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将棋の藤井聡太七段、4連勝で初の王位リーグ入り ―― 将棋の高校生棋士、藤井聡太(そうた)七段(17)が27日、第61期王位戦(新聞三社連合主催)の予選の決勝で、斎藤慎太郎七段(26)に121手で勝ち、木村一基(かずき)王位(46)への挑戦者を決めるリーグ戦(通称「王位リーグ」)入りを決めた。藤井七段の王位リーグ入りは初めて。2019年最後の公式戦を白星で飾り、今年度のここまでの成績は44対局して34勝10敗(勝率7割7分3厘)となった。
対局は午前10時に藤井七段の先手で始まり、午後8時3分に終局した。藤井七段は「予選が始まった段階からリーグ入りは一つの目標だったので、達成できたのは良かったです。リーグでも一局一局、全力を尽くして指せれば、というふうに思います」と話した。2019年については「タイトル挑戦はできませんでしたけど、トップ棋士の方との対戦で、いろいろ良い経験もできたかなというふうに思うので、この経験を来年につなげていけたらというふうに思います」と振り返った。
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王位戦は、将棋界に八つあるタイトル戦の一つ。全棋士と女流棋士2人が参加し、予選はトーナメント。予選を勝ち上がった8人とシードの4人が紅白2ブロックに分かれ、リーグ戦(通称「王位リーグ」)を戦う。紅白の優勝者による挑戦者決定戦の勝者が、例年7~9月に王位との七番勝負に臨む。
今期の王位戦の予選には162人が出場し、王位リーグ入りの8枠を争っている。
藤井七段は竹内雄悟五段(32)、西川和宏六段(33)、出口若武(わかむ)四段(24)、斎藤七段に4連勝して王位リーグ入りを決めた。
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日本将棋連盟は、来年1月14日に指される第78期将棋名人戦・C級1組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)8回戦78期18局のうち、藤井聡太七段―小林裕士(ひろし)七段(43)戦のみ、1月16日に変更する、と発表した。日程のみの変更で、対局場所は大阪市福島区の関西将棋会館で、当初予定どおり。 (朝日新聞DIGITAL 12/27(金) 21:01配信)
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