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堅香子(かたかご)を詠んだ歌
 
堅香子(かたかご)は、カタクリと言われています。ユリ科のコバイモという説もあるそうですが、ここでは、カタクリとして説明します。片栗(かたくり)はユリ科の多年草です。山林の中に生える小さな(高さ、15センチほど)花です。3月~4月にかけて、紫がかったピンクの花びらの可憐な花を咲かせます。片栗粉の材料として有名ですが、今ではほとんどの片栗粉はジャガイモの澱粉(デンプン)から作られます。
 
 
万葉集にはたった1首にしか登場しませんが、大伴家持(おおとものやかもち)が詠んだ歌として有名です。
19-4143:もののふの八十娘子らが汲み乱ふ寺井の上の堅香子の花
 
櫻皮(かには)を詠んだ歌
 
櫻皮(かには)は、桜の木の樹皮(じゅひ)だと考えられています。桜、特に山桜や霞桜(かすみざくら)などの樹皮は、はがれにくい性質を持っているので、弓や家具などに巻いたり張ったりし、強く丈夫なものにすることができるのだそうです。
 
櫻皮(かには)は、白樺(しらかば)の樹皮だという説もあります。
 
万葉集には1首だけに詠まれていますが、その歌には「櫻皮(かには)巻き作れる舟」ということばがあり、この桜の皮を巻いて作った舟と考えられています。
0942: あぢさはふ妹が目離れて敷栲の…… (長歌)

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目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
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くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


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