昨日のブログのコメントにあるかつて兼愛塾の先生で手伝って下さっていた浅野氏のご指摘のように、牡丹と芍薬を間違えたようです。浅野先生ご指摘有難うございました。という訳で牡丹と芍薬の見分け方を調べてみました。
牡丹の花が散った後、芍薬が5月中旬から、そして百合が梅雨時の6月から8月にかけて花が咲くそうです。今は4月ですから、コメントにあるように時期的にも爺のまちがいで、浅野氏の仰るとおりだとおもいます。
“立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿が百合の花”のことわざは江戸時代の天明年間のことわざ辞典『譬喩尽=たとえづくし』に記載されているといいます。これには、3つの解釈があるそうです。
①美人の形容詞、和服の女性の姿の美しさを讃えたものです。
②立ち上りから芍薬を、座りながら横から牡丹を、歩きながら百合の花を観賞するのが、最も美しく見える花の姿を表しているという見方です。
③3番目は、漢方的解釈です。立つとは、腹が立つことを意味し、腹の筋肉が緊張状態、つまりお臍が縦長の人は、芍薬を服用すれば精神的肉体異常を解消出来ますよ。座ればとは、据わってばかりいて下半身が鬱血し(「瘀血〈おけつ〉」といいます)、尻の重い女性には牡丹を飲みなさい。歩く姿がふらふらし、精神不安、不眠等に悩む繊細な神経の女性には百合を服すれば精神が安定し美しくなります。
江戸時代のことですから、普通には1番の和服姿の女性を指すのでしょう。漢方的解釈は病気の状態、つまり1番とは反対の不美人を言っていますが、「服用することで、健康的な美人になりますよ」ということを言っているのでしょう。
花を見ていると、ボタンは大振りでどっしりとした貫禄があるのが多く、シャクヤクはやや小振りで華やかな(華麗というか)感じのものが多いそうですが、よく似ているものもあります。見分けるのは、花ではなく、葉っぱのかたちと茎の違いです。葉の形を見比べて見ると、ボタンとシャクヤクの違いが分かるそうです。ボタンは葉が大きく広がって、葉先が三つに分かれていますが、シャクヤクの葉はスリムで、葉先は分かれていないそうです。またボタンの茎の下の方をよく見ると、硬い木のかたちをしていて、ボタンは「木」(=木性、樹木)であることが分かるそうです。それにたいして、シャクヤクは「木」ではなく「草」(草性)なのだそうです。
今日は、兼愛塾草創期に先生として手伝ってもらったKN氏とTS氏が我が家を訪ねて下さった。お2人とも当時は大学生で、大学卒業されてからは文通もしていなかったのに、よくぞ忘れずに訪ねて下さいました。KN氏が大学時代の同期会で魚津市から上京されるにあたって、兼愛塾を思い出され川崎市在住のTS氏を誘っての訪問であったそうだが、積もる話で時間の過ぎ去るのも忘れてしまって、朝9時頃から午後の3時ごろまで話し込んでしまいました。sechin@nethome.ne.jp です。
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