椿を詠んだ歌1
ツバキ科の常緑高木です。ヤブツバキ、ヒゴツバキ、ユキツバキなど種類が豊富です。椿は古事記にも登場し、古くから神聖な樹木として扱われていたようです。
万葉集には椿を織り込んだ歌が9首あります。
巻1-0054: 巨勢山のつらつら椿つらつらに見つつ偲はな巨勢の春野を
※坂門人足(さかとの-ひとたり、生没年不詳)
飛鳥(あすか)時代の人。「万葉集」巻1に、大宝(たいほう)元年(701)太上天皇(持統天皇)が紀伊(きい)をおとずれたときによんだ短歌が1首おさめられているだけです。
巻1-0056: 川上のつらつら椿つらつらに見れども飽かず巨勢の春野は
※春日倉老(かすがのくらの-おゆ、生没年不詳)
飛鳥(あすか)-奈良時代の官吏、歌人です。僧でありましたが、大宝元年(701)還俗(げんぞく)して春日倉首(おびと)の氏姓をあたえられ、追大壱をさずけられました。和銅7年常陸介(ひたちのすけ)となります。「万葉集」に歌8首、「懐風藻」に漢詩1首がおさめられています。法名は弁基、あるいは弁紀といいます。
巻1-0073: 我妹子を早見浜風大和なる我を松椿吹かざるなゆめ
※長皇子(ながのおうじ、?~715年)
飛鳥(あすか)-奈良時代、天武天皇の第4皇子です。母は天智(てんじ)天皇の娘大江皇女で、弓削(ゆげの)皇子の同母兄です。栗栖(くりす)王、長田(ながた)王、智努(ちぬ)王、大市(おおいち)王、広瀬女王らの父でか。和歌をよくし「万葉集」巻1・2に5首のせられています。和銅8年6月4日死去。長親王、那我親王とも表記します。
巻7-1262: あしひきの山椿咲く八つ峰越え鹿待つ君が斎ひ妻かも
巻13-3222: みもろは人の守る山本辺は馬酔木花咲き末辺は椿花咲くうらぐはし山ぞ泣く子守る山
巻19-4152: 奥山の八つ峰の椿つばらかに今日は暮らさね大夫の伴
ウェブニュースより
香港デモ、警察が感染防止理由に警告 催涙弾で強制排除 ―― 中国政府が香港での反政府的な動きを取り締まる国家安全法制の整備に着手したことに抗議するデモが24日、香港の繁華街であった。警察はデモを阻止するため、集まった市民に催涙弾を繰り返し発射している。
この日はSNS上で香港島中心部の大通りを行進するデモが呼びかけられていた。出発地点の銅鑼湾(コーズウェイベイ)には数千人の市民が集結。「香港独立」などと書かれた旗を掲げて道路を占拠した。
警察は各地に2千人規模の警察官を配置して警戒態勢を敷いた。新型コロナウイルスの感染防止などを理由に実施を認めないとの警告を出した後、催涙弾を断続的に発射し、強制排除に乗り出している。 (朝日新聞DIGITAL 2020年5月24日 16時10分)
sechin@nethome.ne.jp です。
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