紅花(くれない)を詠んだ歌2
巻9-1742: しな照る片足羽川のさ丹塗りの.......(長歌)
題詞:見河内大橋獨去娘子歌一首[并短歌]
訓題:標訓 河内(かふち)の大橋を獨り去(ゆ)く娘子(をとめ)を見たる謌一首并せて短謌
原文:級照 片足羽河之 左丹塗 大橋之上従 紅 赤裳十引 山藍用摺衣服而 直獨 伊渡為兒者 若草乃 夫香有良武 橿實之 獨歟将宿問巻乃 欲我妹之 家乃不知久
万葉集 巻9-1742
作者:高橋虫麻呂
よみ:しなてる 片足羽(かたしは)川(かは)の さ丹(に)塗(ぬ)りの
大橋の上(うへ)ゆ 紅(くれなゐ)の 赤裳裾引き 山(やま)藍(あゐ)もち
摺(す)れる衣(きぬ)着て ただひとり い渡らす子は 若草の
夫(せを)かあるらむ 橿(かし)の実の ひとりか寝(ぬ)らむ
問はまくの 欲(ほ)しき我妹(わぎも)の 家の知らなく
意訳:ここ片足羽川のさ丹塗りの大橋、この橋の上を、紅に染めた美しい裳裾を長く引いて、山藍染めの薄青い着物を着てただ一人渡って行かれる子、あの子は若々しい夫がいる身なのか、それとも、橿の実のように独り夜を過ごす身なのか。妻どいに行きたいかわいい子だけども、どこのお人なのかその家がわからない。
左注:右件歌者高橋連蟲麻呂歌集中出
注訓:右の件の歌は、高橋虫麻呂の歌集の中に出でたり
巻10-1993: 外のみに見つつ恋ひなむ紅の末摘花の色に出でずとも
巻10-2177: 春は萌え夏は緑に紅のまだらに見ゆる秋の山かも
ウェブニュースより
【動画あり】浅草・三社祭の宮みこし 今年はトラックに載って淡々と ―― 東京の祭りを代表する浅草神社(台東区)の三社祭が18日あり、宮神輿みこしがトラックに載って街中を巡行した。新型コロナウイルスの影響で担ぐことはかなわなかったが、観光面で大きな打撃を受ける浅草に久々のにぎわいをもたらした。
3基ある宮神輿のうち「一之宮」のみを装飾したトラックに固定。お囃子はやしが先導し、マスク姿の宮司が人力車で後に続いた。例年のように威勢のよい掛け声はなく、2時間かけて淡々と駆け抜けた。
主催する氏子団体「浅草神社奉賛会」は見物客の密集を避けるため、トラックを人が歩く速さの倍くらいの「人力車並み」で走らせ、巡行ルートを公表しなかった。それでも、観光名所の雷門前には一目見ようと多くの人が集まった。
沿道で見守った雷門中部町会青年部長の佐藤光朗みつおさん(40)は「目の前を通過するお神輿を見てそわそわした。来年こそは担ぎたい」と話していた。
https://www.youtube.com/watch?v=1T88tvR56-E
(東京新聞 2020年10月18日 20時17分)
sechin@nethome.ne.jp です。
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