瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
吉原七不思議は、東京都台東区に江戸時代から存続している遊郭街吉原を舞台にした駄洒落です。不思議と言っても怪談である本所七不思議などとは違って、こちらはユーモアや冗談を中心にした駄洒落です。七不思議と言っても7つ以上のエピソードが存在します。
①大門(おおもん)あれど玄関なし
吉原遊郭の入口には「吉原大門」と呼ばれる楼門がありました。門の向こうは遊ぶ場所、どこぞのお屋敷へ通じるわけではありません。
②茶屋あれど茶は売らず
茶屋といえば街道筋などの休憩所のことだが、吉原では「引き手茶屋」、すなわち遊女や遊郭の紹介所を指します。茶を出してくれるわけではありません。
③角(すみ)町あれど中にある
「角町」とは遊郭内の一区画の名で、吉原街の中ほどにありました。角っこにあるわけじゃねえよ、という駄洒落。
④揚屋あれど揚げはなし
「揚屋町」も区画の名です。揚げものを売っているわけではないという駄洒落。
⑤やり手といえど取るばかり
やり手とは遊女の管理や営業を行う「遣り手ババア」のことです。「やる」とは言っても金を取るだけという皮肉です。
⑥年寄りでも若い衆
遊郭に勤める男性の従業員は歳に関係なく「若い衆」と呼ばれていたことをからかったものです。
⑦河岸(かし)あれど魚なし
「河岸」とは低価格で遊べる場末の遊郭の俗称です。魚河岸ではないから、当然魚も売っていない。
⑧水道あれど水はなし
当時の吉原の突き当たりや町はずれを「水道尻」という俗称で呼んでいました。べつに水道(水路)が引いてあるわけでもありません。
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プロフィール
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目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
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くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
sechin@nethome.ne.jp です。
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