暴力団

　桜橋～水神大橋の間を右回り、すなわち台東区側の遊歩道を北上、明治通りを横切り荒川区の遊歩道を水神大橋まで北上すると、水神大橋を渡り、東白鬚公園を抜けると、墨堤通りを南下し、桜橋を渡って帰宅した。今日は隅田川を溯る荷役船が多いように思われた。
　此処の所、朝の報道番組はサッカーと野球賭博の報道でもちきりのようだ。今朝も大相撲の７月場所（名古屋場所）が開催不能となるのでは？ などと報道されていたが、大相撲に限らず、スポーツ界・芸能会はもとより、宗教界、政界、もしかしたら法曹界だって暴力団との腐れ縁は掘り起こせば起すほど、恐らくキリがないことになろう。
　「暴力団」という呼称は、警察やマスコミが戦後に命名したものであるが、現在では法的にも正式なものとなっているらしい。また、法的には警察により指定されることによって暴力団として成立する。したがって、いかに反社会性があっても指定暴力団にならない限りは団体自体を法の網にかけることは困難であり、近年特定団体に所属しない形で生き残りをかける地下組織化、マフィア化が進んでいると言われている。
　指定を受けた暴力団は各種の規制を受け、その構成員（指定暴力団員）が、暴力団対策法で禁止されている、いわゆる「暴力的要求行為」（同法第9条）を行った場合には、中止命令が発せられるのである。 現在、全国で22団体が「指定暴力団」となっている。
規模の大きい山口組（約3万8,000人）、住吉会（約1万2,700人）、稲川会（約9,300人）の主要3団体は、全暴力団勢力の約72％を占めており、主要3団体による寡占化と山口組への一極集中が特徴となっているという。