瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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8b1c6a8e.jpg ここ1週間ほど鼻風邪をひいたらしく、立ち上がってちょっと動いただけで洟(はな)水がだらだら。婆様が鼻水に聞くという点滴薬をかってきてくれたが、あまり効果はない。という訳で徘徊はお休みになってしまい、毎日テレビの前で、時代劇を見たり、大相撲を見たりで、誠に怠惰な日を過ごしてしまった。
 成人の日には、今年は丑年だから近くの牛嶋神社では何かやっているに違いないと、出かけてみた。初詣の親子連れのお参り客が多かった。撫で牛のところには列が出来、沢山の老若男女が交互に牛を撫でながら、無病息災を願っていた。
 江戸時代、腕力や体力を鍛えた者が、重い石を持ち上げて力競べなどを行ったという。この時に用いた石を力石と呼び、江戸や大坂では力自慢たちにより、‘力持番付’が付けられるほど、盛んに行われたそうじゃ。その発祥は、本所・深川であったと考えられているらしい。また農村では、おとなに仲間入りするための通過儀礼のひとつとされていたという。力石を使った力競べは、明治時代以降は廃れていったが、牛嶋神社の境内には9個の力石が集められているる力石には、重さや年号が刻まれるばかりではなく、強さの代名詞として刻むことも多くあり、「麒麟」石や「雲龍石」もこうしたうちの一つなのじゃ。 中には、石を持ち上げた力持ちの名を刻む場合もある。「内田店平蔵」とは、寛政6年(1794年)から活躍していた‘石の平蔵’のことで、各地にその名を残した職業的力持ち力士だったようである。「馬石」は、馬の顔のように長い石で90cmもあり、「さし石」は、この石を差し上げたことから刻まれたようじゃ。 コンクリートで固定されているために、重量については不詳でわるが、刻まれた数値を信ずるならば、45貫目から55貫目(約169キログラムから206キログラム)もあることになるようじゃ。
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 何だか洟水で鼻の下が被れてきたようなので、以来徘徊は見合わせている。明日はどうなることやら。
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