葛(くず)を詠める歌2
巻7-1272:大刀の後鞘に入野に葛引く我妹真袖もち着せてむとかも夏草刈るも
巻7-1346:をみなへし佐紀沢の辺の真葛原いつかも繰りて我が衣に着む
巻8-1538:萩の花尾花葛花なでしこの花をみなへしまた藤袴朝顔の花
◎憶良がこの歌で挙げた七草花は現在にも「秋の七草」として伝わっていますが、その独自の選花は興味深いものがあります。
「萩(はぎ)」は万葉集にも四季の花すべてを通じてももっとも多く詠まれている花で、憶良もさすがにこの花は外すことが出来ないと思ったのでしょう。
「尾花(をばな)」はススキのことで、花としては地味ですがたしかに秋を代表する植物と言えます。
「葛(くず)花」はちょっと意外に感じられる方もいらっしゃるかも知れませんが、秋になると葛の葉の間から大きな赤紫の花を覗かせて咲く花で、この花を選んだ憶良の感性は見事だと思います。
「撫子(なでしこ)」はカワラナデシコのことでこの花もまた、日本女性にも譬えられる可憐な花で、秋の七草の選定には欠かせませんよね。
おなじく、「女郎花(をみなへし)」も万葉集にも多く詠まれており、古来、日本人には馴染みの深い秋の花です。
「藤袴(ふじばかま)」も、その上品なたたずまいで欠かすことの出来ない秋の草花と言えるでしょう。
「朝顔(あさがほ)」は、現在でいう「アサガオ」は万葉の時代にはまだ日本に持ち込まれていなかったと思われ、これは「桔梗(ききょう)」のことだろうといわれています。
憶良のこの歌は「調べ(リズム)」もよく、非常に覚えやすい歌となっていますので、みなさんもぜひこの歌で秋の七草を覚えてみてくださいね。
巻10-1901:藤波の咲く春の野に延ふ葛の下よし恋ひば久しくもあらむ
巻10-1942:霍公鳥鳴く声聞くや卯の花の咲き散る岡に葛引く娘女
ウェブニュースより
藤井聡太王位、竜王戦初挑戦まであと1勝「手探りのところが多かった」 ―― 藤井聡太王位(棋聖=19)が竜王戦初挑戦まであと1勝とした。12日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた第34期竜王戦挑戦者決定戦3番勝負第1局で、先手の永瀬拓矢王座(28)を午後11時36分、184手もの激戦の末に下し、先勝した。
永瀬の9手目先手7八飛と、約11年ぶりに採用した三間飛車に意表を突かれた。その後、お互いに穴熊に囲い合った。「経験のない将棋で手探りのところが多かった」と振り返る。じっくり戦機をうかがう展開から終盤、リードを保って押し切った。
https://www.youtube.com/watch?v=Ncl-2YHvfjY
第2局は今月30日、同所で行われる。「全力を尽くして指せれば」と、特に意識はしていない。藤井が連勝すれば、豊島将之竜王(叡王=31)への挑戦権を獲得すると同時に、現在進行している王位戦7番勝負、叡王戦争5番勝負に次いで、竜王戦7番勝負を争うことになる。最大19番にも及ぶ頂上対決が実現する。 [日刊スポーツ 2021年8月12日23時47分]
バッハ会長は最後まで「ぼったくり男爵」だった!広島訪問全費用を地元に“ツケ回し” ―― 最後まで「ぼったくり」だった。
9日に帰国したIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長(67)が7月16日に広島市を訪問した際の警備費用(379万円)について、広島県と市が折半することが分かった――と12日付の中国新聞デジタルが報じた。
記事によると、バッハ会長は16日午後に平和記念公園を訪れて原爆慰霊碑に献花し、原爆資料館を見学した。この時、市は約3時間、公園の立ち入りを一部規制し、警備会社へ警備を委託したという。県や市はIOCや東京五輪の組織委側に警備費負担を求めたものの受け入れられず、県と市が2分の1ずつ支出することが決まったという。
中国新聞の取材に対し、県と市は「県民、市民の理解が得られる適切な支出と判断した」と説明しているらしいが、広島県民、市民にとっては「冗談じゃない」のが本音なのではないか。県や市がバッハ会長の広島訪問を懇願したのであればともかく、そんな報道は一切なかったからだ。
実際、ネット上でも<コロナ禍なのに強行訪問。それでいてカネは出さないっておかしくないですか><松井市長が呼び掛けた8月6日の黙とう要請も無視しながら、請求書だけはツケ回し?><広島ヤクザの方がよっぽど礼儀がある>などと批判の声のオンパレードだ。
コロナ感染者がどれだけ急増しようが、五輪を強行。感染者が入院すらできずに自宅療養で苦しんでいる中、自分は高級ホテルのスイートルームで豪遊。揚げ句、競技選手らには外出自粛を求めながら、自分は複数のSPを引き連れて銀ブラ……。傍若無人とはこのことで、IOC会長はそんなに偉いのか。
今からでも遅くない。丸川珠代五輪相(50)と東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)は、すぐにバッハ会長の自宅に督促状を出すべきだろう。 【日刊ゲンダイ 公開日:2021/08/12 16:05 更新日:2021/08/12 16:05】
抗議した連盟会長も“ブーメラン炎上” 五輪ボクシング「金」入江に女性蔑視発言の張本氏「嫁入り前のお嬢ちゃんが…」 ―― 東京五輪ボクシング女子で日本勢初の金メダルに輝いた入江聖奈(20)=日体大=をTBS系テレビ情報番組「サンデーモーニング」が取り上げた際、野球評論家の張本勲氏(81)から女性およびボクシングを蔑視した発言があったとして、日本ボクシング連盟が10日付でTBSに抗議文を送付した。
張本氏は8日の放送で「女性でも殴り合いが好きな人がいるんだね。嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技好きな人がいるんだ」などと発言。世界5階級制覇の藤岡菜穂子(45)がツイッターへの投稿で、「どこ目線から発している言葉なのか。偏りがあり知識のない人を炎上商法として使っているのだろうかテレビ局は。そしてボクシングは『殴り合い』ではない」と番組作りの姿勢にも疑問を呈するなど、反響が広がっていた。
日本連盟も11日、抗議文を送ったと発表。ボクシングが暴力的な殴り合いではなく技術を駆使した競技だと抗議し、「女性だからそんな競技に取り組むべきではないという、多様性を否定するようなご発言」の訂正を求めている。
同連盟の内田貞信会長は「張本さんには、もう少し理解を持って女性ボクサー見てもらいたい。入江選手、(銅メダルの)並木(月海)選手も礼儀正しく、女性らしい気配りのある素晴らしい人格を持った選手。誰に対しても模範となる女性であります。『サンデーモーニング』さんにはスポーツの楽しさ、価値観を伝えてもらうように要請したい」と苦言。
ただ、「女性らしい」という表現には、SNS上で張本氏と同様に古い固定観念の表れとの批判も。内田会長はまだ40代で、宮崎市の繁華街に一大キャバクラグループを築いた実業家。張本氏よりは進んだ女性観を持っているはずだが…。 【zakzak 2021.8.12】
sechin@nethome.ne.jp です。
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