瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
[3056] [3055] [3054] [3053] [3052] [3051] [3050] [3049] [3048] [3047] [3046]

紅花(くれない)を詠んだ歌2
巻9-1742: しな照る片足羽川のさ丹塗りの.......(長歌)
題詞:見河内大橋獨去娘子歌一首[并短歌]
訓題:標訓 河内(かふち)の大橋を獨り去()く娘子(をとめ)を見たる謌一首并せて短謌
 
原文:級照 片足羽河之 左丹塗 大橋之上従 紅 赤裳十引 山藍用摺衣服而 直獨 伊渡為兒者 若草乃 夫香有良武 橿實之 獨歟将宿問巻乃 欲我妹之 家乃不知久
           万葉集 巻9-1742
        作者:高橋虫麻呂
よみ:しなてる 片足羽(かたしは)(かは)の さ丹()()りの
大橋の上(うへ)ゆ 紅(くれなゐ)の 赤裳裾引き 山(やま)(あゐ)もち
()れる衣(きぬ)着て ただひとり い渡らす子は 若草の
(せを)かあるらむ 橿(かし)の実の ひとりか寝()らむ
問はまくの 欲()しき我妹(わぎも)の 家の知らなく
 
意訳:ここ片足羽川のさ丹塗りの大橋、この橋の上を、紅に染めた美しい裳裾を長く引いて、山藍染めの薄青い着物を着てただ一人渡って行かれる子、あの子は若々しい夫がいる身なのか、それとも、橿の実のように独り夜を過ごす身なのか。妻どいに行きたいかわいい子だけども、どこのお人なのかその家がわからない。
左注右件歌者高橋連蟲麻呂歌集中出
注訓:右の件の歌は、高橋虫麻呂の歌集の中に出でたり

10-1993: 外のみに見つつ恋ひなむ紅の末摘花の色に出でずとも
 
10-2177: 春は萌え夏は緑に紅のまだらに見ゆる秋の山かも  


ウェブニュースより
【動画あり】浅草・三社祭の宮みこし 今年はトラックに載って淡々と ―― 東京の祭りを代表する浅草神社(台東区)の三社祭が18日あり、宮神輿みこしがトラックに載って街中を巡行した。新型コロナウイルスの影響で担ぐことはかなわなかったが、観光面で大きな打撃を受ける浅草に久々のにぎわいをもたらした。
 
 3基ある宮神輿のうち「一之宮」のみを装飾したトラックに固定。お囃子はやしが先導し、マスク姿の宮司が人力車で後に続いた。例年のように威勢のよい掛け声はなく、2時間かけて淡々と駆け抜けた。
 
 主催する氏子団体「浅草神社奉賛会」は見物客の密集を避けるため、トラックを人が歩く速さの倍くらいの「人力車並み」で走らせ、巡行ルートを公表しなかった。それでも、観光名所の雷門前には一目見ようと多くの人が集まった。
 沿道で見守った雷門中部町会青年部長の佐藤光朗みつおさん(40)は「目の前を通過するお神輿を見てそわそわした。来年こそは担ぎたい」と話していた。
https://www.youtube.com/watch?v=1T88tvR56-E
  (東京新聞 20201018 2017)


 

この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


小冊子の紹介
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
[m.m 10/12]
[爺の姪 10/01]
[あは♡ 09/20]
[Mr.サタン 09/20]
[Mr.サタン 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
[爺 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
最新トラックバック
ブログ内検索
カウンター
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © 瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り All Rights Reserved
/