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初めて、タバコを使用したのは北米の先住民と言われ、一説によると年代は8000年前にまでさかのぼります。
 タバコは、ナス科に属しアメリカ大陸原産の植物です。当時は、タバコとは単に楽しみを得るためのものだけではなく、むしろ儀式や治療に大切な役割を果たしていたと推測されています。ちなみに、太陽を崇拝するマヤ族は、火と煙を神聖なものとし、神官が神前でタバコの煙を吸っていたといわれています。
 1492年、クリストファー・コロンブスと共にバハマ諸島に上陸したヨーロッパ人たちは、タバコを贈り物として受け取りました。これをスペインに伝え、スペインからヨーロッパ各地の貴族の間に広まっていきました。

 この時、コロンブスがタバコを持ち帰らなければ・・・世界も変わっていたことでしょう。
 コロンブスの発見から50年後の1543年、種子島に鉄砲とともに伝えられたと言われています。日本でのタバコは、産地として定着したところでは、鹿児島の指宿(いぶすき)といわれています。
 その後、1601年にキリスト教伝道師が、徳川家康にタバコの種子を送ったことから、タバコを医薬品と聞きつけた家康が、タバコ栽培を奨励したために広まったといわれています。
 ところが、米の作付け面積が減少することを危惧した徳川幕府は、1605年を皮切りに数回にわたり、タバコに関する禁令を出しています。しかも、この時の禁令の理由は「タバコは害多し」からといわれています。
 やがて、明治期に入ると日本でも紙巻タバコが登場し、政府は税収入の増大を図るため「煙草専売法」により国の管理下におきました。以来、大蔵省専売局から日本専売公社へと引き継がれ、昭和60年3月までの専売の時代が続きます。 現在は、民営化され日本たばこ産業(JT)と契約した農家のみ原料用として栽培することができ、JTは農家が売り渡す葉タバコの全量購入を義務付けられています。

ウェブニュースより
 力士はたばこを吸ってはいけないのか? 相撲界の喫煙事情を解説 ――
力士の喫煙が、SNSで話題になっている。ある幕内力士の食事会での写真が出回り、テーブルの上には灰皿と吸い殻などが写っていた。がっかりするファンもいれば、「そのくらい大目に見てやれ」という反応もあった。
 角界に限らず、かつては公の場での喫煙は日常的なことだった。国技館のマス席にはたばこ盆が置かれ、力士は支度部屋でたばこを吸っていた。
 日本相撲協会は2005年初場所から国技館内を全面禁煙にし、マス席から灰皿を撤去した。当時、支度部屋は厳密にルールが守られていなかったが、2007年春場所から禁煙が徹底された。その後、支度部屋に隣接する通路のような吹き抜けに灰皿が置かれ、取組の前後にはそこで吸う力士もいた。今は、そこに出入りすることもできなくなった。現在、力士が場所入りした後にたばこを吸うためには、支度部屋を出て階段を上り、所定の喫煙所まで出向く必要がある。
 巡業先でも状況はほぼ同じ。どこの体育館も館内は禁煙。巡業事情を知る、ある親方は「巡業の支度部屋で隠れて吸うと問題になる。隠れて吸われると困るから、喫煙所を作ってもらうようにしています」と話す。
 所属する部屋での喫煙事情は、師匠の考え方によって異なる。かつては、「たばこを吸ったらクビ」という厳しいルールを設ける部屋もあった。ごく少数だが、稽古を見ながら、上がり座敷で紫煙をくゆらせる親方もいる。傾向として、師匠が喫煙者だと、力士も容認されがち。稽古場の陰に灰皿が置かれ、力士の稽古後の一服が珍しくない部屋もある。
 かつての横綱を例に挙げるだけでも、栃錦、初代若乃花、柏戸、栃ノ海、佐田の山らは喫煙者だった。千代の富士は現役途中で禁煙し、横綱になった。近年の横綱でも喫煙者はいるが、力士のアスリート化は年々進んでおり、今は少数派。十両以上の関取70人のうち、喫煙者は十数%ほど。8、9人に1人程度の割合だ。
 一般的に力士としては、吸わない方が体にいいことは間違いない。しかし、禁煙者だから出世し、喫煙者は横綱になれないかといえば、そうでもない。プロ野球選手や、サッカーの日本代表クラスでも喫煙者はいる。

 違法行為ではないから、吸うかどうかは本人の考え方次第。ただし、時代とともに喫煙者への視線は変わってきている。ファンの受け止め方は、必ずしも前向きなものばかりではない。SNSでアップする可能性がある写真には、配慮があってもいい。「関取衆は子どもやファンに夢を売る仕事なので、できれば見えるところで吸ってほしくない」と指摘する親方もいる。    [日刊スポーツ 202381960]


 

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目高 拙痴无
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1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


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