山に石浦は、石浦が押し出しで勝ちました。
碧山に千代の国は、碧山がはたき込みで勝ち越し。
隠岐の海に蒼国来は、蒼国来がすくい投げ。
錦木に大栄翔は、大栄翔がはたき込みで勝ちました。
輝に勢は、勢が寄り切りで勝ち越し。
竜電に嘉風は、竜電が小手投げで勝ちました。嘉風は負け越しです。
阿炎に千代翔馬は、千代翔馬が押し出し。
松鳳山に北勝富士は、北勝富士が押し出し。
魁聖に貴景勝は、貴景勝が右足の挫傷で21日から休場したため、魁聖が不戦勝で21日から10勝1敗となりました。
琴奨菊に玉鷲は、玉鷲が引き落とし。琴奨菊は負け越しです。
遠藤に宝富士は、遠藤が寄り倒し。
荒鷲に千代大龍は、荒鷲が引き落とし。
御嶽海に千代丸は、千代丸が寄り切りで勝ちました。
正代に大関 豪栄道は、豪栄道が送り出しで勝って8勝3敗とし、勝ち越しです。
大関 高安に栃ノ心の一番は、物言いのつく際どい相撲となりましたが、高安が立ち合いから一気に押し込んだ際に栃ノ心の足が出たとして、高安が押し出しで勝ちました。
横綱 鶴竜に逸ノ城は、鶴竜が寄り切りで勝ちました。鶴竜は立ち合いで右四つ左上手の理想的な展開に持ち込むと力で出てくる逸ノ城の寄りをこらえ、まわしを引きつけて寄り切りました。鶴竜は自身初めて初日から11連勝としました。
春場所は10日目が終わって、全勝は横綱 鶴竜ただ1人で、1敗で平幕の魁聖、2敗で大関 高安が追う展開です。
魁聖「自分の新記録作りたい」
勝ち越しを決めた地元大阪出身の大翔丸は「地元で勝ち越せてよかったです。残り4日あるのでしっかり相撲を取りたいです」と笑顔で話していました。
勝ち越した豊山は「しっかり手を伸ばして落ち着いて取れました。あしたもあるし、きょうはきょうです」と充実した表情で話していました。
去年の名古屋場所以来の幕内での勝ち越しを決めた碧山は「うれしいです。最後までいい相撲を取りたいです」と喜びをかみしめながら話していました。
20日は相手のまげをつかむ反則負けで足踏みし、21日に勝ち越しを決めた地元大阪出身の勢は「きのうの負けがあってきょうの勝ちがあると思う。むだな負けはない。応援がいちばん力になります」と機嫌よく話していました。
不戦勝で10勝1敗とした魁聖は「きのうの取組で筋肉痛になっていたのでいい休みになった。運がありますね。いままで12勝したことないので自分の新記録を作りたい」と笑顔で話していました。
勝ち越しを決めたご当所の大関 豪栄道は「立ち合いがよかった。先場所はもろ差しでやられていたので中に入られないようにした。動きは悪くないので集中してやるだけ」と淡々と話していました。
3日目から9連勝で2敗を守った大関 高安は「立ち合いの当たりはよかった。気持ちも上がってきているので残りもきょうのような攻める相撲をとるだけです」と話していました。
4敗となった栃ノ心は「弱いから負けた」と言葉少なでした。
215キロの逸ノ城を寄せつけず、自身初の初日から11連勝とした横綱 鶴竜は「まわしがいいところをとれて自分の形になった。連勝は意識しないように乗っていきたいですね」と落ち着いて話していました。 (NHK NEWS WEB 3月21日 20時17分)
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大相撲春場所10日目 魁聖が敗れ全勝は鶴竜1人に ―― 大相撲春場所は大阪市の大阪府立体育会館で10日目の取組が行われ、横綱 鶴竜は勝って10連勝としましたが、平幕の魁聖は敗れ1敗に後退し、幕内での勝ちっ放しは鶴竜1人となりました。
中入り後の勝敗です。
十両の豪風に碧山は、豪風が突き落としで勝ちました。碧山は3敗に後退です。
朝乃山に英乃海は、朝乃山が上手出し投げ。
妙義龍に石浦は、石浦が寄り切り。
