昨日の「天声人語」に、花押について書かれていましたので、花押について調べてみました。
花押の押すという字には署名するという意味があり、花のように美しく署名したものをいいます。日本では奈良時代から使用され始めました。
奈良時代から戦国時代後期までは花押を判といっていたが織田信長ら戦国武将が私印を自由に使用するようになったため、区別するため花押を(書き判)といい印章を(印判)というようになったのです。
花押は判を加えるといい、印鑑は判を押すといいます。
花押は本来署名する意味があるので普通に名を書いたうえに花押を加えることはありませんでしたが、その後意味や起源をしらない人が増えてたり、名前と関係ない文字の花押が作られようになり署名してさらに花押を加えることが一般的になってきて徐々にこれが正式な使い方となったのです。
政府閣議における閣僚の署名は、明治以降現在も、花押で行うことが慣習となっています。
企業での稟議、官公庁での決裁などに花押が用いられることがあります。
花押に署名としての効力はあり、押印を要する文書についても花押を押印の一種として認めるべき旨の見解(自筆証書遺言に要求される押印など)が現れるようになりました。
印鑑も花押その文章が真実であることを証明するために押すのです。なので昔は、花押を持つのは元服した時とされていました。小学校の卒業式に学校から印鑑をもらうのは、そんな風習からきているわけです。
現在では、パスポートやクレジットカード署名に花押が使えますし、サイン(花押)の名前は、必ずしも本名と同一である必要はありません(通称名などでも可)。
あと、サインとは“その人である”ことを認証するものなので、同じように書くことが最も重要で、サインした文字が読める、読めないかは問題ではありません。
ウェブニュースより
藤井聡太二冠が無傷の5連勝、1期抜けへ単独首位/将棋・順位戦B級2組 ―― 将棋の藤井聡太二冠(18)が10月21日、順位戦B級2組6回戦で村山慈明七段(36)に勝利、同級での今期成績を負けなしの5連勝とし単独トップに立った。
大活躍の夏から一転、秋に入って黒星が先行していた藤井二冠は、過去0勝1敗だった村山七段に、戦法としても苦戦が続いていた「横歩取り」の出だしから、時間をじっくりかけて大きな1勝。最年少名人記録に必須の1期抜けに向けて、全10局の半分を無傷で折り返した。
https://www.youtube.com/watch?v=cVwVwOwgdgg
最年少でタイトルを2つ獲得、八段に昇段も果たすなど「藤井フィーバー」再来と言われる大活躍を見せていた藤井二冠だが、9月に入って豊島将之竜王(叡王、30)、羽生善治九段(50)の2人に計3敗。過去3年連続で8割を超えていた年度勝率も、久々に7割台に落ちていた。
横歩取りの出だしから、両者とも時間を使って進めた一局は、対局開始から12時間経過した午後10時を過ぎても、まだ中盤の探り合いといった持久戦に。両者の持ち時間が10分を切ったところから、戦いが激化。少しずつリードを積み重ねていた藤井二冠が、最終盤は一気に突き放した。
対局後、藤井二冠は「横歩取りから力戦模様になったんですが、駒があまり前に出にくい将棋なので、どうバランスを取ればいいかわからなかったです」と振り返ると、5連勝で単独首位に立ったことについて「いい形で前半を終えることができたので、一局一局全力を尽くしていきたいです」と、今後の抱負を語った。
藤井二冠には、最年少での名人獲得の可能性が残されている。現記録保持者は谷川浩司九段(58)が持つ21歳2カ月で、これを更新するにはB級2組、B級1組を1期抜けし、初のA級で挑戦権を獲得、さらに名人戦で奪取する必要がある。 (ABEMATIMES 10/21(水) 23:27配信)
sechin@nethome.ne.jp です。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |