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 今朝のウェブニュースより
 モンゴルで遊牧民の巨大碑文発見 「我が土地よ、ああ」 ―― 8世紀中ごろのトルコ系遊牧民族「突厥(とっけつ)」の巨大な碑文をモンゴル東部の草原で発見した、と大阪大大学院の大澤孝教授(古代トルコ史)が16日発表した。中国の隋・唐の各帝国と時に対立し、時に結びながら中央アジアを支配した突厥の国家体制や制度を解明する貴重な史料となりそうだ。/大澤教授とモンゴル科学アカデミー考古学研究所は5月、ウランバートルの南東約400キロにあるデレゲルハーン山近郊のドンゴイン・シレーと呼ばれる遺跡で、それぞれ全長約4メートルと約3メートルの碑文の残片を発見した。計20行、2832文字の古代トルコ文字(突厥文字)が刻まれ、解読の結果、「我が家よ、ああ」「我が土地よ、ああ」など、死者が家族や故郷との別れを惜しむ文面だった。刻まれた部族の紋章から、突厥第2帝国(682~744年)の王家、アシナ氏の一員の墓碑とみられる。/突厥は、中央ユーラシアの遊牧民族で最も古くに独自の言語と文字を残した。著名な3大碑文(ビルゲ可汗〈カガン〉、キョルテギン、トニュクク〕が19世紀末にモンゴル中部で見つかっているが、それらに匹敵する碑文の発見は約120年ぶり。大澤教授は「地中に埋まっている部分に被葬者の生前の事績が記されている可能性がある」と話す。
 
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 ※ 突厥:突厥〔とっけつ、英語ではTürük(テュルク)、トルコ語ではGöktürk(ギョクテュルク)〕は、6世紀に中央ユーラシアに存在したテュルク系遊牧国家。もともとはジュンガル盆地北部からトルファン北方の山麓にかけて住んでいた部族で、柔然〔じゅうぜん、5世紀から6世紀に欠けてモンゴル高原を支配した遊牧国家〕の隷属の下でアルタイ山脈の南麓へ移住させられ鍛鉄奴隷として鉄工に従事したが、552年に柔然から独立すると、部族連合である突厥可汗(ハガン)国(突厥帝国などと呼ばれることもある)を建て、中央ユーラシアの覇者となる。582年には内紛によって東西に分裂した。/6世紀~8世紀半ばにモンゴル高原から中央アジアにかけての地域を支配したテュルク系(トルコ系)遊牧騎馬民族とその国家。突厥という言葉自体がテュルクの音写表記。独自の文字をもっていたことで知られている。/その首長は可汗(ハガン)と呼ばれた。/アルタイ山脈の麓に住んでいて、当初はモンゴル高原に勢力を伸ばした柔然(じゅうぜん)に従属していたが、6世紀中頃から徐々に勢力を強め、有力氏族であった阿史那(あしな)氏の族長土門〔ブミン、?~552ねん〕は同じテュルク系である鉄勒諸部族を服属させると552年柔然の敕連頭兵伐可汗(ちょくれんとうへいはつかがん)阿那瓌〔あなかい、? - 552年〕を破って独立した。土門は即位して、伊利(イリク)可汗となった。その後三代木杆可汗〔ぼくかんかがん、?~572年〕はモンゴル高原の柔然を滅ぼし、契丹を討ち、キルギスを併せ、ササン朝ペルシャと結んで隣接するエフタルを滅ぼし、大勢力を築き上げた。その領土はモンゴル高原からカスピ海北岸のキプチャク草原に至り、ソグド人などの定住民が居住する中央アジアのオアシス地帯までも支配する大帝国を築き、その支配のもとで中央ユーラシア全域に及ぶテュルク世界の原型が形作られた。/その後、隋の離間策によって東西に分裂した。
 
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目高 拙痴无
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92
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1932/02/04
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 sechin@nethome.ne.jp です。


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