瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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ウェブニュースより
 大相撲11月場所 貴景勝と志摩ノ海ともに1敗守る 20日直接対決 ―― 大相撲11月場所は12日目、大関 貴景勝と平幕の志摩ノ海はともに勝って1敗を守りました。優勝争いのトップに並ぶ2人が20日の13日目に直接対決です。
 
 中入り後の勝敗です。
▽琴ノ若に十両の千代ノ皇は、琴ノ若が上手出し投げ。千代ノ皇は負け越しました。
 
▽炎鵬に逸ノ城は、逸ノ城が突き倒し。
 
▽志摩ノ海に竜電は、志摩ノ海が下手出し投げで1敗を守りました。
 
▽明生に千代翔馬は、明生が押し出し。
 
▽千代大龍に徳勝龍は、徳勝龍が押し出し。
 
▽琴恵光に魁聖は、魁聖が押し出し。
▽豊山に碧山は、豊山が押し出し。碧山は負け越しました。
 
▽照強に豊昇龍は、豊昇龍が浴びせ倒し。
 
▽遠藤に新入幕の天空海は、天空海が寄り倒し。
 
▽千代の国に妙義龍は、千代の国がはたき込みで勝ち越しました。
 
▽栃ノ心に北勝富士は、北勝富士が寄り切りで勝ち越しです。
 
▽隠岐の海に琴勝峰は、琴勝峰がはたき込み。
 
▽輝に阿武咲は、輝が押し出し。
▽佐田の海に霧馬山は、霧馬山が寄り切り。
▽若隆景に翔猿は、若隆景が寄り倒し。翔猿は負け越しました。
 
▽小結 高安に大栄翔は、高安がはたき込み。
 
▽小結 照ノ富士に関脇 御嶽海は、照ノ富士が寄り切りで2敗を守りました。
 
▽新関脇 隆の勝に玉鷲は、隆の勝が寄り切り。
 
▽宝富士に大関 貴景勝は、貴景勝が突き出しで1敗を守りました。
 
 11月場所は12日目を終えて1敗で貴景勝と志摩ノ海がトップに並び、2敗で照ノ富士が、3敗で竜電が追っています。20日の13日目は、貴景勝と志摩ノ海が直接対決です。
11月場所12日目 談話まとめ
 23歳の誕生日に白星を挙げて7勝目の琴ノ若は「誕生日はあまり考えずにいった。勝ち越しまであと1勝などよけいなことを考えず1日、一番に臨むだけ。しっかり番付を上げて上位で取組できるようにしたい」とうれしそうでした。
 炎鵬は10敗目を喫し「思い切りいけたと思う。迷いは無い。迷いというよりも自分が弱いだけだ」と何度も目を閉じて苦しそうに話していました。
 志摩ノ海ははトップに並ぶ1敗を守って「何も考えてないので、自分の相撲を取りきるのと、師匠に言われているとおりに取れば大丈夫なのかなと思っている。チャンスだが何も考えてない」と話していました。
 新入幕の天空海は、7勝目を挙げ「勝ち越しを意識せず、内容のいい相撲を取れるように」と笑顔が絶えませんでした。
 千代の国は勝ち越しを決め「うれしい。後悔のないように全力を出しきろうと思った。今場所はあまり褒められた内容がないので、その中でも勝ちにつながるのはいいことだ。残り3日、1日一番、しっかり集中して前に出る相撲を取りたい」と話していました。
 北勝富士も勝ち越しを決め「こんな早く勝ち越せてうれしい。1日、一番、楽しんで。あすからも土俵に上がれることに感謝して頑張ります」と話していました。
 照ノ富士は関脇・御嶽海を圧倒して目標にしていた10勝目を挙げ「やっぱりここから一番、一番が大事なので積み重ねていきたい。あすの一番に集中して11勝にしたいという気持ちだけだ」と話していました。
 盤石の相撲で1敗を守った貴景勝は「あすも集中して頑張る。その日その日に一生懸命やることしか自分にはできない」と話し、20日の志摩ノ海との直接対決については「強ければ勝つし、弱ければ負けると思う。一生懸命やっていきたい」と意気込んでいました。
1敗と好調 幕尻の志摩ノ海
 
 「悔しい気持ちでずっと見ていた」
 ことしの初場所、徳勝龍が「幕尻」で涙の初優勝を果たし、パレードには大勢の人たちが詰めかけた。そのパレードで旗手を務めた志摩ノ海が当時を振り返った。
 31歳の志摩ノ海は、相撲の強豪、高知の明徳義塾から近畿大学に進んだ。徳勝龍は、高校と大学の先輩で3学年上、今は同じ木瀬部屋で切さたく磨している。
 志摩ノ海は、平成24年夏場所の初土俵以降、順調に番付を上げながらも左ひざの大けがで、一時、序ノ口まで番付を落とした。そこから諦めずに相撲を続け、去年の夏場所で、ようやく新入幕を果たした苦労人。今場所、返り入幕の志摩ノ海は「幕尻」、初場所の徳勝龍と同じ幕内でもっとも下の番付だ。
 11月場所は、その志摩ノ海と大関・貴景勝が1敗でトップに並んで終盤戦を盛り上げている。
 12日目は2敗の竜電との一番。
 身長1メートル90センチの相手に頭を下げて食らいつく。最後は相手が出てきたところを下手出し投げで土俵に転がし1敗を守った。押し相撲の志摩ノ海にとっては、自分らしい相撲ではなかった。それでも今場所、「根負けしない相撲を取る」という強い決意が白星を手繰り寄せた。
 後輩の快進撃に「幕尻」優勝の先輩、徳勝龍も「頭を上げずにしっかりおっつけて相撲が取れている。自分はまぐれだった。志摩ノ海は実力と努力でやっている」とたたえた。
 いよいよ、20日は貴景勝との直接対決。優勝争いの行方を左右する一番に向けて「優勝については何も考えていない。いい相撲を取ることだけだ」とこれまでどおり“根負けしない相撲”を貫く決意を示した。
 ことしは徳勝龍に加えて7月場所では照ノ富士も「幕尻」でケガから復活優勝を果たし、幕尻との縁が感じられる1年。
 20日に大関との一番を制しさらに白星を積み重ねることができれば、10か月前、先輩の雄姿に抱いた悔しさを喜びに変えられるかもしれない。   (NHK WEB NEWS 20201119 1905)


 

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