瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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 午前5時。桜橋の上で前方のビルの上にご来光。墨堤通りを北上、何時ものように水神大橋を渡って川沿いの遊歩道を南下。本日は風もなく朝日を浴びての徘徊となる。瑞光橋から見るリバーサイド隅田のビルと東京スカイツリーが競うようにその姿を川面に写している。
 明治通りを横切り、橋場のマンションの裏庭では今、木槿(むくげ)の花が盛りである。花の大きさは10~18㎝。この花は大韓民国の国花と聞く。白氏文集(白居易の詩文集)、巻十五「放言其の五」に「槿花(むくげ)」を歌った詩がある。
23a02dee.JPG 「泰山は偉大だからといって小さなものを侮る必要は無いし、/顔回は短命だからといって彭祖の長寿を羨む心は無かった。/松の木は千年の寿命があるといっても、最後には朽ち、/朝顔の花は一日の寿命であっても、それを栄華とする。/されば、どうして現世に恋着し常に死を気に病む必要があろう。/さりとてまた、我が身を嫌ってむやみに生を厭うこともない。/生れては死ぬ、これはすべて幻にすぎぬ。/幻にすぎぬ人たる我が身、哀楽などどうして心に懸けよう。」
 ここで槿花は朝顔の花と同一視され、一日花との誤解があるが、朝花が開き、夕方には凋(しぼ)んで、また翌朝開き、一重のもので2-3日。八重の長く咲くもので2週間位、一輪の花を楽しむことができる。
 日本語では古くは朝顔(あさがお)、後に無窮花(むくげ; 「無窮花」の呉音読み)、木槿花(もくげ)と呼ぶようになったが、植物学では木槿(ムクゲ)と当て字をして読むのを和名としている。江戸時代中期から後期頃にかけて、ムクゲには「木槿」の字が使われるようになり、アサガオを「朝顔・蕣」と書くようになったのであろうと考えられている。

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スカイツツリーと木槿
毎日暑いですね。
御元気な様子何よりです。

今日田端の大久寺へ行く車中,ポケモンラリーに参加してる子供達の「アッ!東京スカイツリーだ~」の声に車窓を見ますとくっきりとタワーがそびえてました。丁度北千住にさし掛かったところです。ニュースでは聞いておりましたが、遅れ馳せながらその形を私は始めて見ました。
今朝の散策で撮られた、ビルと並んで川面で高さを競うアングルとても素敵な写真ですね。

墓参りを終え、脇道に入り日枝神社へ立ち寄りました。階段を登ったところに白い木槿の花が風にゆれて涼しげに咲いてました。思わず見とれ足を止めました。今年初めて見る木槿の花です。
場所は違いますが偶然同じものにしばし目が止まったのですね。
ブランカ 2010/07/27(Tue) 編集
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