琴勇輝に蒼国来は、蒼国来が上手投げ。
大奄美に栃煌山は、栃煌山がはたき込みで勝ちました。大奄美は3敗に後退です。
豊山に勢の一番は、勢に相手のまげをつかむ反則があり、豊山の勝ちとなりました。勢は3敗となり、勝ち越しは持ち越しとなりました。
千代の国に錦木は、千代の国が引き落とし。
大翔丸に輝は、輝が寄り切り。
大栄翔に千代翔馬は、千代翔馬が寄り切り。
竜電に阿炎は、阿炎が突き出しで勝ちました。
https://www.youtube.com/watch?v=zZ29FTLPEH0
嘉風に隠岐の海は、隠岐の海がかいなひねり。
貴景勝に北勝富士は、北勝富士が押し出し。
https://www.youtube.com/watch?v=nv6H3chclt8
宝富士に琴奨菊は、宝富士が上手投げで勝ちました。
荒鷲に遠藤は、遠藤が寄り切り。
9連勝の魁聖に逸ノ城は、逸ノ城が寄り切りで勝ちました。互いに200キロを超える大型力士どうしの一番は、がっぷり四つで1分を超える熱戦となり、最後は逸ノ城が寄り切って魁聖の連勝を止めました。逸ノ城は8勝2敗と勝ち越しました。魁聖は9勝1敗です。
千代大龍に玉鷲は、千代大龍が突き出し。
https://www.youtube.com/watch?v=k3ZDVJTvpjY
松鳳山に御嶽海は、松鳳山が寄り倒し。
正代に大関 高安は、高安が押し出しで勝ちました。高安は3日目から8連勝で勝ち越しを決めました。
大関 豪栄道に栃ノ心は、豪栄道が送り出しで勝ちました。栃ノ心は3敗に後退です。
千代丸に横綱 鶴竜は、鶴竜が寄り切りで勝ちました。鶴竜は勝ちっ放しの10連勝です。
春場所は10日目が終わって、全勝は横綱 鶴竜ただ1人で、1敗で平幕の魁聖、2敗で大関 高安と小結 逸ノ城が追う展開です。
鶴竜 「まあ、ぼちぼち」
相手のまげをつかんで反則負けとなった勢は「しっかり当たって流れの中ではたいたが指がまげに引っかかった意識はあった。抜いたつもりだったので大丈夫と思ったが結果がすべてです」と自分に言い聞かせるように話していました。
幕内最重量215キロの逸ノ城に敗れ9連勝で止まった205キロの魁聖は「重かったです。がっぷり四つになったとき前に出ようと思ったけど力が伝わらなかった」と話し肩を落としていました。
2敗を守り勝ち越しを決めた逸ノ城は「重かった。がっぷり四つになって横からなにかやろうかと思ったけど、動いたら相手が前に出てくると思ったのでがまんした」と取組を振り返りました。そして、21日に顔を合わせる全勝の横綱・鶴竜との一番に向けては「いつもどうり行きたい」と気を引き締めていました。
3日目から8連勝で勝ち越しを決めた大関・高安は「しっかり手が出た。きょうみたいな相撲をイメージしてあすからも前に出る相撲が取れるといいですね」と手応えを感じている様子でした。
立ち合いの変化で栃ノ心の出足を止め7勝目を挙げた大関・豪栄道は「とっさに。上手をとられないように」と歯切れが悪そうに振り返っていました。
3敗となった栃ノ心は「相手ににらみつけられたので絶対にかましてくると思った。あー、残念」と悔しそうでした。
ただ一人10連勝とした横綱・鶴竜は「まあ、ぼちぼちです。まだ5日ありますから余裕とかそういうのを持たずにしっかり自分の相撲に集中したい」と冷静に話していました。
初の横綱戦も力が及ばなかった千代丸は「いい経験できました。結びの一番は周りが聞こえなくなる感じで興奮しました。きょうが最後ではなく横綱と何回も相撲を取れるよう今の地位をキープしたい」と話していました。 (NHK NEWS WEB 3月20日 18時58分)
sechin@nethome.ne.jp です。
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