ウェブニュースより
大相撲初場所 11日目 横綱 照ノ富士と関脇 御嶽海が10勝目 ―― 大相撲初場所は11日目です。ここまで1敗の横綱 照ノ富士と関脇 御嶽海はともに勝って、10勝目を挙げました。
中入り後の勝敗です。
▽王鵬に十両の荒篤山は荒篤山が突き出しで勝ちました。
王鵬残念、祖父・元横綱大鵬の命日に勝ち越しならず 荒篤山に敗れ4敗目
★王鵬「下を見て当たってしまったのが敗因。(この日は祖父の元横綱大鵬の命日で)毎年聞かれますけど、一番も負けていいと思った日はない。自分でやることに理由はつけたくないけど意識はありました」
▽琴恵光に一山本は琴恵光が寄り切りで勝って勝ち越しを決めました。
☆琴恵光「今日は自分の相撲が取れることができた。(勝ち越しを決めて)場所前からしっかり稽古できたのがつながっている」
★一山本「もう少し相手を見るべきでした。(7敗目に星数は)どうしようもないんで、明日から気持ちを切り替えて頑張るだけと思っています」
▽千代丸に碧山は碧山が寄り切り。
☆碧山「突いて前に出ようと思ったが、差してしまって出るしかなかった。結果よかったです。(白星先行で)少し安心できるけどまだまだ。4日あるんで、最後までやっていきたい」
▽栃ノ心に千代大龍は千代大龍が引き落とし。
▽豊山に照強は照強が巻き落とし。
▽佐田の海に魁聖は佐田の海が寄り倒し。
▽剣翔に天空海は天空海が寄り切りで勝ちました。
▽妙義龍に若元春は妙義龍が右太もものケガで19日から休場し、若元春の不戦勝です。
▽石浦に翔猿は石浦が寄り切り。
★翔猿「入られないようにといったが、入られてしまった。小さい相手は苦手です。(残り4日)思い切り自分の相撲に集中して頑張ります」
▽琴ノ若に宝富士は琴ノ若が押し出しで勝って勝ち越しました。
☆琴ノ若「終始、先に動いて攻められたのがよかった。(勝ち越しを決めたが)まだ場所が終わった訳ではない。もっと気持ちを強く持って出し切れればいいと思います」
▽隠岐の海に千代の国は千代の国がはたき込み。
☆千代の国「(連敗を10で止め)うれしいです。(連敗中は)いい気分ではないですね。(師匠=元大関千代大海の九重親方からは)『気持ちばかり先走って伴っていない』などたくさんアドバイスをいただきました。変わらず相撲だけに集中していきたい」
▽志摩ノ海に遠藤は志摩ノ海が右太もものケガで19日から休場し、遠藤の不戦勝です。
▽阿炎に逸ノ城は阿炎がはたき込み。
☆阿炎「(土俵際で逆転)自然と体が動いた。攻める意思があったので、最後の最後に良かった。(優勝争いに絡む活躍)そういうのは気にせず、明日の一番にまた集中していきます」
▽玉鷲に霧馬山は霧馬山が寄り倒し。
☆霧馬山「少し危なかったけど、相手を見て相撲がとれた。(4連勝に)まだそういうのは考えない。前に前にですね」
▽若隆景に宇良は若隆景が押し出し。
★宇良「今日も相撲をとれましたね。(内容は)分からないです。(中に入りたかったか)そこにこだわっていなかったので。(黒星先行も)何も感じないです。(残り4日)頑張りたいです」
▽阿武咲に大栄翔は阿武咲が押し出しで勝ちました。大栄翔は負け越しです。
☆阿武咲「慌てず相手を見ながらいけた。最初に型にはまった方が強いと思っている、押し相撲は。そういう意味で集中していった」
▽明生に北勝富士は北勝富士が押し出し。
☆北勝富士「前に出る意識をしっかり持っていて体も動いてくれてよかった。(通算300勝に)それぐらい勝ててうれしい気持ちと1つ1つ星を伸ばしていけたらという思い。残り4つ、いい相撲をとれるよう頑張ります」
▽豊昇龍に隆の勝は豊昇龍が上手出し投げ。
▽御嶽海に大関 正代は御嶽海が寄り切りで勝ってふた桁の10勝目。1敗を守りました。正代は4勝7敗となりました。
▽横綱 照ノ富士に千代翔馬は照ノ富士が寄り切りで勝ってこちらも1敗を守りました。
初場所は11日目を終えて1敗で照ノ富士と御嶽海が並び2敗で平幕の阿炎が続いています。
新入幕 王鵬「前に出て元気な相撲を取りたい」
新入幕の王鵬は19日、祖父の元横綱・大鵬、納谷幸喜さんの命日に敗れ、勝ち越しとなる8勝目をあげられませんでした。
王鵬は「自分のやることに理由はつけたくないが、勝ちたいという気持ちはあった」と悔しさをにじませました。
そのうえで、幕内で初めての勝ち越しに向けて「心地いい疲れで、気持ちよく相撲を取れている。前に出て元気な相撲を取りたい」と気持ちを切り替えていました。
勝ち越しを決めた琴恵光は「自分の流れで相撲を取れていると感じている。場所前から稽古がしっかりできたのがつながってる」と納得の表情でした。
琴乃若は3場所ぶりに勝ち越しを決め「先に自分から動いて攻め切れたのでよかった。ここまで、しっかり前に攻める相撲ができていると思う。いい相撲を取って白星を挙げたい」と気を引き締めました。
千代の国は今場所初白星をあげ「本当に相撲だけに集中して臨んだ。うれしい、頑張りました」とほっとした様子でした。
9勝目の阿炎は優勝争いについて問われるも「そういうことを気にせず、あしたの一番に集中したい」と淡々とこたえていました。
北勝富士は小結・明生に勝って通算300勝となる節目の白星をあげ「そのくらい勝てて、うれしいなという思いと、これからまた1つずつ星を伸ばしていきたい」と意欲を示しました。
関脇の御嶽海は大関・正代を破って三役では自身初となる2場所連続でふた桁勝利をあげ「きのう負けてしまったので、絶対白星を取ろうと思っていた。こんなに早くできると思っていなかったので、よかった」と笑顔を見せました。
そのうえで、残る4日間に向けて「自分の相撲、引かない相撲、前に出る相撲、魅力のある相撲を取っていきたい」と話していました。
同じく10勝目をあげた横綱・照ノ富士は「1日1番集中してやっているだけ。毎日ベストを尽くして頑張っていきたい」といつもどおり淡々とこたえていました。
一方、結びの一番で敗れた千代翔馬は「横綱は重さだけではない。柔らかくて、まわしを離さない。すごく安定している」と話していました。 (NHK WEB NEWS 2022年1月19日 19時31分)
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