救いようが無い大相撲

　早朝は雨で、徘徊しそびれた。
　テレビは今夜のサッカー、オランダ戦の報道ばかり、昨夜ビデオに録画しておいた「鬼平犯科帳」を見た。
　朝日新聞のトップ記事は大相撲の野球賭博に関するもの。次から次へと新しい事実が判明し、この分では武蔵川理事長の辞任問題にまで発展しかねないとある。
　今朝のウェブニースから。

　ついに協会トップの部屋から…雅山も賭博関与 ―― 　大相撲の賭博問題で、元大関の幕内・雅山（32＝武蔵川部屋）が賭博行為を認める上申書を提出していたことが18日、分かった。野球賭博ではないとみられるが、弟子の賭博関与で師匠・武蔵川理事長（元横綱・三重ノ海）の進退問題が浮上しそうだ。また時津風親方（36＝元幕内・時津海）と境川部屋の幕内・豪栄道（24）、豊響（25）が野球賭博への関与を認めていたことが新たに分かった。相撲協会内部からは名古屋場所（７月11日初日、愛知県体育館）開催自粛を求める声も上がった。／一連の賭博問題で、ついに協会トップの部屋から申告者が出た。元大関の幕内・雅山が相撲協会に賭博行為をしていたとの上申書を提出していたことが明らかになった。／岡山県内で行われていた武蔵川部屋の合宿に参加していた雅山はこの日夕方に帰京。羽田空港で報道陣に「僕の口からは何も言えません。協会と警察に一任しています」と話した。／雅山は、野球賭博に関与した上申書を提出した大関・琴光喜、幕内・豊ノ島らと同じグループで巡業などでも行動を共にしている。ただ、複数の関係者によれば、雅山が関与したのは、暴力団関係者とのつながりが指摘される野球賭博ではなく、麻雀、花札などの賭博とみられる。／雅山の師匠である武蔵川理事長はこの日、報道陣の質問にも無言を貫いて相撲協会を後にした。弟子が賭博行為をしたとなれば、当然師匠の責任も問われることになる。賭博問題に対する執行部の対応に不満を持つ協会員は多く、ある親方は「自分のところの弟子が賭博をしておいて、自分だけがのうのうと理事長の座に居座っているのは許さない」と憤っている。／雅山が野球賭博に関与しているかどうかにかかわらず、武蔵川理事長の進退問題に発展することは避けられない。／また、この日、境川部屋の幕内・豪栄道と豊響も野球賭博への関与を認める上申書を相撲協会に提出したことが新たに判明した。豪栄道は昨年夏場所に新関脇となり、期待の日本人力士として注目されている。豊響は迫力のある突き、押しで三賞を３度受賞している。ともに若手のホープだ。この２人も雅山、琴光喜らと同じグループとみられる。２人の関与は賭博汚染の根深さを象徴している。／相撲協会によると、新たに名前の出た親方や力士から事情を聴く予定は決まっていないという。週明けの２１日に緊急の理事会を開催。外部の有識者らで構成する調査チームの第１回会合も予定している。賭博に関与した親方、力士の名前が次々と明らかになる中、協会がどんな対応を取るのか注目される。 （Sponichi Annex 2010年06月19日 ）